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「WorkFlowyを育てる」という固定ページを作りながら考えたこと(KDP・流動体・トピック共有)

公開日: : WorkFlowy

1.「WorkFlowyを育てる」という固定ページを作りました

2015年1月7日に「WorkFlowyで「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」を育てる」というエントリを公開して以来、今日までに、30を超えるWorkFlowyに関する文章を書き続けてきました。

こうしてWorkFlowyについて語ることによって私が書きたかったことは、「普通の個人が、知的生産のある人生を送り続けるということ」だったのですが、こと自分との関係では、この目論見は、ある程度うまく機能しているような気がしています。

WorkFlowyについて書きたいことはまだまだ残っていて、特に、以前にTwitterでもつぶやいた

  • WorkFlowyの共有機能の整理
  • WorkFlowyのインポート機能の整理
  • WorkFlowyで読書メモを作る手順(アナログ本&Kindle本)

の3つは何とかして書きたいと思っているのですが、とりあえずここらで、WorkFlowyの固定ページを作ることにして、作ってみたのが次のページです。

WorkFlowyを育てる

当然ながら、WorkFlowyとハサミスクリプト「WFtoHTML_irodrawEdition」で作りました。

このページを作った手順は、概要、こんな感じです。

  • WorkFlowyカテゴリのエントリの全部を、HTMLのリンク形式でWorkFlowyにペーストする
  • 適当な体系を考えて、ちょっとずつ整理する
  • ある程度体系ができたところで、エントリへのリンクの前後に、繋ぎの文章を入れる

びっくりするほど簡単に作ることができました。WorkFlowyが、このような作業をするために、めちゃくちゃ強力なツールであることを、改めて実感しました。

2.「WorkFlowyを育てる」という固定ページを作りながら考えたこと

この固定ページを作ることからは、いろんな着想を得ることができました。そして、WorkFlowyの脇道着想キャッチタグ「@idea」で、これらの着想を捕まえることができました。

まだ着想レベルではありますが、これから私がWorkFlowyについて語ることによってやっていきたいことの方向性を示している気がしますので、捕まえた着想のうちのいくつかをメモします。

(1) 『普通の個人がWorkFlowyで知的生産を続ける方法と原理』のような本を書きたい

これまで書いたWorkFlowy関係のエントリの全部を体系化したのが、「WorkFlowyを育てる」という固定ページです。

しかし、全部を無理やり入れたために、「WorkFlowyを育てる」の体系は、あんまりしっくり来ていません。伝えたいメッセージをもうすこし絞って、納得できる体系を作りたいなあ、と感じました。

そんなことを考えていたら、「だったら本にしたらいいんじゃないか。」ということを感じました。2015年にぜひやりたいことはKDPなので、現時点のWorkFlowyについての考えや試行錯誤のうちの一定部分を、特定のテーマに沿って整理して、KDPでまとめたらいいんじゃないかな、と感じました。

私が書きたいのは、「普通の個人が知的生産のある生活を送り続けること」なので、このためにWorkFlowyがどんな役割を果たせるか、というような観点からまとめることができたらと思っています。

(2) WorkFlowyの流動性は、トピックのコンテンツとトピックの構造の両方を、独立に、簡単に、編集できることから来る

固定ページの中で、「WorkFlowy押下げトピック法」をどこに位置づけようかと考えていたときに、こんな考えが思い浮かびました。

  • WorkFlowyを構成しているのは、(いくぶん単純化すれば、)次の2つだけ。
    • 個々のトピックに含まれるコンテンツであるテキストデータ
    • テキストデータの入れ物であるトピック同士の階層構造
  • WorkFlowyの流動性は、この両者を、独立に、簡単に、編集できることによる。
    • 個々のトピックに含まれるコンテンツであるテキストデータ
      • 編集するのは簡単。加除訂正はやりたい放題。
      • トピック同士の階層構造と独立に、コンテンツを編集できる。コンテンツを加除訂正しても、トピック同士の階層構造は、基本的に、影響を受けない。
    • テキストデータの入れ物であるトピック同士の階層構造
      • トピックを移動したりして、トピック同士の階層構造を編集するのが簡単。
      • コンテンツと独立に、トピック同士の階層構造を編集できる。トピックを移動してトピック同士の階層構造を編集しても、コンテンツであるテキストデータは、基本的に、影響を受けない。

こんな考えから、私は、固定ページに次のようなことを書きました。

WorkFlowyのすごいところは、この両方を、独立に、かつ、とても簡単に、編集できる、ということです。個々のトピックのコンテンツであるテキストデータを簡単に編集できることはもちろん、(個々のトピックのコンテンツには変更を加えることなく、)入れ物であるトピック同士の構造だけを組み替えることも楽々です。この後者の側面を活かすために大切なのが、トピックの構造、トピックの移動ルールの2つからなる仕組みを整えることです。

引用元:WorkFlowyを育てる

ここには、なんとなく、WorkFlowyの強みがあるような気がします。もう少し深めたいと思っています。

(3) WorkFlowyの固定ページは、WorkFlowyの共有ページで公開するほうがいいかもしれない

今回、私は、WorkFlowyで固定ページの原稿を作り、それをハサミスクリプト「WFtoHTML_irodrawEdition」でHTMLに書き出しました。

でも、よく考えれば、この原稿トピック自体をWorkFlowyの共有機能で共有するほうが、よいかもしれません。

メリットとしては、こんなことが考えられます。

  • 更新が簡単(ハサミスクリプトを使えばHTMLでもそれほど面倒ではないけれど、WorkFlowyのトピックを編集するほうが、もっともっと簡単)
  • 折りたたみやZoomが使えるから、読みやすい(あの固定ページはかなり長いし、今後ももっと長くなる予定なので、WorkFlowyの折りたたみとZoomを使える方が、読者にとって便利)
  • WorkFlowyのよさを伝えられる(WorkFlowyを使ったことがない方が、固定ページにたどり着いてくださったとして、固定ページのWorkFlowyのトピックを操作することによって、WorkFlowyのよさを実感していただけるかもしれない)

現時点ではHTMLで公開してしまったので、とりあえずはHTMLのままにしておきますが、今後、たとえばHTMLとWorkFlowy共有トピックを併用するなど、考えてみます。

3.固定ページが、WorkFlowyの生態系を育てることに貢献できるとよいな

固定ページ「WorkFlowyを育てる」を作ったことは、ひとつの区切りではありますが、WorkFlowyのエントリをこれ以上書かない、ということではありません。

これからもWorkFlowyの生態系を育てるため、私にできるちょっとしたことを、ぼちぼちとやっていきたいと思っています。

この固定ページが、WorkFlowyの生態系を育てることに、ちょっとでも貢献できるとよいのだけれども。

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