Xperia SX(SO-05D)でWi-Fiを快適に使うための設定:スリープ時のWi-Fi接続・エリア連動Wi-Fi
目次
1.Wi-Fiを利用できる場所では、Wi-Fiを利用する方がよい理由
docomoのXiスマートフォンを使う場合、自宅や職場など、Wi-Fiを利用できる場所では、Wi-Fiを利用してネットワークに接続する方がよいと思います。その理由は、次のふたつです。
(1)通信量制限と無関係の通信
Wi-Fiを利用した通信は、Xiのパケ・ホーダイプランに課されている7GBまたは3GBの通信量制限とは関係のない通信です。したがって、Wi-Fiを利用すれば、その分、7GBまたは3GBの通信量制限を受ける可能性が低くなります。
(2)バッテリー消費
Xiスマートフォンの欠点は、Xiの電波を探すときのバッテリー消費が大きい点です。
これに対して、Wi-Fiにつながっているときは、LTE/3GよりもWi-Fiが優先されるため、Xiの電波を探すことによるバッテリー消費が抑えられます(おそらく)。
そのため、Wi-Fiを利用できる場所では、Wi-Fiでネットワークに接続した方が、バッテリー消費が少なくなります。(たぶん。私の体感です。)
2.Xperia SXでWi-Fiを快適に使うための設定
Xperia SXでWi-Fiを利用するのであれば、購入時の設定のままで使うのではなく、以下の2点を設定する方がよいと思われます。
(1)「スリープ時のWi-Fi接続」を「使用する」
a.スリープ時のWi-Fi接続について
Xperia SXには、「スリープ時のWi-Fi接続」を使用するか使用しないかを選択する設定があります。この設定なのですが、デフォルトでは、使用しない設定になっています。
しかし、スリープ時にWi-Fiを使用しない設定だと、スリープ状態になるたびにWi-Fi接続が切れてしまいます。スリープから復帰するたびにWi-Fiにつなぎ直すことになるため、スリープからの復帰直後にWi-Fiを利用できないこともたまにあります。また、スリープ中の通信はLTE/3Gによる通信になりますし、スリープ中はXiの電波を探し続けることになってしまいます。
そこで、Wi-Fiを利用できるエリア内にいるときは、スリープ時も、Wi-Fiをオンにする方が、通信量の点でも、バッテリーの点でも、よいと思います。
b.スリープ時のWi-Fi接続の設定方法
「スリープ時のWi-Fi接続」を「使用する」に変更する方法は、以下の通りです。
「設定」→「無線とネットワーク」→「Wi-Fi」までいって、メニューキーから「詳細設定」を開けば、「スリープ時のWi-Fi接続」の項目があります。ここで、「使用する」を選択するだけです。
(2)「エリア連動Wi-Fi」の設定
a.Wi-Fiを利用できるときだけ、Wi-Fiをオン
Wi-Fiを利用できる場所では、Wi-FiをオンにしてWi-Fi経由でネットワークに接続する方がバッテリー消費の点で有利です。他方で、Wi-Fiを利用できない場所でWi-Fiをオンにすると、バッテリー消費が上がってしまいます。そこで、Wi-Fiを利用できる場所ではWi-Fiをオン、Wi-Fiを利用できない場所ではWi-Fiをオフ、にするのがベストです。
b.対策:エリア連動Wi-Fi
しかし、Wi-Fiのオン・オフを手動で切り替えるのは、若干面倒です。
この対策として、以前から一部でよく使われていたのは、Taskerというアプリを使う方法です。とはいえ、Taskerは、設定が複雑であることが問題点でした。
これに対して、Xperia SXでは、「エリア連動Wi-Fi」という機能が用意されています。エリア連動Wi-Fiは、特定のWi-Fiネットワークの付近にいるときに、自動でWi-Fiをオンにする機能です。
c.エリア連動Wi-Fiの設定
エリア連動Wi-Fiの設定は、簡単です。
まず、Androidを、利用するWi-Fiネットワーク(自宅や職場など)に接続します。普通に接続するだけです。その後、エリア連動Wi-Fiをオンにします。それだけです。
なお、エリア連動Wi-Fiのオンオフは、「設定」→「無線とネットワーク」→「その他」→「エリア連動Wi-Fi」で行うことができます。
d.エリア連動Wi-Fiを導入した感想
エリア連動Wi-Fiにどれほどのバッテリー抑止効果があるのかは不明です。また、docomoネットワークが圏外になるたびに、「エリア連動Wi-Fiを利用できません。」等のメッセージが出るのが少し邪魔くさいです。
しかし、簡単な設定でTaskerと同じことを実現する点で、エリア連動Wi-Fiは、優れた機能だと思います。
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