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「コンテナ」と「トピック」〜WorkFlowyの中に知的生産のフローを流すシステム〜

公開日: : WorkFlowy, 知的生産

1.[はじめに]知的生産のフローと『コンテナ物語』をつなぐもの

次の2つの記事を書きました。

知的生産のフローとWorkFlowy」は、「知的生産をフローとして捉える」という『知的生産の技術』の視点を紹介したうえで、WorkFlowyが実現してくれたのは、「WorkFlowyの中に知的生産のフローを流す」ということではないか、と考察したものです。

『コンテナ物語』の「コンテナ」から、「入れ物」による規格化・単位化が価値を実現するための条件を考える」は、『コンテナ物語』の「コンテナ」から、「入れ物」一般が力を発揮するための条件を洗いだしたものです。

いっけん何の関係もないように見える2つの記事ですが、実は、まっすぐにつながっています。ただし、隣接したつながり方ではありません。両者の間には、若干の距離があります。

この記事では、この2つの記事の間を埋めることを試みます。間を埋めるのは、WorkFlowyの「トピック」です。

2.[問い]なぜ、WorkFlowyの中を、知的生産のフローが、うまく流れていくのか?

2つの記事の間を埋めるのは、こちらの「知的生産のフローとWorkFlowy」の最後に書いた、この問いです。

引き続き検討したいことは、「なぜ、WorkFlowyは、知的生産をフローとして捉えることを、うまく実現してくれるのか?」「なぜ、WorkFlowyの中を、知的生産のフローが、うまく流れていくのか?」です。

「なぜ、WorkFlowyの中を、知的生産のフローが、うまく流れていくのか?」

この問いを考えることが、2つの記事の間を埋めてくれます。

3.[答え]「トピック」という入れ物のおかげで、WorkFlowyが知的生産のシームレスなシステムになっているから

(1) WorkFlowyは、知的生産のシームレスなシステム

「なぜ、WorkFlowyの中を、知的生産のフローが、うまく流れていくのか?」という問いに対する、ひとまずの答えは、「WorkFlowyは、知的生産のシームレスなシステムだから」です。

a.知的生産のための道具は、どうあることが望まれるか?

最初に、知的生産のための道具について、考えてみます。

知的生産は、フローです。情報を取り込み、操作し、発信するという一連のフローが、知的生産です。いくぶん単純化した図式ですが、私はこんなモデルで知的生産を捉えています。

  • 情報を取り込む(インプット)
  • 情報を操作する(組み合わせ、並べ替え、組み立て)
  • 情報を発信する(アウトプット)

知的生産は、フローです。そのため、知的生産のための道具は、知的生産のフロー全体をカバーする必要があります。もちろん、ひとつの道具ですべてのフローをカバーする必要はありません。でも、複数の道具の組み合わせでもなんでもかまわないので、知的生産のフロー全体をカバーする必要はあります。

  • 知的生産のための道具は、情報のインプットをカバーする必要がある。
  • 知的生産のための道具は、情報の操作をカバーする必要がある。
  • 知的生産のための道具は、情報のアウトプットをカバーする必要がある。

知的生産は、フローです。フローは、最後まで流れてはじめて価値を生み出します。そのため、知的生産のための道具は、知的生産のフロー全体を単にカバーするだけでなく、その中に情報を流す必要があります。情報を最後まで流すことができなければ、知的生産のフローが通りません。

  • 知的生産のための道具は、情報のインプットをカバーする必要がある。
    • 取り込んだ情報をそのままにせず、次に流す必要がある。
  • 知的生産のための道具は、情報の操作をカバーする必要がある。
    • 操作した情報をそのままにせず、次に流す必要がある。
  • 知的生産のための道具は、情報のアウトプットをカバーする必要がある。
    • 発信した情報をそのままにせず、次に流す必要がある。

このような知的生産のための道具とは、単に具体的な道具やアプリだけをいうのではありません。道具やアプリを土台にして、その道具やアプリをどのような流れの中で使うのか、その使い方を含めた、システムだといえます。

知的生産のための道具は、インプットからアウトプットまで情報をスムーズに流してくれる、シームレスなシステムであることが望まれます。

b.WorkFlowyは、知的生産のシームレスなシステム

WorkFlowyを使えば、知的生産のシームレスなシステムを作ることができます。

上で紹介した図式的なモデルによれば、知的生産のシームレスなシステムとは、こんな感じのものでした。

  • 知的生産のための道具は、情報のインプットをカバーする必要がある。
    • 取り込んだ情報をそのままにせず、次に流す必要がある。
  • 知的生産のための道具は、情報の操作をカバーする必要がある。
    • 操作した情報をそのままにせず、次に流す必要がある。
  • 知的生産のための道具は、情報のアウトプットをカバーする必要がある。
    • 発信した情報をそのままにせず、次に流す必要がある。

