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一冊の読書から得る果実を増やすために、読書記事の型を作った

公開日: : ブログ,

1.読みっぱなしは、もったいない気がしてきた

(1) Kindle Paperwhiteを使ったら、読書量が増えた

Kindle Paperwhiteを使うようになって、10ヶ月くらいになります。使用前使用後でどんな変化があったかと言えば、読書量の増加(正確には、回復)です。

Kindle Paperwhiteを使い始める前は、我が家に紙の本の置場が少ないことや、家でゆっくり読書する時間がないことから、あまり本を読まなくなっていました。しかし、Kindle Paperwhiteを使うと、物理的な本の保管スペースの問題はキレイに消えます。また、通勤電車やランチタイムなどのすき間時間にどんどん本を読めますので、読書時間が増えました。その結果、読書量がわりと増えて、今では、少なくとも週に3,4冊は読んでいます。

(2) 読みっぱなしだと、もったいない

他方、今の私の読書は、わりと読みっぱなしです。特に、Kindleでの読書は、

  1. 読み終わった本が本棚に並んでいないので、目に入ることがない
  2. 一冊読み終わったらすぐに次の本を読み始めることができる

という特徴があるため、読み終わった本に対する意識が低くなってしまうような気がします。

そのため、それなりのペースで読書しているにもかかわらず、何を読んだのか自分でもあんまり意識していない、というような状態になっています。先週読んだ本を思い出そうとしても、記憶が曖昧、という感じです。

せっかくたくさんの時間を読書に費やしているのに、これでは少々もったいないような気がしてきました。

2.読書記事の筆が進まない原因を考える

(1) 読みっぱなしへの有効な対策は、ブログに読書記事を書くこと

読みっぱなしへの有効な対策は、わかっています。アウトプットすることです。読書は、インプットの活動ですが、インプットから得る果実を増やすための王道は、インプットしたものをアウトプットすることです。インプットしたものをアウトプットすることで、インプットとアウトプットがうまく回って、インプットから得る果実が増えます。

私にとってのアウトプットの場で、いちばん大きいのは、このブログです。このブログに、読んだ本についての記事を書けば、読書というインプットと、ブログ記事作成というアウトプットがうまく回って、1冊の本を読書することから得られる果実は、今よりも格段に増えるはずです。

(2) なぜ、読書記事の筆が進まないのか?

それはわかっているのですが、現状、読書記事は、あまり書けていません。

書きたいという気持ちはあります。そして、わりと多くの本について、Evernoteに記事を書き始めています。

しかし、読書記事として結実しません。書き始めても、なかなか筆が進まず、形になるところまで持って行くために時間がかかります。時間が経つと、自分の中で、その本が過去のことになってしまって、その本の読書記事を書く旬が過ぎ去ってしまい、書きかけの読書記事は、お蔵入りとなります。

お蔵入りになる原因は、読書記事を書くのに時間がかかってしまうことです。読書記事の筆が進まない。では、なぜ、読書記事の筆が進まないのか、を考えると、理由は、ふたつです。

a 高すぎるハードル

ひとつは、自分で高すぎるハードルを設定していることです。

読書記事を書きたいと思う本は、自分なりに何らかの魅力を感じた本です。魅力を感じた本の記事を書こうとするとき、自分の中で、この本に見合う記事を書きたいと思ってしまって、ハードルを高く設定してしまいます。この程度の記事を公開するのは、この本に見合わなくて、この本に申し訳ない、などと感じてしまいます。

b 書きたいことが多すぎて、まとまりがつかない

もうひとつは、書きたいことがどんどん出てきて、ひとつの記事にまとめられなくなることです。

どんなに短い本でも、一冊の本に含まれる情報量は膨大です。読書記事を書こうとすると、その本を読むことで得られたいろんなことが頭をよぎり、書きたいこと、書かなくちゃいけないと思うことが、どんどんと出てきます。

