次に購入する持ち歩き用ノートパソコンに求めるものを整理する。
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1.次に購入するノートパソコンの選択肢を検討の必要性
私は、現在、持ち歩き用のノートパソコンとして、3年前の2010年1月に購入したVAIO Xを使っています。かなり前の機種なので、そろそろ買い換えたいなと思っているのですが、そう思いながらも、2013年1月時点で、まだ使っています。不足を感じていないことと、今でも軽さと小ささの点で強みがあることに加えて、いつ壊れてもいいやという開き直りの気持ちで使えることが、その理由です。
しかし、開き直りの気持ちで使えることが快適であるということは、逆に言えば、いつ壊れても文句言えないような使い方をしている、ということです。ですから、私は、次に購入する持ち歩き用ノートパソコンの選択肢を検討しておく必要があります。
そこで、2013年1月現在、どんな選択肢があるのかを、以下、整理します。
2.次に購入する持ち歩き用のノートパソコンに求めるもの
まず、次のノートパソコンに、何を求めるか、です。いまや、ノートパソコンの選択肢は多彩です。そんなに高いお金を出さなくても(想定予算は、10万円台前半)、かなり豊富な選択肢の中から選ぶことができます。その豊富な選択肢の中から、自分にとっていちばんよいノートパソコンを選択するためには、自分がノートパソコンに何を求めるか、を整理する必要があります。
(1) 快適動作が必要な3つのこと
私がノートパソコンを使って行いたいことは、主に、以下の3つです。この3つは、最低限、快適に行える必要があります。
a.Evernoteで文章作成
Evernoteでの文章作成が快適にできることは、必須条件です。私が外出中にノートパソコンを使ってやりたいことは、まずは文章作成です。そして、私は、文章作成をEvernoteに集約しています。したがって、Evernoteを快適に使うことは、必須です。
ノートパソコンからEvernoteを使うとき、私は、Evernote for Windowsを使っています。ですから、Evernoteのクライアントアプリケーションの動作が快適であることが大切です。
とはいえ、今のVAIO Xですら、Evernote for Windowsを動かすには、それほど不足がありません。特に、テキストデータを扱うだけなら、問題ありません。ですから、今後購入するノートパソコンなら、この点は、まず問題ないと思います。
b.ブログ記事の投稿
ブログ記事の投稿も、ノートパソコンからやりたいと思います。
WordPressによるブログに記事を投稿するには、WordPressのダッシュボードからでも可能ですが、私は、PCにインストールするブログエディタから投稿する方が好きです。
今は、Windowsを使っているため、Windows Live Writerのお世話になっています。Macなら、Mars Editにするんじゃないかと思います。
いずれにしても、Window Live WriterかMars Editが快適に動くことが、必須条件です。
c.Gmail、Googleカレンダー、Toodledo
文章を書く以外に、私がパソコンで行っていることの多くは、GmailとGoogleカレンダーとToodledoです。
これらは、いずれも、AndroidスマートフォンまたはiPadのアプリからも使用可能ですし、アプリからの方が快適かもしれないのですが、まあ、ノートパソコンでも快適にできるのであれば、そちらを使うかもしれません。ですから、これら3つの動作が快適であることは、必須です。
これら3つは、ノートパソコンから使うのであれば、常に起動させておきたい(Google Chromeで開きっぱなしにしておきたい)ものなので、Google Chromeでこれら3つを開きっぱなしにしておいても、パソコンの動作が重たくならない、ということが求められます。
(2) 快適動作ならうれしい3つのこと
以下の3つは、快適動作をしてくれたらうれしいです。Evernoteのクライアント、Google ChromeでのGmail、Googleカレンダー、Toodledoを開きながら、さらに、これらの動作を快適に行えたら、最高です。
a.Google Chrome
Evernoteのクライアント、Google ChromeでのGmail、Googleカレンダー、Toodledoを開きながら、さらに、Google Chromeでインターネットのブラウズを快適にできるといいな、と思います。
b.Microsoft Office
仕事では、Microsoft Officeをよく使います。印刷する文書作成は、だいたいWordです。気に入らないところも多少ありますが、まあ、慣れてしまえば、それほど不便ではありません。
仕事で使う文書は、職場の机に置いてあるデスクトップで行いますので、ノートパソコンから使える必要は、あんまりありません。しかし、打ち合わせのときなどに、完成品の文書まで作ってしまえたら、あるいは便利かもしれません。
なので、Microsoft Officeを快適に使えるスペックがあれば、うれしいです。
c.GIMPとInkscapeの操作