WorkFlowyは、これらの条件を満たしています。

まず、WorkFlowyは、情報のインプットをカバーします。テキスト情報でありさえすれば、どんなこと情報でも取り込むことができるためです。

次に、WorkFlowyは、取り込んだテキスト情報を、組み替えたり並べ替えたり組み合わせたりできます。情報の操作もカバーしてくれるわけです。

そして、WorkFlowyを使えば、テキスト情報を操作して、筋の通った文章へとまと上げることができます。取り込み、操作した情報が、アウトプットへとつながります。

さらに、WorkFlowyのアウトプットは、次の情報インプットや情報操作につながります。文章を書きながら浮かんできた着想を捉えたり、一度書き上げた文章を素材にして新たな文章を書き始める、などです。

つまり、こういうことです。

  • WorkFlowyは、あらゆるテキスト情報を取り込むことができる
    • WorkFlowyは、取り込んだテキスト情報をそのままにせず、次の段階へ流す
  • WorkFlowyは、テキスト情報を操作することができる(組み替える・並べ替える・組み立てる)
    • WorkFlowyは、操作したテキスト情報をそのままにせず、次の段階へ流す。
  • WorkFlowyは、テキスト情報を、文章の形へと整え、アウトプットすることを支援する
    • WorkFlowyは、アウトプットしたテキスト情報を、次のインプットや情報操作の土台として活かすなど、次の段階へ流す

だから、WorkFlowyは、シームレスな知的生産のシステムです。

そのため、知的生産のフローは、WorkFlowyの中を、うまく流れていきます。

(2) シームレスなシステムを実現する「トピック」という入れ物

さて、「WorkFlowyは、知的生産のシームレスなシステムだから」は、「なぜ、WorkFlowyの中を、知的生産のフローが、うまく流れていくのか?」という問いに対する「ひとまずの」答えです。

ここで「ひとまずの」と書いたのは、WorkFlowyがシームレスな知的生産システムであることは説明したものの、「なぜWorkFlowyがシームレスなシステムなのか?」については、あまり掘り下げていないためです。

そこで、次は、この点を検討してみましょう。

結論から書けば、WorkFlowyがシームレスな知的生産システムである秘密は、「トピック」という入れ物にあります。情報を、「トピック」という入れ物に格納したまま、インプット→操作→アウトプットというフローの中を流すことが、WorkFlowyというシステムの特徴です。

このことを以下、段階的に検討してみます。

a.WorkFlowyは、情報を、「トピック」という入れ物に格納する

WorkFlowyの特徴のひとつは、「トピック」にあります。「トピック」は、WorkFlowyが情報を管理するために用意している、唯一の「入れ物」です。

情報を管理するツールは、情報を管理するための単位を持っています。たとえば、WindowsやMacなら「ファイル」や「フォルダ」、Evernoteなら「ノート」「ノートブック」「ノートブックスタック」、Gmailなら「メール」「メールスレッド」「ラベル」などです。これらの単位ごとに、そこに格納できる情報の種類が決まっています。たとえば、WindowsやMacでいえば、「テキストファイル」に格納できるのは「テキストデータ」、「フォルダ」に格納できるのは「ファイル」と「フォルダ」です。また、Evernoteでいえば、「ノート」に格納できるのは各種データや添付ファイルで、「ノートブック」に格納できるのは「ノート」、「ノートブックスタック」に格納できるのは「ノート」です。

WorkFlowyは、テキスト情報を管理するツールです。ですから、WorkFlowyは、テキスト情報を管理するための単位を持っています。それが「トピック」です。

WorkFlowyが持っている単位は、「トピック」ただひとつです。WorkFlowyは、「トピック」というただひとつの単位で、すべての情報を管理します。

でありながら、WorkFlowyの「トピック」は、決して何でも格納できる万能の単位、ではありません。WorkFlowyの「トピック」に格納できるのは、1段落のテキストだけです。(Evernoteの「ノート」が何でも格納できる単位であることと比較すると、「トピック」の特殊さがよくわかります。)

このように、1段落のテキストしか格納できない「トピック」というただひとつの単位だけで、膨大なテキスト情報を管理することが、WorkFlowyの特徴です。

情報を格納する単位とは、「入れ物」のようなものだといえます。管理する情報を共通の「入れ物」に格納することによって、情報を規格化・単位化することが、「入れ物」の機能です。

WorkFlowyにとって、「トピック」は、テキスト情報を格納するための入れ物です。この入れ物に格納できるのは、一段落のテキストだけです。決して、何でも入る万能の入れ物ではありません。それでも、すべての情報を「トピック」というただ一種類の入れ物だけで管理することに、WorkFlowyの特徴があります。

b.WorkFlowyの「トピック」という入れ物は、「移動」という役割を果たしている

(a) 「トピック」による規格化と単位化

WorkFlowyの「トピック」という入れ物は、抽象的にいえば、テキスト情報の規格化と単位化という2つの機能を持っています。

いろいろな種類のテキスト情報を同じ規格に統一することが、規格化です。「トピック」は、着想の断片的なメモでも、本からの抜き書きでも、推敲を重ねた文章の一部でも、どんな種類のテキスト情報も、同じ1段落のテキストという規格に統一してくれます。

