いろんなライブの、いろんな『彩り』
公開日:
:
単純作業に心を込める
目次
1.Mr.Childrenの『彩り』が好き
昔からミスチルが好きです。CDやDVDはわりとたくさん持ってます。ファンクラブにも入っています。都合がついてチケットがとれればライブにも行きます。好きな曲はたくさんあって、どれがいちばん好きかと考えても答えはなかなかでないのですが、とりあえず、『彩り』は好きです。
このブログのタイトルである「単純作業に心を込めて」という言葉も、『彩り』を、ひとつの母体としています。
2.Mr.ChildrenのライブDVDが好き
CDを聞くのも好きなのですが、ライブDVDを鑑賞することが好きです。ライブDVDを見て聞いていると、わくわくする高揚感とか、しみじみとした味わいとか、いろんな気持ちを感じることができて、気持ちがよいです。
ライブDVDの鑑賞は、ライブDVDを見るぞ、という条件を整えて、がっつりとすることもあります。また、家事をしながら流しっぱなしにしておくこともあります。たとえば、アイロンとライブDVDの相性はとてもよいです。
3.いろんなライブの、いろんな『彩り』
ライブDVDのいいところのひとつは、同じ曲を、いろんなアレンジ、いろんな雰囲気で楽しめることです。私のお気に入りの『彩り』を、5つ、ご紹介します。
(1) Mr.Children DOME TOUR 2009 ~SUPERMARKET FANTASY~ IN TOKYO DOME
SUPERMARKET FANTASYの『彩り』のポイントは、桜井さんとハモることができる、ということです。イントロで、桜井さんが「歌える?」といって会場を促し、合唱状態になるのですが、サビでは、桜井さんが主旋律ではないメロディーで歌ってくれます。DVDで聞いてるだけだと、正直、合唱vs桜井さんで桜井さんの声が勝っちゃっていて、今ひとつなのですが、DVDに合わせてこっちも歌っちゃえば、桜井さんとハモれます。
(2) Mr.Children“HOME”TOUR 2007
HOMEのスタジアムじゃない方のツアー(アリーナツアー?)です。
『彩り』は、アルバム「HOME」のキーとなる曲なので、扱いも特別です。オープニングで登場して、そしてアンコールの最後も『彩り』です。アンコールの『彩り』の前に、ちょっと長めのMCがあって、それも味があります。
(3) Mr.Children “HOME” TOUR 2007~in the field~
HOMEのスタジアムツアーです。『彩り』は、冒頭に登場します。イントロなしでいきなり始まって、1番は、ちょっと静かめの演奏です。
(4) LIVE DVD Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012
アンコール後、桜井さんがひとりで登場して、一曲歌って、次の曲が『彩り』です。
DVDだとアンコール後桜井さんがひとりで歌う曲は『ラララ』なのですが、私がいったナゴヤドーム公演では『Simple』でした。どちらもいい曲なので、流れが好きです。
(5) ap bank fes’06
『彩り』が初めて演奏されたのが、このap bank fes ’06だそうです。
MCで桜井さんが、『彩り』が生まれたときのことを話しています。これは、ap bank fes ’06のライブレポートにも掲載されているので、引用します。
「今から、みなさんがまだ聴いたことのない、できたばかりの曲を聴いてもらおうと思います。Mr.Childrenは今年に入ってからずっとレコーディングをしていまして――いや、まだいつ発表するかとか何も決めていない曲ばかりで、じっくりとやろうと思っているんですけど(笑)。何曲かレコーディングしていくうちに方向性をどうしよう?という話になって、みんなで焼肉を食べに行ったんです。そこで世界の平和とか、メッセージとかを投げかけたほうがいいという話になって……でも僕はずっと『なにか違う、なにかが違うんじゃないか?』って思っていたんです。で、一晩寝て、朝になって……そしたらいいメロディーが降りてきて、すごく嬉しかったんです。そして30分後に、今度は歌詞が生まれてきて。このテーマはすごーく大きなことじゃなくて小さなことなんですけど、でもそんなささやかな毎日の積み重ねを大事にしていこうと思ったんです。会社や家庭でもささやかな工夫を加えるだけで、ものすごく楽しくなることってあるじゃないですか。そんなちっちゃな工夫が回り回って世界中の誰かにいいことが起こればいいなって願って歌います」
「このテーマはすごーく大きなことじゃなくて小さなことなんですけど、でもそんなささやかな毎日の積み重ねを大事にしていこうと思ったんです。会社や家庭でもささやかな工夫を加えるだけで、ものすごく楽しくなることってあるじゃないですか。そんなちっちゃな工夫が回り回って世界中の誰かにいいことが起こればいいなって願って歌います。」というのが、とてもよいです。
スポンサードリンク
関連記事
-
-
「単純作業に心を込めて」を、『千夜一夜物語』みたいなブログにしたい。
1.『千夜一夜物語』の構造 (1) 『千夜一夜物語』 『千夜一夜物語』という物語があります。『ア
-
-
「分人」と「個人」の線の引き方
「分人」とは、作家の平野啓一郎さんが、『ドーン』や『私とは何か』で提唱する考え方です。 平野啓一郎「
-
-
為末大『諦める力』を、持続可能な毎日ための教科書として読む
1.『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』(為末大) 為末大さんの『諦める力』を読み
-
-
与えられた才能を、小さな世界に集中させて、小さな世界を大切にする
1.『ノルウェイの森』のキスギと永沢さん (1) キスギ 村上春樹の『ノルウェイの森』に、キスギ
-
-
店長からのおすすめの一品
店長自らが、厨房に立ち、同時に、カウンター越しにお客さんとの会話もしてくれるような、そんな居酒屋が、
-
-
デンタルフロスから考える、好ましい習慣を身につけるために大切な3つのこと+1
1.デンタルフロスの習慣が身についた 私事ですが、2013年4月、私は、ついに、デンタルフロスの習慣
-
-
過去と未来に向けて開かれた流動的な構造
千夜一夜の物語 今から2年ほど前の2014年9月30日、この「単純作業に心を込めて」というブログに、
-
-
[『サピエンス全史』を起点に考える]都市を基本単位として生きることで、グローバル帝国に参加する。
1.グローバル帝国に参加するには? 『サピエンス全史』の中に、「グローバル帝国」という記述が出てきま
-
-
「作品」と「価値」をめぐる人の軸
この前、これを書きました。 「作品」と「価値」をめぐる時間軸 ここで書いたのは、「「作品」の「価値」
-
-
たくさんの研究者によるたくさんの研究の集積の中に、たくさんの多方向の流れが生まれる仕組み
1.はじめに 『これからのエリック・ホッファーのために』を読んでから、「研究」というあり方に、興味を