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[予告]MemoFlowyのURLスキームを活用して、MemoFlowyでテキストメモのフローを組み立てる

公開日: : WorkFlowy

この記事は、MemoFlowyのURLスキームについての予告記事です。

WorkFlowyにテキストメモを放り込むためのメモツールMemoFlowyは、次のバージョンアップで、MemoFlowyのURLスキームを備えます。MemoFlowyのURLスキームを使うと、どんなことができるようになるのか、ラフに描きます。

1.MemoFlowyを、他のフローに活用する

(1) MemoFlowy本来のフロー

MemoFlowyは、「メモ入力画面」と「WorkFlowy画面」という2つの画面を持っています。それぞれの役割は、

  • 「メモ入力画面」でテキストメモを書き、
  • 「WorkFlowy画面」でWorkFlowyへテキストメモをペーストする

というものです。

ここには、iPhoneでテキストメモを書き、WorkFlowyに放り込む、というフローがあります。MemoFlowyは、テキストメモを書くことからWorkFlowyに放り込むところまでのフローを、ひとつのアプリで完結します。

この、「メモ入力画面」でテキストメモを書き、「WorkFlowy画面」でWorkFlowyへテキストメモをペーストする、というフローが、MemoFlowy本来のフローです。

(2) MemoFlowyを、他のフローに活用する

MemoFlowyは、このフローに特化したアプリです。このフローをひとつのアプリだけで担うなら、MemoFlowyと並ぶアプリは(2015年12月現在、)存在しません。

ですが、MemoFlowyが担えるのは、この本来のフローだけではありません。現在準備中のver.1.1のMemoFlowyなら、MemoFlowyを、もっと別のフローのために使うことができます。

どういうことでしょうか。

たとえば、テキストメモの入力には(MemoFlowyの「メモ入力画面」ではなく)TextwellやDraftsなどのエディタアプリを使い、書いたテキストメモをWorkFlowyに放り込むために、MemoFlowyの「WorkFlowy画面」を使う、ということができます。これは、他アプリでテキストメモを書くところから始まるフローに、WorkFlowyへテキストメモをペーストする、という部分だけのために、MemoFlowyを位置づける例です。

また、たとえば、ブラウザアプリで表示したウェブページで選択したテキストをWorkFlowyに放り込む、というフローもあります。この場合、ブラウザアプリから選択したテキストデータをMemoFlowyの「メモ入力画面」に受け渡すか、あるいは直接MemoFlowyの「WorkFlowy画面」にいって、WorkFlowyに貼り付ける、というフローです。

これらは、テキストの入口をMemoFlowy(の「メモ入力画面」)ではない他アプリにする例ですが、これに対して、テキストの出口をWorkFlowy以外のものにするフローもありえます。つまり、MemoFlowyの「メモ入力画面」で書いたテキストを、たとえば、EvernoteやTwitterなど、他のアプリに使う、ということです。これは、MemoFlowyの「メモ入力画面」から始まるフローを、他アプリにつなぐ一例です。

2.MemoFlowyと他アプリをつなぐ鍵は、URLスキーム

では、このような使い方をするには、どうしたらよいでしょうか。iPhoneやiPadでこれを実現するための鍵は、URLスキームです。

URLスキームとは、あるアプリを他のアプリから呼び出すために用意された、アプリ固有のURLです。URLスキームを使えば、他アプリからアプリを呼び出すとともに、他アプリから(主にiOSのペーストボードを経由して、)データを受け取ることができます。

そのため、URLスキームを使えば、

  • 他アプリ→(MemoFlowyのURLスキーム)→MemoFlowy
  • MemoFlowy→(他アプリのURLスキーム)→他アプリ

というフローを組み立てることができるのです。

このフローは、自由に組み合わせることができます。MemoFlowyと組み合わせる他アプリの機能次第で、いろいろな価値を生み出すフローを作ることが可能です。

2015年12月現在、AppStoreに並んでいるMemoFlowyには、MemoFlowyのURLスキームがありません。そのため、現時点では、[他アプリ→(MemoFlowyのURLスキーム)→MemoFlowy]というフローを作ることはできません。しかし、現在準備中のバージョンアップ後には、MemoFlowyはURLスキームを獲得します。そのため、次のver.1.1からは、このフローが使えます。

