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Android+WriteNote Proを使って、Everenoteに写真+文字で子どもの成長記録を残す方法

公開日: : 最終更新日:2012/07/13 Android, Evernote

0.概要

(1)子どもの成長記録は、写真+文字でEvernoteに残すのがよいと思う。

【理由】

  1. Evernoteなら、10年先も、20年先も、多分、使うことができる。
  2. Evernoteなら、写真と文字のどちらも重視できる。

(2)AndroidからEvernoteに写真+文字で子どもの成長記録を残すなら、WriteNote Proというアプリを使うのがよいと思う。

【理由】

  1. WriteNote Proを使えば、Androidから適当に投稿するだけで、わりといい感じのノートとして、Evernoteに保存される
  2. WriteNote Proなら、子どもの成長段階に応じて、ノートをどんなふうにまとめるのかを自由に設定できる。

1.写真+文字で子どもの成長記録をEvernoteに残す

(1)子どもの成長記録を残す

子どもを育てて感じるのは、子どもにとっては、一日一日が、はじめての連続だということです。自分自身のためにも、将来の子どものためにも、親として、子どものはじめてをできるかぎり記録に残したいと思います。

はじめての連続を記録に残す方法には、たくさんのものがあります。写真、文字、動画、音声などでしょうか。これらの中でも、扱いやすさや後から見返す気軽さの点で、王道は、写真と文字ではないかと思います。

(2)写真+文字で残す

最近では、スマートフォンやタブレット、デジカメやパソコンによって、簡単にデジタルデータの写真を撮影し、デジタルデータの文字を記録することができます。

しかし、単にデジカメで写真を撮影したり、単にスマートフォンで子どもに関する事柄をメモするだけでは、写真と文字とがバラバラになってしまいます。子どもにとってのはじめてをリアルに思い出すには、写真だけでも、文字だけでも、少し足りません。その瞬間を捉えた写真と文字を、同時に見ることができる方がベターです。

(3)Evernoteに残す

デジタルで撮影した写真データをアルバムのように管理できるアプリケーションやサービスがあります。これらのアプリケーションやサービスを使えば、写真と文字を一体的に残すことが可能です。しかし、写真と文字を一体的に管理するために特別なアプリケーションやサービスを使う方法は、私が求める条件に合わないため、採用でできません。そのかわり、私は、Evernoteを使っています。理由は、以下の2点です。

a.Evernoteなら、10年先も20年先も見返すことができる(と思う)

子どもの成長記録は、長期間の保存・閲覧に耐えるデータでなければいけません。できる限り長期間継続したいと思います。また、今日記録したデータを、10年先も20年先も見返すことができるものでなければいけません。

この条件に対して、特定のアプリケーションやサービスを利用する方法には、リスクがあります。特定のアプリケーションやサービスを利用する場合、データ形式がそのアプリケーションやサービスに特化されている場合があります。その場合、データを編集したり閲覧したりするためには、そのアプリケーションやサービスを利用しなければいけません。しかし、デジタルのアプリケーションやサービスは、移り変わりが激しい分野です。特定のアプリケーションを使って記録を続けていたのに、途中でそのアプリケーションが開発終了となってしまった、というのでは、困ります。

そこで、10年先、20年先にも普通に使えるアプリケーション・サービスを選択する必要があります。

これに対して、Evernoteなら、おそらく今から10年先も継続しているサービスではないかと思います(仮にサービス終了となっても、データをHTML形式等でエクスポートすることが可能です)。

b.Evernoteなら、写真と文字のどちらも重視できる

PicasaやFlickerも、おそらく、10年先、20年先も、続いているのではないかと思います。(PicasaがGoogle+に統合されたように、どんどん形は変わるでしょうが。)しかし、こあれらはあくまでも写真管理サービスであり、写真と文字を同程度に重視しながら記録するには不向きです。