そうしているうちに、まとまりがつかなくなってきます。

3.読書記事の型を決める

(1) 読書記事の型が、読書記事の筆が進まないことの、対策になる

読書記事の筆が進まない原因が、上記の2つ、高いハードルを設定してしまっている点と、書きたいことがどんどん出てきてまとまりがつかなくなる点にあるとすれば、どのような対策をとるのがよいでしょうか。

「読書記事の型を作る」ことは、有効な対策として機能するのではないかと思います。つまり、どんな項目について書くかをあらかじめ決めておき、それを型として持っておきます。どんな本を読んだときも、基本的には、その型に従って、読書記事を書くことにします。

この方法なら、型に従って文章を書き上げれば、それで読書記事としてはOKなので、むやみにハードルが上がることはありません。

また、書きたいことがいっぱいあっても、読書記事としては、型に従った内容を書くことにして、記事のポイントを絞ることができます。(型から外れることを書きたければ、別の記事を書けばよいだけです。)

まずは、どんどん読書記事を書くことが大切ではないかと思いますので、そのために、型を作るのは、けっこう有効ではないかと思います。

(2) どんな型にするかは、読書記事を書く目的から考える

この方法をとるとして、重要なのは、どんな型にするか、です。

どのような型がよいかは、読書記事を書く目的によって異なります。したがって、読書記事を書く目的から考えるのがよいのではないかと思います。

読書記事を書く目的は、読書を読みっぱなしにしないことで、一冊の読書から得る果実を増やすことです。読書記事を書くことで、その一冊の本に書かれていたことを振り返ると共に、その一冊の本から何を得たのかを考えて、そして何よりも、それを自分の生き方に活用することです。

そこで、この目的に沿って、型を考えます。

4.たとえば、こんな型を作ってみた

そんなわけで、こんな型を作ってみました。

  1. 本の概要
  2. 客観的に、重要なところ
  3. 主観的に、共感したところ、自分の生き方に役立てたいところ
  4. この本を読んで、どんな一歩を踏み出すか
  5. まとめ

各項目について、簡単に説明します。

(1) 本の概要

本の概要は、タイトル、著者と、簡単な紹介です。Amazonへのリンク、Amazonのアフィリエイトリンクも入れます。

(2) 客観的に、重要なところを、1~3個程度

次に、その本の中で、客観的に重要なところ。その本の主題を簡単に要約します。

しかし、本一冊の要約を作成するのは、ひとつのブログ記事には手に余ります。そのため、複数の重要なことがあっても、1~3個程度に絞ることにします。

(3) 主観的に、共感したところ、自分の生き方に役立てたいところ

お次は、自分自身が、主観的に共感したところ。また、自分の生き方に役立てたいと思ったところ。

ここは、必ずしも、本の主題と一致していなくてもOKとします。Aという結論を導くための例示としてのエピソードに感銘を受けて、Aとは関係ないBというメッセージをそこから得たのであれば、それでもよしとします。

(4) この本を読んで、どんな一歩を踏み出すか

さらに、その本を読んで、これからどんな一歩を踏み出すか、ということを書こうと思います。

読書というのは、それ自体が楽しみでもあるのですが、私は、それ以上に、そこから何かの影響を受けて、自分の人生に変化をもたらす、ということを求めています。これは、いわゆるビジネス書を読むときはもちろんですが、小説やエッセイを読むときも、同じです。

このような方針で本を読むなら、その一冊の読書が、自分の人生にどんな影響を与えるか、その一冊の本を読んで、自分がどんな一歩を踏み出すかが、とても大切です。

そこで、それを書こうと思います。ただ、あくまでも、「一歩」を書きます。立派なことじゃなくてもよくて、ちょっとやってみる程度のささやかなものでもよしとします。

(5) まとめ

最後に、その本のまとめ。改めて本へのリンクを貼って、総評的なコメントを加えます。おすすめ、とか、読んでよかった、とか、再読すると思う、とか。

5.まずは何冊か書いてみようと思います

型はできました。この型のよしあしは、使ってみないとわかりません。まずは、この型に従って、何冊かについて、読書記事を書いてみようと思います。

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