また、[MemoFlowy→(他アプリのURLスキーム)→他アプリ]というフローなら、現在公開中のバージョンでも使えます。

そこで、この記事では、もっとも基本となる上の2つのフローについて、簡単に説明します。

3.MemoFlowyのURLスキームと、MemoFlowyでURLスキーム

(1) MemoFlowyのURLスキーム(他アプリでMemoFlowyのURLスキームを使う)

[他アプリ→MemoFlowy]というフローは、MemoFlowyのURLスキームを、他アプリで使うことによって、可能になります。MemoFlowyのURLスキームは、次のバージョンから使えるようになる予定です。

a.MemoFlowyのURLスキーム

MemoFlowyのURLスキームは、以下のとおりです(参考:MemoFlowyのURLスキームのマニュアル – WorkFlowy)。

  • 書式
    • memoflowy:// [コマンド] [オプション]
  • コマンド
    • なし
      • MemoFlowyを起動する
    • create
      • MemoFlowyの「メモ入力画面」で、新規メモを作成する
        • テンプレートは適用されない(MemoFlowyの設定がどうなっていても)
      • 使用可能オプション:text
    • template
      • MemoFlowyの「メモ入力画面」で、新規メモを作成する
        • テンプレートは適用される(MemoFlowyの設定がどうなっていても)
      • 使用可能オプション:text
    • insert
      • MemoFlowyの「メモ入力画面」が、その時点の状態のまま、立ち上がる。
      • 使用可能オプション:text
    • create2inbox
      • MemoFlowyの「WorkFlowy画面」が、inboxにZoomした状態で、表示される。
      • 使用可能オプション:text
      • textオプション使用時は、createコマンドと同じ動作をしてから、WorkFlowy画面に切り替える。
    • template2inbox
      • MemoFlowyの「WorkFlowy画面」が、inboxにZoomした状態で、表示される。
      • 使用可能オプション:text
      • textオプション使用時は、templateコマンドと同じ動作をしてから、WorkFlowy画面に切り替える。
    • insert2inbox
      • MemoFlowyの「WorkFlowy画面」が、inboxにZoomした状態で、表示される。
      • 使用可能オプション:text
      • textオプション使用時は、insertコマンドと同じ動作をしてから、WorkFlowy画面に切り替える。
  • オプション
    • ?text=
      • =以降の文字をメモ入力画面のカーソル位置に入力する
      • 指定可能特殊文字
        • ||clipboard|| または ||pasteboard||

b.[他アプリ→MemoFlowy]というフローの具体例

他のアプリでMemoFlowyのURLスキームを使うと、たとえば、次のようなフローを作ることができます。

[Textwell→MemoFlowy]

準備として、Textwellに、次のアクション[MemoFlowy-inbox]を登録します。このアクションは、MemoFlowyのURLスキームのうち、[memoflowy://create2inbox?text=]を使っています。

T( ‘urlScheme’, {url: ‘memoflowy://create2inbox?text=’+ encodeURIComponent( T.whole ),option: ‘clearAll’} );

Textwellで何らかのテキストメモを書き、アクション[MemoFlowy-inbox]を使うと、Textwellで書いたテキストがiOSのペーストボードにコピーされた状態で、MemoFlowyの「WorkFlowy画面」が、Inboxとして登録したトピックにZoomした状態で、開きます。

あとは、「WorkFlowy画面」でペースト操作を手作業で行うだけです(この手作業は、MemoFlowyのURLスキームを使っても、やはり必要です)。

[Ohajiki→MemoFlowy]

準備として、Ohajikiのブックマークに、次のブックマークレットを登録します。このブックマークレットも、MemoFlowyのうち、[memoflowy://create2inbox?text=]を使っています。

javascript:(function()%7Bvar%20text=window.getSelection().toString();location.href=’memoflowy://inbox?text=’+encodeURIComponent(text);%7D)();

Ohajikiで何らかのウェブページを開き、ウェブページのテキストを選択した状態で、ブックマークレットを実行します(ブックマークを開き、登録したブックマークレットをタップ)。すると、Ohajikiで選択したテキストがiOSのペーストボードにコピーされた状態で、MemoFlowyの「WorkFlowy画面」が、Inboxとして登録したトピックにZoomした状態で、開きます。

あとは、「WorkFlowy画面」でペースト操作を手作業で行うだけです(この手作業は、MemoFlowyのURLスキームを使っても、やはり必要です)。

(2) MemoFlowyでURLスキーム(MemoFlowyで他アプリのURLスキームを使う)

[MemoFlowy→他アプリ]というフローは、MemoFlowyで他アプリのURLスキームを使うことによって、可能になります。

a.他アプリのURLスキームをMemoFlowyで使うには?

