feedlyに登録した50のサイトを1日10分未満で全部確認し、読みたい記事の全文をPocketに送る流れ
目次
1.概要
(1) 私が使っているRSSリーダーは、以前はGoogleリーダーだったけれど、Googleリーダー廃止にともない、feedlyに移行した。私は、現在、feedlyに、50を越えるブログとニュースサイトを登録している。これらのブログとニュースサイトからは、毎日100個ほどの記事が配信される。
(2) feedlyの操作は、すべてWindowsパソコンのブラウザから行う。feedlyのキーボードショートカット(「j」と「k」と「s」)を使って、どんどん流し読みする。気になった記事は、「s」のキーボードショートカットで、「saved for later」をつける(feedlyの「saved for later」は、Googleリーダーのスターみたいなものである)。100個の記事を処理するための所要時間は、10分もかからない。
(3) feedlyで「saved for later」をつけた記事は、iftttによって、その全文がPocketに送られる。
(4) 週に何度か、Pocketで記事全文を読む。Pocketを読むのは、基本的には、iPad。Pocketを読むなら、iPadのPocketアプリからがよいと思う。
2.Googleリーダー廃止後のRSSリーダーは、feedlyがおすすめ
時代の流れに逆行しているのかもしれないのですが、私は、RSSリーダーが好きです。いくつかのブログやニュースサイトの記事を読むためなら、RSSリーダーほど便利なものはありません。
そのため、Googleリーダー廃止に伴い、私は、代替のRSSリーダーを探しました。
その結果、feedlyに落ち着きました。
feedlyに落ち着いた理由は、ふたつです。ひとつは、feedlyのキーボードショートカットが、Googleリーダーとほぼ共通であることでした。もうひとつは、iftttがfeedlyに対応していることでした。
このふたつの特徴によって、feedlyは、大量の記事を短時間で処理することができます。私は、feedlyに50を越えるブログやニュースサイトを登録していて、これらのブログとニュースサイトから、毎日100を越える記事の配信を受けています。しかし、feedlyとiftttとPocketを使えば、配信される記事の処理は、短時間で簡単に終わります。
以下、feedlyを使って、どのように記事を読む仕組みを組むか、その一例をご説明します。
なお、以前にも同じようなことを書いていますが、そのときは、GoogleリーダーとRead It Laterの組み合わせでした。
Androidスマートフォンで、Googleリーダーに登録した記事を、Read It Laterで読み、ログをEvernoteに残す流れ | 単純作業に心を込めて
3.Windowsのブラウザでfeedlyを開いて、キーボードショートカットでどんどん処理
(1) feedlyの役割は、読む記事か否かの選別
多数のブログやニュースサイトから配信される記事は、すべて、feedlyに入ってきます。
しかし、feedlyで記事を読むことはありません。feedlyで行うのは、読む記事か否かの選別、これのみです。
feedlyには、AndroidアプリやiPadアプリもありますが、私がfeedlyを使うのは、Windowsパソコンのブラウザからのみです。その理由は、キーボードショートカットを使いたいからです。
(2) feedlyでどのキーボードショートカットを使うか
feedlyは、たくさんのキーボードショートカットを持っていますが、私が使うのは3つだけです。
【j】
まず、jです。ホームポディションの右手人差し指です。
これは、次の記事を開くキーボードショートカットです。
【s】
次に、sです。ホームポディションの左手薬指です。
これは、記事にfeedlyの「saved for later」ラベルを貼るためのキーボードショートカットです。feedlyの「save for later」は、Googleリーダーのスターのようなものです。
【k】
最後に、kです。ホームポディションの右手中指です。
これは、前の記事に戻るキーボードショートカットです。おもしろそうな記事をうっかり通り過ぎてしまったときは、すぐに、kで戻ります。
(3) 3つの指の使い方
これら3つのキーボードショートカットによって、ひとつの記事あたり1,2秒で目を通します。
見出しと最初の数行を見て、読みたいと思ったら、[s]を押し、「saved for later」ラベルを貼ります。あまり気持ちが動かなければ、[j]を押して次の記事に移動します。間違えて次の記事にいってしまったときは、[k]を押して、ひとつまえの記事に戻ります。
100個記事があっても、1記事あたり2秒で処理すれば、200秒程度、約3分半で完了です。
(4) saved for laterがついた記事は、Pocketへ
[s]によって「saved for later」ラベルをつけた記事は、Pocketに飛ばして、全文を読みます。Pocketに飛ばすのは、iftttを使います。
4.ifttt:feedly→Pocketのレシピ
(1) iftttでfeedly→Pocket
iftttは、ウェブサービス間の自動化を行うサービスです。
feedlyも、Pocketも、iftttに対応しています。もちろん、feedlyからPocketに自動で送るレシピも、ちゃんと用意されています。
IFTTT / Articles saved for later in Feedly get saved for later in Pocket too by feedly
これは、feedlyで「saved for later」がついた記事を、Pocketに送るレシピです。
(2) feedlyから直接Pocketに送らないのは、操作が面倒だから
feedlyには、記事をPocketに保存するボタンも用意されています。しかし、この機能を利用するためには、アイコンをクリックする必要があります。
これに対して、私は、feedlyをキーボードだけで(もっといえば、[j]と[s]と[k]の3つのキーだけで)操作したいと思います。そのため、feedlyから直接Pocketに送る機能は、使いません。
5.iPadでPocketを開いて、全文を読む
Pocketに送った後は、時間を見つけて、全文を読みます。
Pocketを読むのは、iPadからです。Pocketは、キーボードショートカットがないため、クリックで読む必要があります。私は、マウスもトラックパッドもあんまり好きではないので、iPadのタッチパネルから読む方が快適です。
6.まとめ
(1) feedlyは、Googleリーダーの後継として、優れている。
(2) feedlyを使うなら、読む記事の選別だけを目的として、キーボード付きの端末から、[j][s][k]の3つのキーボードショートカットを活用するのがよい。
(3) 記事を読むのは、Pocketがよい。記事をPocketに送るのは、(feedlyの機能を使うよりも、)iftttを使う方がよい。
(4) Pocketの記事を読むなら、Pocket for iPadがいちばん使いやすい。
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