*

WorkFlowyによる「ブログ原稿を育てる畑」から、見出しタグで構造化されたHTMLを収穫するための、知的生産の治具(Mac・AppleScript)

公開日: : WorkFlowy

1.WorkFlowyを、「ブログ原稿を育てる畑」にする

WorkFlowyは、クラウドアウトライナーです。WorkFlowyのアカウントを作れば、ブラウザからもスマートフォン(iPhone&Android)からも使える、ひとつの便利なアウトラインを使うことができるようになります。

私は、2015年1月にWorkFlowyのProアカウントを契約し、WorkFlowyを本格的に使うようになりました。大きな理由は、ブログ原稿を書くためです。自分のブログ原稿を書くスタイルをふり返るった結果、クラウドアウトライナーであるWorkFlowyは、ブログ原稿執筆ツールとして、かなりいい線いっているのではないか、と期待しました。

結論として、WorkFlowyは、私にとってぴったりのブログ原稿執筆ツールでした。

私がブログ原稿を書くプロセスは、ざっくりいえば、「(1) アイデアを思いついて、メモする(着想)」「(2) メモをひとつの場所に放り込んで、すこしずつメモを育てる(連想)」、「(3) メモがひとつのよさそうな論理構造にまとまりそうになったら、文章のかたちに整える(整想)」という3プロセスです。

「着想」→「連想」→「整想」という発想の3プロセスと、「いきなり「整想」発想法」

WorkFlowyは、この3プロセスのすべてにおいて、とても強力な力を発揮しています。クラウドなので、いつでもどこでも気楽にメモすることができます。アウトライナーなのでメモを組み合わせて育てることが得意です。動作が軽いので、ひとつの論理構造を持った文章を書き上げるのも、快適です。

私は、自分のブログを続けるためには、どこかに「ブログ原稿を育てる畑」を持つ必要があると考えています。今、私にとっての「ブログ原稿を育てる畑」は、WorkFlowyです。

2.WorkFlowyの畑から、HTMLを収穫するための、「知的生産の治具」

(1) hタグは大切。でも、面倒くさい。

a.hタグによって、文章全体を構造化する

WorkFlowyによる「ブログ原稿を育てる畑」は、ブログ原稿を育ててくれます。でも、この畑で育てることができるのは、WorkFlowyのアウトラインにブログ原稿を文章として書くところまでです。

そこで、ここで育ったブログ原稿をエントリとして公開するためには、ブログエディタやブログ管理画面に原稿を貼り付け、HTMLを整える、などの作業が必要となります。

この、HTMLを整える作業において、私が大切にしているのは、文章全体の構造に対応したHTMLを整えることです。

HTMLは、文章の特定部分をタグでマークアップすることによって、文章の構造を直接に示します。hタグという見出しタグを使えば、文章全体の構造を明確に示すことができます。

私は、このHTMLの考え方に深く共感しているため、エントリの各見出しに、文章の構造と対応したhタグを設定することを、とても大切にしています。

参考:HTMLの思想って、おもしろい。

b.hタグを付けるのは、面倒くさい

でも、hタグを付けるのは、わりと面倒です。

私は、WindowsからはWindows Live Writer、MacからはMarsEditを使っていますので、どちらからも、キーボードショートカットによってhタグを付与できるように設定しています。

しかしそれでも、見出しのひとつひとつに、手作業でhタグを付与するのは、面倒です。

特に、私はわりと見出しを多用する方なので、ひとつのエントリに10や20の見出しが出てくるのも普通です。

ブログ原稿を書くのは好きだけれど、公開するために見出しタグを設定するのは面倒で、若干気が重い。でも、hタグで文章全体を構造化するのは大切だから、省くわけにはいかない。

これが、すこし前までの私が抱えていた課題でした。

(2) WorkFlowyの畑から、HTMLを収穫するための、「知的生産の治具」

ところが、この課題は、今や、きれいに解消されました。この課題を解消してくれたのは、マロ。さんによるAppleScriptです。

Workflowyで選択したアウトラインにhタグを付けて書き出すAppleScript|マロ。|note

このAppleScriptを使えば、WorkFlowyのアウトラインからHTMLを生成することができます。生成されるHTMLは、WorkFlowyのアウトライン構造を、hタグによって反映しています。

このAppleScriptのおかげで、今、私は、WorkFlowyによる「ブログ記事を育てる畑」から、hタグで構造化されたHTMLを、一瞬で収穫することができます。

