*

サポテキ(5) Evernoteへサポテキからテキストを投稿する方法を3つ

公開日: : 最終更新日:2012/07/21 Android, Evernote

1.Evernoteへサポテキからテキストを投稿する

私は、サポテキを、もっぱら、テキストデータの起点として使っています。

私のスマートフォンの使い方から言えば、テキストデータを放り込む先といえば、Evernoteです。そこで、Evernoteへサポテキからテキストを放り込む方法を考えてみました。

もっとも、Evernoteへテキストを放り込む方法としては、PostEverとWriteNoteという二つの専用アプリがあります。そのため、サポテキをEvernoteへの投稿に使う必要はないのではないか、とも思います。とはいえ、ここに記載する、サポテキからEvernoteへ投稿する方法も、PostEverやWriteNoteと同じくらい快適なので、並行して使っています。

(今後、AndroidからEvernoteへテキストを投稿するこれらの方法を、どのように使い分けるか、整理したいなと思っています。ともあれ、少し前までは、AndroidからEvernoteにテキストを投稿するための手段が、実質、PostEverか公式アプリしかなかったことを思えば、隔世の感があります。こういうことも、スマートフォンの醍醐味です。)

2.前提

サポテキをテキストデータの起点として使うための設定を前提としています。

参考:サポテキ(2) テキストデータの起点として、サポテキを使う » 単純作業に心を込めて

3.Evernoteへサポテキからテキストを投稿する方法を3つ

(1)Evernote公式アプリのノート本文に、テキストをそのまま渡す

いちばん単純な方法は、Evernoteの公式アプリのノート本文に、サポテキで入力したテキストを、そのまま渡す方法です。

a.ユーザー定義

ユーザー定義は、簡単です。

タイプにTEXTを選び、テキストには何も記入せず、アプリにEvernote公式アプリを選ぶだけです。こうすれば、以下の操作で、ノート作成が可能です。

b.実際の操作

実際の操作は、以下の通りです。

  1. サポテキの操作
    • サポテキを起動する
    • ノート本文を入力する
    • Evernoteへインテントするためのユーザー定義ボタンをタップする
  2. Evernoteの操作
    • Evernoteが立ち上がる。このとき、ノート本文欄に、サポテキで入力したテキストが流し込まれている。
    • タイトルを入力して、保存する。

c.この方法の特徴

この方法の特徴は、Evernoteへ投稿するのは公式アプリの機能だということです。それゆえ、投稿する際に、ノートブック、タグ、ノートタイトルを指定することが可能です。反面、これらを、その都度、公式アプリで指定しなければいけません。たとえば、自動でノートブックやタグを指定したり、1行目をノートタイトルにする、といったことは、できません。

(2)「EverPaint」または「最速!EverSender」を使う

「EverPaint」または「最速!EverSender」を使えば、サポテキから直接Evernoteへ投稿することができます。

「最速!EverSender」は、Evernoteにすばやく投稿するためのアプリです。アプリをインストールし、Evernoteのアカウントを設定すると、インテントメニューに、「Send to Evernote」という項目が現れます。この「Sent to Evernote」をタップすれば、バックグラウンドで、Evernoteへの投稿をしてくれます。(バックグラウンドで、というところがポイントではないかと思います。)

「EverPaint」は、「最速!EverSender」とおなじ制作者のアプリで、「最速!EverSender」の機能を含んでいます。ですから、「EverPaint」でも、同じことが実現可能です。