私がデザイン的なことをするときに使っているフリーソフトは、GIMPとInkscapeです。GIMPはPhotoshopのかわり、InkscapeはIllustratorのかわりに使えるフリーソフトです。
両方ともグラフィックを扱うソフトなので、それなりの環境を用意する必要があるようです。今のVAIO Xだと、かなりカクつきます。
GIMPとInkscapeが快適に使える環境だといいなと思います。
(3) 持ち出して使うことが快適であること
私がノートパソコンに求めるものは、持ち出して使うことです。ノートパソコンを持ち出す理由は、外出先でちょっとした時間ができたときに、そのすきま時間を使って、書き物をするためです。
ちょっとしたすきま時間に活用するためのノートパソコンにとって大切なことは、以下の3点ではないかと思います。
a.大きさと重さ
まずは、大きさと重さです。持ち歩くことが負担にならない大きさ、重さであってほしいと思います。
持ち歩くことが負担にならなければ、使うかもしれないから、とりあえずノートパソコンを持って行こう、という選択が可能になります。ノートパソコンを持ち歩くためのハードルが下がります。
b.バッテリー
次に、バッテリーです。
長時間使えるバッテリーであれえば、いざというときにバッテリーが切れていてノートパソコンを使えない、という事態を、高い確率で、避けることができます。
また、バッテリー残量を気にして使用を控える、という事態を避けることができます。
c.すぐに使える
そして、使おうと思ったときにすぐに使える、ということです。起動に時間がかかるから面倒だなあ、と感じることは避けたいと思います。
(4) 気楽に使えること
今のVAIO Xの快適さの大部分は、気楽に使えることから来ています。持ち歩いて使うノートパソコンにとって、気楽に使えることは、大切です。壊れるかもしれないから、劣化するかもしれないから、と心配するあまり、使用頻度が減ってしまっては、本末転倒です。
気楽に使うためには、以下のふたつが大切ではないかと思います。
a.壊れても、そんなに惜しくないくらいの価格
あんまり高いパソコンだと、壊れたときのショックが大きいため、壊れないように大切に使わなければ、という気持ちが働きます。そのため、高いパソコンは、選択肢から外そうと思います。
私にとって、ノートパソコンは、たくさん使う道具です。ノートパソコン1台あれば、いろいろと楽しむことができます。ですから、それなりによいものを使ってもよいようにも思います。
しかし、あまり高いパソコンを選ぶと、大切に使おう、という気持ちが強くなりすぎます。大切に使おうとするあまり、持ち歩いて壊れたらいやだとか、充電しすぎるとバッテリーが劣化するかもしれないとか、いろいろと考えてしまいそうです。ですから、毎日使う大切な道具だとしても、あまり高いものにはしない方がよいと思います。
ですから、予算は、必要なソフトウェアを合わせて、15万円以下に抑えるつもりです。
b.振動に強いSSD
ハードディスクは、データを記録するために、物理的にディスクが動くため、振動に弱いそうです。電源を入れたまま持ち歩くこともよくありません。
これに対して、SSDは、ディスクが物理的に動いているわけではないため、ハードディスクに比べて、振動に強いというメリットがあります。
ですから、SSDであることは絶対です。
3.求めるものを、スペックに落とし込む
(1) CPUとメモリ
CPUは、Core i5程度で十分ではないかと思います。
メモリは、常にGoogle ChromeでGmail、Googleカレンダー、Toodledoを開いておくとしても、4GBあれば足りると思われます。
(2) ストレージ
SSDであることが必須条件です。
容量は、たぶん、ちょっとでよいと思います。今のVAIO Xは、60GBしか使っていませんが、特に節約している気持ちはありません。
私が扱うデータは、ほとんどがテキストデータで、あとは写真と音楽くらいのものですから、ストレージの容量は、標準的なもので十分です。
(3) サイズと重さ
持ち歩くことの心理的なハードルを下げるためには、小さい方がよいです。
ディスプレイのサイズは、最近よくあるサイズの中では、11インチMacBook Airと同じ、11.6インチが良さそうです。11.6インチならば、本体サイズが、横30cm以下、縦20cm以下になりそうです。
重さは、1kgを少し超えるくらいまでが許容範囲です。1.5kgまで行くと、重すぎです。
(4) バッテリー
バッテリーは、カタログスペックで連続5時間くらいでしょうか。
(5) 起動時間
休止状態等からの起動は、速ければ速いほどよいです。
10秒くらいで立ち上がると、最高です。
4.おわりに
これらの条件を満たしたノートパソコンは、おそらく、いくつか存在するはずです。
思いつく限りでは、MacBook Air、Let’s Note、VAIO T、ASUS・Acerのウルトラブックあたりが候補になってくるのではないかと思います。
現役のVAIO Xの調子も観察しつつ、今年の6月くらいまでかけて、少しずつ検討を進める予定です(その頃にはMacBook Airの2013年モデルが発表されているかもしれません。)
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