本を処分するふたつの方法とその比較
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本
目次
1.はじめに
我が家はそんなに広くないので、私が使える本棚のスペースも、それほど潤沢ではありません。そのため、私は、紙の本を、1回勝負で読んでどんどん捨てる、という方針で読んでいます。
本をどんどん捨てるとして、その方法には、大きく分けて、2つあります。廃品回収に出すか、売るか、です。
この2つの方法は、一長一短です。以下の通り、この2つの方法を比較した結果、私の好みは、廃品回収でした。今後は、廃品回収にしようと思います。
2.廃品回収
(1)廃品回収という方法
多くの地域で、月に1回、廃品回収の日があると思います。本も、廃品回収に出すことができます。通常は、新聞と別の束にして、ビニールひもなどで縛って出す、というルールではないかと思います。
(2)どのように廃品回収に出すのがお手軽か
廃品回収に出すための手間は、縛って回収場所まで持って行くだけです。
しかし、廃品回収は月に1回しかない上に、それほど緊急性が高くないため、忘れがちです。また、私の住んでいるところでは、廃品回収の回収時間は、休日の午前中に設定されていますが、その日の朝にやろうとすると、寝坊したときや遠出するときにばたばたするため、前日までに縛っておくことが望ましいです。
これらを計画的に行うためには、廃品回収とその準備を、タスク管理システムに登録しておくとよいです。Toodledoなら、毎月第1日曜日といった繰り返しタスクを作ることもできるため、定期的にやってくるタスクを管理するにはうってつけです。
(3)廃品回収の長所と短所
a.本を汚せる
廃品回収によって本を処分するメリットのひとつは、本を汚せることです。書き込んでも、折り曲げても、破っても、お風呂で読んでぶにゃぶにゃにしても、まったく気にする必要はありません。
その本を最終的には売ろうと思っていると、あんまり汚したくなくなります。汚れていなくても買い取り金額はたいしたことないのですが、書き込みで汚した本を売るのもどうかなあという気持ちになります。また、その本が流通する可能性があるため、何でもかんでも書き込むわけにはいきません。自然と、書き込みなどに対して、心理的な抵抗が生まれます。
これに対して、廃品回収に出すなら、汚れを気にする必要はありません。汚れていても、きれいでも、1円も自分の手元には入りません。また、廃品回収に出した本は、普通、流通しません。ですから、何も気にせずに、書き込みなどをしながら、読書をすることができます。
1回勝負で密度の高い読書をするためには、汚れを気にせずに書き込みをすることができることは、大きなメリットです。
b.仕組み化できる
廃品回収は、1ヶ月に1回、向こうからやってきます。自分が強い意志を持たなくても、廃品回収の日は、自然と、やってきます。
1ヶ月に1回必ず来るこの機会に合わせることは、読書と本の処分にとって、よい仕組みになります。たとえば、毎回の廃品回収で3冊の本を出す、というルールを設定すれば、廃品回収の日までに3冊の本をしっかりと読んでしまうことが必要になります。
この強制の契機があることにより、何もないときと比較して、読書が進みます。
2.売る
(1)売るという方法
ブックオフなどのチェーンの古本屋さんが増えた現在、ブックオフなどに本を売ることは、本を処分するためのメジャーな方法です。
(2)どのように売るのがお手軽か
a.どこに売るか
本を買い取ってくれる場所は、たくさんあります。いくつかの古本チェーンは競うように本の買い取りを強化しています。古本チェーンと提携して、本の買い取りをしてくれる通常の書店なども存在ます。
本の買い取りは、実店舗でも行われていますが、インターネット上でも行われています。
b.どのように売るか
(a)実店舗の場合
実店舗の場合、本をお店に持って行き、査定してもらうだけです。提示された価格に納得すれば、すぐにその場で売ることができます。
身分証明書の提示を求められます。また、未成年者の場合は、保護者の同意が必要です。
(b)eBookOffの場合
ネットで本を買い取ってくれるところも多いです。たとえば、eBookOffは、ブックオフ系のネット買い取りサービスです。
住所氏名と振込先口座、Emailアドレスなどを登録して買い取りを依頼すると、早ければその日のうちに、宅配便の担当者がやってきます。段ボール箱は自分で用意する必要があり、梱包も自分でする必要がありますが、早ければその日のうちに処分したい本がなくなってしまう点で、画期的です。
eBookOffの場合、買い取り代金は、後日、指定の口座に振り込まれます。
(3)売ることの長所と短所
a.手間は、楽
eBookOffを念頭に置けば、廃品回収よりも、手間が楽です。ネットから申し込み手続きをして、本を段ボールに詰めて、必要書類を印刷&コピーして同封するだけです。その日か翌日には、宅配業者の方が自宅まで取りに来てくれます。
手間としては、廃品回収と同じくらいか、(廃品回収の回収場所次第では)廃品回収よりも楽なくらいです。
b.心理的なハードルが低い
まだ読めそうな本を処分するのは、何となく罪悪感を感じます。
売って処分するという選択肢は、この罪悪感を減らすことができます。多少なりともお金をいただける上に、どこかの誰かがその本をまた読む可能性が残るからです。もったいないという気持ちを多少なりとも緩和することができます。
そのため、本を処分することに対する心理的なハードルが探します。
(もっとも、買い取り価格は、びっくりするほど安いです。幅がありますが、1冊10円くらいを覚悟しておくと、傷つかないと思います。)
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