これを利用して、サポテキで、「EverSender」の「Send to Evernote」へのインテントを行うユーザー定義を作っておけば、サポテキで入力した文章を、即、Evernoteへ投稿することが可能です。

a.ユーザー定義

ユーザー定義は、簡単です。

タイプにTEXTを選び、テキストには何も記入せず、アプリ選択で「Send to Evernote」を選ぶだけです。

b.実際の操作

操作は、以下の流れになります。

  1. サポテキを起動する
  2. 投稿する内容を入力する
  3. EverSenderへ投稿するユーザー定義ボタンをタップする

これだけで、Evernoteへテキストを投稿することができます。バックグラウンドで処理してくれますので、サポテキから多アプリへの切替えすらありません。

c.このやり方の特徴

この方法の特徴は、バックグラウンドで自動で投稿できることです。サポテキでユーザー定義ボタンを押すだけで、投稿が完了します。その後の一手間がありません。

反面、ノートタイトル、ノートブック、タグについては、以下の通りです。(いずれも、アプリ「最速!EverSender」の特徴です。)

  1. ノートタイトルは、記載したテキストすべてになってしまいます。複数行にわたるテキストを入力した場合、その全体がタイトルになります。タイトルが非常に長くなります。
  2. ノートブックは、「Mobile Note」という名前のノートブックが作成され、そのノートブック内に保存されます。EverSenderでは、保存先ノートブックの設定はできないようです。
  3. タグは、指定できないのではないかと思います。

(3)Evernoteへのメール投稿機能を使う

タイトル、ノートブック、タグを柔軟に指定したい場合は、タイプURIを使用して、メーラーから、Evernoteの投稿用メールアドレスにメールを送るのがよいのではないかと思います。

a.Evernoteへのメール投稿について

Evernoteは、メールでノートを投稿することができます。しかも、メールタイトルをルールに従って記載すれば、ノートタイトル、ノートブック、タグを指定することが可能です。

メールタイトルでノートタイトル、ノートブック、タグを指定するためのルールは、以下の通りです。

「ノートタイトル@ノートブック名#タグ名」

詳しくは、公式ブログをご覧ください。

メールでEvernoteに追加する際のTips « Evernote日本語版ブログ

少し注意する必要があるのは、指定するノートブック及びタグは、すでにEvernoteに存在するノートブック名及びタグ名を指定する必要があることです。存在しない場合に新しくノートブックを作ってくれるわけではありません。

b.ユーザー定義の作り方

さて、サポテキのユーザー定義に、これを応用すれば、ノートタイトル、ノートブック、タグを指定して、投稿することが可能です。

たとえば、

  1. サポテキの1行目 ノートタイトル
  2. サポテキの2行目 ノートブック名
  3. サポテキの3行目 タグ名
  4. サポテキの4行目以降 ノート本文

という形にする場合、ユーザー定義は、以下の通りです。

[TITLE]
Evernote投稿メール(タイトル、ノートブック、タグ)
[TEXT]
mailto:●●@m.evernote.com?subject=%l0 @%l1 %23%l2&body=%l3%0a%l4%0a%l5%0a%l6%0a%l7%0a%l8%0a%l9%0a%l10
[TYPE]
URI
[CCODE]
NONE
[PACKAGE]
com.google.android.gm
[CLASS]
com.google.android.gm.ComposeActivityGmail
[END]

  • 注1 ●●@m.evernote.comは、Evernoteへの投稿アドレスです。
  • 注2 %23は、「#」を表します。「#」をそのまま入力してしまうと、正規表現上の「#」と解釈されるためか、うまくいきません。
  • 注3 %0aは、改行を表します。ただ、ウィキには、%0d%0aとなっていました。正確には、%0d%0aなのかもしれません。しかし、%0aだけでもできました。このあたりは、よくわかりません。
  • 注4 もちろん、ノートタイトル、ノートブック、タグを固定することもできます。ノートタイトルに定型句を付け加えることもできます。

c.実際の操作の流れ

実際の流れは、以下の通りです。

  1. サポテキサポテキを起動する。サポテキに入力する(1行目タイトル、2行目ノートブック、3行目タグ、4行目以降本文)ユーザー定義ボタンをタップする
  2. GmailGmailアプリが立ち上がる。このとき、宛先はEvernoteへの投稿アドレスに、件名は「1行目 @2行目 #3行目」、本文は4行目以降、となっているはずです。メールを送信する。

4.おわりに

サポテキは、Evernoteへ投稿するためにも、いろいろと便利なアプリです。ここに書いたこと以外にも、できることはたくさんあるはずです。これからも、実際に使いながら、少しずつ研究したいと思います。

スポンサードリンク

関連記事

no image

Androidからひとりブレーンストーミングをするなら、PostEverが最適!

