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この時代に生きることを全面肯定できた1年(2013年をふり返る)

公開日: : 単純作業に心を込める

1.2013年は、この時代に生きることを全面肯定できた1年だった

(1) 困難な時代なんだろうと思っていた

2013年がはじまったとき、私は、私がいま生きているこの時代を、困難な時代なんだろうなと感じていました。

私は30代なのですが、50代、60代の人生の先輩たちとお話をさせていただくと、しばしば、「今の時代は大変だねえ。がんばってね。」的な慰めの言葉をいただきます。高度経済成長も、バブルなるものも、私にとっては完全な昔話です。新聞を開けば、超高齢社会だのテロだの気候変動だの、全部お先真っ暗な感じで、世界は破滅に向かっているような雰囲気です。そのため、私も、自分が生きるこの時代を、いろいろ大変な困難な時代だと認識していました。できることなら、もっと牧歌的な時代を生きたかったなあ、なんてことを感じていました。

(2) いい時代なのではないか、という素朴な感覚

でも、2013年を生きていて、私は、この時代はけっこういい時代なのではないか、という素朴な感覚を何度も覚えました。

このような感覚を覚えたひとつの場面は、ウェブやテクノロジーについて書かれたいくつかの本を読んだときです。中でも、『インターネット的』、『Chikirinの日記の育て方』、『ワンクリック』という3冊を読んだことで、ウェブというテクノロジーが自分の実生活を豊かにすることのイメージを持つことができました。

また、EvernoteやGmail、ToodledoやPocketなど、クラウドサービスから受ける恩恵がますます増えてきたなと感じたことも、このように感じたひとつの場面です。私がクラウドサービスを本格的に利用しだしたのは2010年くらいですので、2013年は私にとってクラウドサービスを利用し始めて3年の時期です。3年使い続けると、自分なりの使い方のコツのようなものが身についてくるので、上手に使えるようになってくるように思います。そのため、2013年は、クラウドサービスからの恩恵がかなり拡大した1年でした。

また、Kindle(という電子書籍サービス)とKindle Paperwhiteというすばらしい端末を使うようになって、読書の量と質が劇的に改善したことも大きいです。2013年は、Kindle元年でした。

それから、VAIO Tを購入して、パソコンを開いてから使い始めるまでの時間が劇的に短縮されたことも大きいです。これによって、すべてのすき間時間が、文章を書くという知的生産のために活用可能な時間になりました。2013年は、VAIO Tによって、かなりたくさんの文章を書いた1年でした。

このように、2013年、私は、いろんな場面で、この時代はそんなに悪くないんじゃないか、と素朴に感じてきました。

(3) 2013年は、この時代に生きることを、全面肯定できた1年だった

ここ数日、2013年をふり返っています。私が2013年をふり返る視点のひとつは、こんな素朴な感覚です。この素朴な感覚を起点に、「この時代は本当にそんなに困難な時代なのか?」、「高度経済成長の時代やバブルの時代を生きていた方がよかったのか?」という問いを考えています。

今のところ、結論は明らかなような気がします。私にとって、この時代を生きるのは全然困難ではありません。私は、自分がこの時代に生きることを100%肯定しています。この時代に生を受けて、本当に良かったなと思っています。

この理由は、上の例でも明らかなのですが、テクノロジーです。私がこの時代に生きることを全面肯定できているのは、テクノロジーが自分の実生活を豊かにしていることを確信しているからです。

そこで、以下、「子育て」、「仕事」、「知的生産」という、私にとって大切な3つの場面それぞれについて、テクノロジーが実生活をどのように豊かにしているのか、という観点で、2013年をふり返ります。

2.テクノロジーが実生活を豊かにする

(1) テクノロジーと子育て

a.相変わらずiPad(第3世代)が活躍した1年だった

テクノロジーと子育てを考える上で欠かせない道具は、iPadです。

我が家には、2012年5月に購入した第3世代のiPadが2台あります。 2013年は、世間的にはiPad Airが盛り上がった1年でした。私もiPad Airには興味があったのですが、でもまあ、第3世代iPadで何の不足もなかったので、見送りました。

そんなわけで、我が家では、2013年の1年間通じて、第3世代のiPadが活躍してくれました。

iPadのいいところは、誰でも簡単に快適に使えるところです。実家の両親もうちの奥さんも、デジタルツールをいじるのはそんなに好きでも得意でもありませんが、たぶん、私よりもiPadをよく使っています(私はiPadよりもNexus7の方が好き……)。

また、うちの子は2歳くらいですが、iPadが大好きで、まだ話せる単語は限られているのに「アイパッド」という言葉を覚えてしまいましたし、ホームボタンやタップやスワイプが、何となくできます。

テクノロジーを子育てに活かせるのは、iPadという道具があってこそです。

 母の日のプレゼントに、iPadはいかがでしょうか。

b.Google+がおもしろい

2013年は、Google+が進化した1年だったなあと感じます。

Google製SNSとして大々的に始まったGoogle+ですが、やはりFacebookの牙城は全然崩せず、SNSという観点から見ると鳴かず飛ばずのような気もします。