マロ。さんは、しばしば、「知的生産の治具」という言葉を使われます。

治具 – Wikipedia

このAppleScriptという知的生産の治具によって、WorkFlowyという「ブログ原稿を育てるための畑」は、単にブログ原稿という作物を育てる点で優れた畑であるだけでなく、hタグで構造化されたHTMLという出荷しやすいかたちで収穫するできるという点でも、優れた畑になりました。

今のところ、AppleScriptなので、Macユーザー限定ですが、WorkFlowyでブログ原稿を書いている方は、よろしければ、お試しください。

Workflowyで選択したアウトラインにhタグを付けて書き出すAppleScript|マロ。|note

[補足]:OmniOutlinerの場合

なお、OmniOutliner版もあります。

ずっと完成しないで変化し続ける有機体から、暫定的な作品群を切り取るためのハサミ

スポンサードリンク

関連記事

no image

【連載】WorkFlowyのテキスト入力に関するキー操作の基本(2) テキストの選択(文字単位の選択とトピック単位の選択)

WorkFlowyは、テキストを階層構造で管理するシステムです。テキストをトピックに格納し、トピック

記事を読む

no image

『WorkFlowy文章作法』の「はじめに」

本書について こんにちは。本書『WorkFlowy文章作法』では、 WorkFlowyで文章を書く

記事を読む

no image

WorkFlowyで文章を執筆するフローを構築するための、「出口」と「入口」の基礎知識

1.WorkFlowyで、文章執筆フローを構築する (1) WorkFlowyで文章を書く Work

記事を読む

no image

WorkFlowyとタスク管理をつなぐ「最下層トピックを切り取ってフラットに並べるタスク管理版ハサミスクリプト」

1.「一番下の階層が揃うアウトライナー」からのTwitterにおける集合知 マロ。さんの知的生産の治

記事を読む

no image

【連載】iOSからWorkFlowyを快適に使う(5) iPhoneへの切り出しを具体化するための、サブアカウントというノウハウ

パソコンからはすごく使いやすいWorkFlowyですが、iPhoneからはイマイチです。これを解消す

記事を読む

no image

MemoFlowyの進化は止まらない。メモ入力画面から直接WorkFlowyに書き込めるように!(Android Ver.1.1 & iOS Ver.1.4)

MemoFlowyはWorkFlowyへのテキスト入力に特化したメモアプリです。ぱっとアプリを立ち上

記事を読む

no image

MemoFlowy ver.1.2のまとめと、HandyFlowyとMemoFlowyの相乗効果

1.MemoFlowy ver.1.2のまとめ MemoFlowy ver.1.2の内容を連載形式で

記事を読む

no image

WorkFlowyで、Kindle本の「読書ノート」を作る

実例をまとめました。→WorkFlowyで作るKindle本の「読書ノート」の実例:『三色ボール

記事を読む

no image

【連載】iOSからWorkFlowyを快適に使う(2) 操作と反応の細かい対応関係をちまちま理解して、公式アプリの力を引き出す。

WorkFlowyは、パソコンからなら大変使いやすいのですが、iPhoneなどのスマートフォンから使

記事を読む

no image

2016年2月段階でWorkFlowyに期待している3つの機能追加

2016年2月現在、私は、現状のWorkFlowyに、おおむね満足しています。 ただ、これ以上改善の

記事を読む

スポンサードリンク

スポンサードリンク

no image
お待たせしました! オフライン対応&起動高速化のHandyFlowy Ver.1.5(iOS)

お待たせしました! なんと、ついに、できちゃいました。オフライン対応&

no image
「ハサミスクリプト for MarsEdit irodrawEdition」をキーボードから使うための導入準備(Mac)

諸事情により、Macの環境を再度設定しています。 ブログ関係の最重要は

no image
AI・BI・PI・BC

AI 『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]「それは、サピエンス全体に存在する協力を増やすか?」という評価基準

1.「社会派」に対する私の不信感 (1) 「実存派」と「社会派」 哲学

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]サピエンス全体に存在する協力の量と質は、どのように増えていくのか?

『サピエンス全史』は、大勢で柔軟に協力することがサピエンスの強みだと指

→もっと見る

  • irodraw
    彩郎 @irodraw 
    子育てに没頭中のワーキングパパです。1980年代生まれ、愛知県在住。 好きなことは、子育て、読書、ブログ、家事、デジタルツールいじり。
    このブログは、毎日の暮らしに彩りを加えるために、どんな知恵や情報やデジタルツールがどのように役に立つのか、私が、いろいろと試行錯誤した過程と結果を、形にして発信して蓄積する場です。
    連絡先:irodrawあっとまーくtjsg-kokoro.com

    feedlyへの登録はこちら
    follow us in feedly

    RSSはこちら

    Google+ページ

    Facebookページ

PAGE TOP ↑