1.概要 PostEverを使えば、ひとりブレーンストーミングをすることができます。 PostE

記事を読む

no image

この2点が備われば、WriteNoteは、私のAndroid上で、PostEver並の活躍をしてくれるはず

1.はじめに WriteNoteは、Evernoteにテキストデータを投稿することに特化した、シン

記事を読む

no image

画像の活用場面が格段に広がりそう。Evernote for Windowの画像注釈機能がすばらしい!

1.Evernote for Windowsのアップデートによる画像の注釈機能 (1) 2014/

記事を読む

no image

Evernote×大学の講義(2) 講師という立場で、Evernoteをどう使っているか

1.担当講義を作るため、Evernoteを活用する (1) Evernoteは、大学の講義のために

記事を読む

no image

なぜ、文章を書く道具として、Evernoteを使うのか

1.なぜ、Evernoteか (1) Evernoteで文章を書いている 私が、自分自身の個人的

記事を読む

no image

Evernote×大学の講義。講師の立場から考える「Evernoteで講義ノートをとる方法」

1.講師の立場から「Evernoteで講義ノートをとる方法」を考える (1) 自分が大学生のときにE

記事を読む

no image

EvernoteのWindowsクライアントで、ノートエディタを見やすくする方法→ノートエディタのフォントを変更

Evernote for Windowsのちょっといまいちなところ EvernoteのWindow

記事を読む

no image

GALAXY S3(SC-06D)とXperia GX(SO-04D)とXperia SX(SO-05D)を比較する、私なりの視点

今、私は、GALAXY S(SC-02B)を使っています。次の10月で、2年が経つので、そろそろ機種

記事を読む

no image

Androidをどう使うか(キャリア・契約・機種・使用方法の一例)[2012.08版]

2012年8月29日のIFA2012でXperia Tsubasa(SO-01E)が発表されるかにも

記事を読む

no image

なぜ、子育てにEvernoteを使い続けているのか

1.なぜ、子育てにEvernoteを使い続けるか (1) 我が家の子育てには、Evernoteが大

記事を読む

スポンサードリンク

スポンサードリンク

no image
お待たせしました! オフライン対応&起動高速化のHandyFlowy Ver.1.5(iOS)

お待たせしました! なんと、ついに、できちゃいました。オフライン対応&

no image
「ハサミスクリプト for MarsEdit irodrawEdition」をキーボードから使うための導入準備(Mac)

諸事情により、Macの環境を再度設定しています。 ブログ関係の最重要は

no image
AI・BI・PI・BC

AI 『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]「それは、サピエンス全体に存在する協力を増やすか?」という評価基準

1.「社会派」に対する私の不信感 (1) 「実存派」と「社会派」 哲学

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]サピエンス全体に存在する協力の量と質は、どのように増えていくのか?

『サピエンス全史』は、大勢で柔軟に協力することがサピエンスの強みだと指

→もっと見る

  • irodraw
    彩郎 @irodraw 
    子育てに没頭中のワーキングパパです。1980年代生まれ、愛知県在住。 好きなことは、子育て、読書、ブログ、家事、デジタルツールいじり。
    このブログは、毎日の暮らしに彩りを加えるために、どんな知恵や情報やデジタルツールがどのように役に立つのか、私が、いろいろと試行錯誤した過程と結果を、形にして発信して蓄積する場です。
    連絡先:irodrawあっとまーくtjsg-kokoro.com

    feedlyへの登録はこちら
    follow us in feedly

    RSSはこちら

    Google+ページ

    Facebookページ

PAGE TOP ↑