たくさんのテキスト情報をひとつの単位にまとめることが、単位化です。「トピック」は、キーワードをメモした5文字、本からの抜き書きの100文字、推敲を重ねた文章の一部の1000字など、何文字であっても、ひとつの「トピック」という単位にまとめます。

(b) 「収納」と「移動」

では、WorkFlowyの「トピック」は、規格化と単位化という機能を通じて、具体的に、どんな役割を果たしているのでしょうか。

ひとつは、「収納」です。

WorkFlowyは、テキスト情報を管理するシステムなので、たくさんのいろんなテキスト情報を蓄積します。「トピック」という入れ物に格納すれば、たくさんのいろんなテキスト情報であっても、規格化・単位化できますので、きれいに整理して「収納」できます。

でも、「トピック」という入れ物は、「収納」だけでなく、「移動」という役割を果たしています。この「移動」が決定的に重要です。

一般に、いろんな種類のたくさんのものを別の場所に移動するとき、入れ物による規格化・単位化は、たいへん大きな力を発揮します。いろんな種類のたくさんのものをひとつひとつばらばらに運ぶよりも、入れ物に格納することで、同じような運び方ができるものにまとめたほうが、ずっと楽に運べるからです。

WorkFlowyの「トピック」も入れ物なので、入れ物一般と同じ意味で、「移動」を助けてくれます。

さらに、これに加えて、WorkFlowyの「トピック」は、「トピックの移動」という強力な機能を持っています。「トピックの移動」は、ショートカットキーやドラッグ&ドロップという簡単な操作で、トピックを動かせる機能です。

「トピックの移動」機能を備えているので、WorkFlowyのトピックを動かすのはとても簡単です。そのため、「トピック」に格納したテキストを動かすのも、とても簡単なのです。

このように、WorkFlowyの「トピック」は、情報を「移動」させる役割を果たしています。

c.情報は、「トピック」に格納されたまま、知的生産のフローの中を流れる

WorkFlowyの「トピック」が果たしている役割は、テキスト情報の「移動」です。「移動」なので、どこかからどこかまでを動きます。WorkFlowyの「トピック」に格納されたテキスト情報は、どこを「移動」するのでしょうか。

知的生産のフローの中です。WorkFlowyに蓄積されたテキスト情報は、「トピック」という入れ物に格納されたまま、インプットの段階・操作の段階・アウトプットの段階という知的生産のフローの中を移動します。

ポイントは、この移動の間、テキスト情報がずっと「トピック」に格納されている、ということです。インプットの段階、操作の段階、アウトプットの段階で別々の入れ物に入れ替えるのではなく、すべての段階を通して、テキスト情報は、ずっと「トピック」に格納されたままです。

このように、「トピック」という入れ物が、インプット・操作・アウトプットの段階すべてをシームレスに「移動」することで、情報がインプット→操作→アウトプットという知的生産のフローの中をシームレスに流れることが、WorkFlowyという知的生産システムの特徴です。

4.[まとめ]「コンテナ」と「トピック」

さて、ここまでくれば、「知的生産のフロー」と『コンテナ物語』をつなぐことができます。

まず、知的生産は、インプット→操作→アウトプットという、情報のフローです。だから、知的生産のための道具は、知的生産のフローの中に情報を通すことができるシームレスなシステムであることが望まれます。

WorkFlowyは、知的生産のフローの中に情報を通してくれます。WorkFlowyは、様々なテキスト情報を「トピック」という入れ物によって規格化・単位化することで、テキスト情報が知的生産のフローの中を移動することを助けます。WorkFlowyは、「トピック」による移動を核とする、シームレスな知的生産システムだといえます。

ところで、『コンテナ物語』のポイントは、「コンテナ」によるシームレスな輸送システムにあります。「コンテナ」という入れ物は、荷物を規格化・単位化することで、様々な荷物が世界レベルの流通フローの中を移動することを助けます。「コンテナ」は、世界中にシームレスな輸送システムを作り上げました。これが「コンテナ革命」の本質です。

つまり、「コンテナ」は、シームレスな物流システムを作り上げることによって、世界経済に革命的な影響をもたらしました。「コンテナ」は、一見、とても地味で、たいした凄みは感じられません。でも、「コンテナ」は、確かに世界を変えました。

WorkFlowyの「トピック」も、これと同じです。

WorkFlowyの「トピック」は、シームレスな知的生産システムを作り上げることによって、私の知的生産に革命的な影響をもたらしました。WorkFlowyの「トピック」は、一段落のテキストしか格納できず、とても地味で、たいして高機能ではありません。でも、WorkFlowyの「トピック」は、確かに私の知的生産を変えました。

知的生産のフロー全体の中に情報を流す。「トピック」という入れ物に格納した情報を、そのまま、シームレスに流す。これが、WorkFlowyが知的生産のためにしてくれることです。「コンテナ」が世界経済を変えたように、WorkFlowyの「トピック」は知的生産を変えます。

[具体例を書きました]

[具体例]本からの引用を格納した「トピック」は、WorkFlowyの中を、どのように流れていくのか?

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