でも、私は、以前から、Google+を、写真を保管し、共有するサービスとして使っていました。(というか、愛用していたPicasaウェブアルバムがGoogle+に統合されたので、そのままGoogle+をPicasaウェブアルバム的に使っています。)そして、写真を保管し、共有するサービスという観点からすると、Google+は、かなりいい線行くようになったと思います。

おもしろいのは、スマートフォンのGoogle+アプリからのインスタントアップロードと、勝手に作成されるいろんなフォトムービーです。ぱらぱらマンガみたいなものも勝手に作成されますし、2013年ベストフォトムービーまで自動で作ってくれました。共有機能も優秀で、最近は、Google+自身が、「だけシェア」として売り込んでます。

Google+の生きる道は、ここにあるんじゃないかと思います。

我が家も、この使い方で、Google+を大いに活用させてもらっています。

母の日にiPadを贈る(5) iPad×Picasa×BestAlbumで作る孫の写真閲覧システム

c.なんと言っても、Evernote

iPadとGoogle+も活躍しているのですが、2013年に我が家の子育てに大活躍したのは、なんと言っても、Evernoteです。我が家では、子育てにEvernoteをいろいろと使っています。

軸になるのは、1日1ノートの成長記録ノートです。ノートブックごと実家の両親に共有して、プレゼントしたiPadで毎日楽しんでもらっています。

Evernoteを子育てに活用する方法については、2013年に、たくさんのブログ記事を書きました。

Evernoteのノートブックを共有して、子どもの写真付き成長日記を家族で共有する方法(2013年1月)

我が家で大活躍!子育てを彩る、Evernote子ども成長記録ノートの作り方と共有方法(2013年7月)

Evernote子ども成長記録ノートを、じぃじ・ばぁばと共有すれば、みんなハッピー。(2013年9月)

我が家の子育て×Evernote。子育てのためにEvernoteに入れているものと、その目的・方法(2013年11月)

こうしてふり返ると、けっこう書いたなあ、と思います。まあ、似たようなことばかりなのですが。。。

同じようなことをこれだけ何度も書いたのは、私がこのブログでいちばん書きたいテーマがこれだからです。これだけ書きましたが、まだEvernoteを子育てに使うことのメリットを語り切れていないと感じます。これからも、Evernoteを子育てに活用するとともに、活用しながら感じたことをどんどんブログ記事にしていきたいと思います。

(2) テクノロジーと仕事

a.Gmail

2013年も、Gmailが活躍してくれました。

前提として、私は、Gmailに自分が使っているすべてのメールを集約しています。Gmailを、クラウドにあるメールソフトのように使っているわけです。

Gmailをクラウドにあるメールソフトとして利用することで解消できた、メールについての3つの悩み

ThunderbirdよりもBecky!よりも秀丸メールよりも、Gmailをメールソフトとして愛用している3つの理由

これに加えて、キャリアメールを使うのをやめてGmailを携帯メール的に使うようにしましたので、名実ともに、全部のメールアドレスがGmailに統合されました。

キャリアメールの代わりにGmailを使うことの3つのメリット

(もっとも、Gmailをキャリアメール代替として使うことには、意外な盲点もありました。。。

キャリアメール代替としてGmailを使うときの不便な点:受信したメールの差出人表示をコントロールできない

受信したメールの差出人表示をコントロールできないGmailの対策=連絡先に画像を割り当てる

すべてのメールをGmailに集約した上で、受信トレイを空にするルールでメールを運用すれば、メール関係のストレスは、グンと減ります。

Gmailの受信トレイを空にすることから始めるGTD的メール処理

それに加えて、2013年は、Gmailを使うことの新しい価値に気づくことができました。それは、Gmailをデータベースとして使う、ということです。ポイントは、Gmailを使っていれば、いつの間にか、Gmailに、ものすごく便利なデータベースが生まれている、ということです。

GmailとGoogleカレンダーに集約することで、個人的データベースが、いつの間にか生まれている

b.Toodledo

2013年は、Toodledo使用開始2年目でした。

私がタスク管理システムとしてToodledoを使い始めたのが2011年の11月。Toodledoにたどり着くまで、私はタスク管理システムジプシーでしたが、Toodledoにたどり着いて、ようやく落ち着きました。

GoogleタスクからNozbeに乗り換え、結局、Toodledoに落ち着いている理由

私のタスク・スケジュール管理システム(GoogleカレンダーとToodledo、AndroidとWindowsPC)

私がToodledoを使う方針は、できる限り使用する要素を絞る、というものです。

Toodledoを使い続けるために、使う要素を絞る(まずはDue DateとRepeat)

この方針に従って、最近まで、私が使っていた要素は、ほぼ、Due DateとFolderだけでした。でも、2013年は、Contextを時間帯で運用することにチャレンジしてみました。