URLスキームを発動するには、WorkFlowyに、他アプリのURLスキームを記載します。WorkFlowy内に記載されたURLは自動的にリンクになりますので、MemoFlowyで使っているWorkFlowyに他アプリのURLスキームを書き込めば、MemoFlowyの「WorkFlowy画面」から、他アプリのURLスキームを発動させることができます。

WorkFlowyに他アプリのURLスキームを並べることで、MemoFlowyの「WorkFlowy画面」を、いわばハブのように活用する使い方です。

では、MemoFlowyから他アプリへのデータの受け渡しは、どのようにしたらよいでしょうか。

これは、iOSのペーストボードを使います。MemoFlowyは、「メモ入力画面」から「WorkFlowy画面」に切り替えるタイミングで、自動的に、「メモ入力画面」の記載内容をiOSのペーストボードにコピーします。そのため、他アプリのURLスキームが、iOSのペーストボード内のデータを利用するオプションを備えていさえすれば、iOSのペーストボード経由で、MemoFlowyから他のアプリへ、MemoFlowyの「メモ入力画面」で書いたテキストデータを受け渡すことができます。

(ただし、MemoFlowyから他アプリへ受け渡しできるデータは、iOSのペーストボードに入ってるデータです。WorkFlowy画面に表示されたWorkFlowyのデータではありません。なお、WorkFlowyのデータを他アプリに受け渡す機能は、HandyFlowyが備える予定ですので、お楽しみに!)

b.[MemoFlowy→他アプリ]というフローの具体例

MemoFlowyで他アプリのURLスキームを使うと、たとえば、次のようなフローを作ることができます。

[MemoFlowy→Evernote]

準備として、次のEvernoteのURLスキームを、WorkFlowyの中に書き込んでおきます。

evernote://x-callback-url/new-note?type=clipboard&title=MemoFlowy&text=TEXT

次に、MemoFlowyの「メモ入力画面」で適当なメモを書き、「WorkFlowy画面」に切り替え、このEvernoteのURLスキームをタップします。

すると、Evernoteに、ノートタイトルが「MemoFlowy」、ノート本文がMemoFlowyの「メモ入力画面」で書いた内容、というノートが、新規作成されます。

(MemoFlowyがEvernoteに受け渡すデータは、「メモ入力画面」のデータです。「WorkFlowy画面」のWorkFlowyのデータではありません。くり返しになりますが、WorkFlowyのデータを他アプリに渡すことは、MemoFlowyではできず、HandyFlowyの役割になります。)

[MemoFlowy→Drafts4]

準備として、次のDrafts4のURLスキームを、WorkFlowyの中に書き込んでおきます。

drafts4://x-callback-url/create?text=%7C%7Cclipboard%7C%7C

次に、MemoFlowyの「メモ入力画面」で適当なメモを書き、「WorkFlowy画面」に切り替え、このDrafts4のURLスキームをタップします。

すると、Drafts4に、MemoFlowyの「メモ入力画面」で書いた内容の新規メモが作られます。

4.MemoFlowyで、テキストメモのフローを組み立てる

MemoFlowyがMemoFlowyのURLスキームを備えれば、[他アプリ→MemoFlowy]というフローが可能になります。[他アプリ→MemoFlowy]のフローと[MemoFlowy→他アプリ]のフローを組み合わせれば、組み立てられるフローの可能性は無限大です。

MemoFlowyがバージョンアップしたあかつきには、ぜひ、MemoFlowyを組み込んで、いろいろなテキストメモのフローを組み立ててみてください。

[おまけ情報]

MemoFlowyは、「WorkFlowy画面」で扱うWorkFlowyのデータを他アプリに受け渡すことはできません。MemoFlowyにできるのは、「メモ入力画面」で書いたデータを(WorkFlowyをハブのように利用して、)他アプリに受け渡すことだけです。

では、WorkFlowyのデータを他アプリに受け渡すには、どうしたらよいのでしょうか。

HandyFlowyを使えば、これを実現できます。HandyFlowyは、MemoFlowyの兄弟アプリで、ただいま鋭意開発中なのですが、このアプリの柱のひとつが、WorkFlowyからのデータ書き出し機能です。

HandyFlowyは、WorkFlowyのデータを、様々な形で書き出し、いろいろなアプリに受け渡すための機能を備えています。WorkFlowyのデータを他アプリに渡すフローをご希望の方は、楽しみにしていただければ幸いです。

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