【Toodledo】『クラウド時代のタスク管理の技術』からの収穫→ContextとLengthを試す

いくつか注意点があるように思いましたが、Contextを時間帯で運用することには、それなりのメリットがあるように思いましたので、今でも続けています。

Toodledoの時間帯Context運用をうまく回すための3つのポイント

c.Evernoteを仕事に

2013年は、とにかく、Evernoteの使用頻度が大きく上がった1年でした。最初は日記、次にブログ、そして子育てに使うようになりました。この結果、私は毎日Evernoteを開くようになりました。

Evernoteを毎日自然に使うまでの4段階

今後、さらにEvernoteを活用するには何に使ったらよいのだろうと考えたところ、残るは仕事だろうという結論に至りました。そのヒントをもらったのは、次のセミナーでした。

Evernote Businessのセミナーに参加した収穫を共有するためのエントリ(2013/11/26@名古屋)

まずは、Evernoteに自分なりのマニュアルを蓄積することから始めているところです。

Evernote×仕事。Evernoteに自分なりのマニュアルを蓄積する

(3) テクノロジーと知的生産

a.パソコンで文章を書くことの条件が整った

2013年は、パソコンで文章を書くことの条件が整った年でした。

まず、2012年9月にスマートフォンを機種変更し、Xperia SXにしたことで、Evernote公式アプリを普通に動かせるようになりました。

Xperia SXを10日間使った感想(結論:私は大満足。人によっては、とても気に入ると思う。)

次に、2013年3月にVAIO Tを買ったことで、パソコンを起動するまでの時間がかなり短縮され、また、Evernote for Windowsの動きにストレスを感じることがなくなりました。

VAIO T 11.6インチを導入して2ヶ月、私の生活で、何が変わったか

これらの道具が整ったことで、自分が書く全部の文章をEvernoteに集約することへの抵抗が何にもなくなりました。

文章をアウトプットする仕組み

文章を書くツールとしてEvernoteを使うことのメリット テキストデータのポケットひとつ原則

その結果、2013年、私にとって、Evernoteは知的生産のためのツールになりました。

Evernote×思考。Evernoteで、考えを捕まえ、育て、寝かせる。

b.自分の場所を育てる

知的生産ということに関して私が2013年にハマったことは、ひとつはブログでもうひとつはEvernoteです。

この両者に共通するのは、「自分の場所を育てる」という観点を明確に持てたことです。

ブログは、『Chikirinの日記の育て方』を読んだことがきっかけです。

『「Chikirinの日記」の育て方』を読んで、「単純作業に心を込めて」というブログをどんな場所に育てたいのか、考え始めた。

Evernoteは、毎日いろんなものをEvernoteに放り込むことで、「Evernoteは育つ」ということを実感することができました。

Evernoteを育てる

Evernoteで思考を育てることによって、Evernoteを育てる

「自分の場所を育てる」という観点でつきあうことで、ブログもEvernoteも、楽しくなり、また、そこから生み出せる価値が増えたように感じています。

c.自分を超えた大きな視点からの意味づけ

私がブログを始めたのは、ほとんど自分のためでした。私は書くことが好きなので、書く場所があることをすごくうれしく感じました。また、書くことでインプットとアウトプットがうまく回ることを実感できて、ブログをすることの効用を強く感じました。

インプットとアウトプットの順番、深呼吸における「吸う」と「吐く」の順番

2013年も、自分のためにブログを続けてきました。でも、自分のためにブログをすることが、結果的に、自分を超えた価値を生むこともあるのかもしれない、と感じています。

ひとつは、『インターネット的』という本に出会ったことと、そこから思い出して『ウェブ進化論』と『ウェブ時代をゆく』を読み直したことです。

自信を持っておすすめする、2013年に収穫したKindle本10冊

私が自分のために文章を書いてウェブに公開することによって、リンク・シェア・フラットというインターネット的なるものを通じて、何かの価値が生まれることもあるんじゃないかなと、信じることができました。

また、どんな価値を生み出したいのかを自分なりに考えて、それを誰かに伝える、という方針でブログ記事を書いていこうかな、と思いました。

伝えたいメッセージを持つ、ということ(実験に参加した感想)

もうひとつは、ブログを通じての関係、というものを実感したことです。ブログ記事を通じて、他のブロガーさんとやりとりをさせていただいたり、記事ではなくブログそのものについてのコメントをいただいたりなど、ブログをやらなければあり得なかった関係を体験しました。

子どもを保育園に送る役割を母親に譲るつもりがない父親の話

11月は好きなブログを告白する月なので、4股かけてみることにします | そふぁねブログ

3.2013年から2014年へ

2013年はあと30分も残されていませんが、私にとって、2013年はなかなかいい一年でした。

とはいえ、30分たっても、私も世界も何かが変わるわけではなく、そのまま連続して2014年が始まります。 2014年も、この世界を全面肯定しながら生きていけるように、明日からも、一日一日、単純作業に心を込めて、生きていきます。

2013年、ありがとうございます。2014年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

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