私は、文字を書くのがわりと好きなので、写真と同じように、文字で記録を残したいと思います。写真にコメントをつけるというのではなく、場合によっては、文字だけで記録する一日や出来事がある、というのでもよいくらいです。

Evernoteなら、写真ばかりの記録とすることも、文字を中心とした記録とすることも、そのときそのときに応じて、柔軟に可能です。Picasaなどの写真管理サービスにはないメリットがあります。

2.Android+WriteNote Proで、手間をかけずに、成長記録を残す

(1)Evernoteへ記録を残す方法

写真は写真で撮って、文字は文字で記録し、Evernoteのクライアントで編集作業を行う、という方法もあり得ます。WindowsのEvernoteクライアントからなら、写真付きワードファイルを作るのと同じような手間で、写真付きノートを作成することができます。難しい作業ではありません。

しかし、このひと手間があると、Evernoteでの編集作業を後回しにしてしまう気がします。私は、できる限りたくさんの場面を記録に残したいと思うため、できる限り手間を減らしたいと思います。一定の方法で記録をすれば、自然と、ある程度いい感じになってEvernoteに保存される、という形が理想です。

私の場合、子どもの写真を撮るのも、子どものことを文字で記録するのも、大半はAndroidからです。ですから、Androidで写真を撮って、Androidで文字を書いて、Evernoteに記録をすれば、Evernote上に、いい感じに整理されたノートが蓄積される、という仕組みを実現したいと思います。

結論としては、AndroidからEvernoteに写真+文字の成長記録を残すためには、WriteNote Proというアプリを使うのがいちばんです。WriteNoteは、Evernoteにさっとメモを書くためのアプリであり、有料版であるWriteNote Proであれば、写真を投稿することもできます。Androidで写真を撮影し、WriteNote Proにその写真を添付し、文字で記録をして、Evernoteに投稿すれば、Evernote上に、それなりにいい感じにまとまった記録が残ります。

(2)WriteNote Proいくつかの設定例

WriteNoteについては、いくつか記事を書きましたので、ご参照ください。また、公式サイトや作者様ブログもあります。

WriteNoteの特徴であるノートブック、ノート、タイムスタンプの設定が柔軟であることは、子どもの成長記録を残す上でも、その力を発揮します。たとえば、以下のような設定が可能です。

a.子ども用ノートブックに、1日1ノート

1日分の写真と文字を、1つのノートにまとめる方法です。時系列に沿って、文字と写真が並びます。すべてのノートは、自動的に、子ども用のノートブックに保存されます。

ノートのイメージは、こんな感じです。(タイムスタンプの書式は、自由に設定可能です。)

  • ノートタイトル:2012年7月1日のまる子
  • ノート本文

    10:14
    ご機嫌な様子。
    [写真]

    12:38
    お昼寝中。
    [写真]

    15:08
    お腹いっぱいの様子。
    [写真]

b.1年ごとの家族用ノートブックに、1ヶ月1ノート

1ヶ月分の写真と文字を1つのノートにまとめることもできます。ノートブックのくくりも、1年ごとに自動で切り替えることもできます。

  • ノートタイトル:2012年06月のまる子
  • ノート本文

    06/13(水) 07:34am
    起きたみたい。
    [写真]

    06/22(金) 05:22pm
    ひとり遊びしています。
    [写真]

    06/30(土) 08:12pm
    お風呂上がり。
    [写真]

c.1ヶ月ごとの子ども用ノートブックに、1つの写真で1つのノート

1つの写真と文字で1つのノートにすることもできます。1ヶ月ごとにノートブックを切り替えれば、1つのノートブックの中に、1ヶ月分の写真+文字の記録がたまります。

  • ノートタイトル:2012/06/29(金)午前10時15分
  • ノート本文

    泣いてます。
    [写真]

3.その他の方法(ただし、どちらも、ひとつのノートブックに1日1ノート)

なお、Android+WriteNote Proでない方法で、写真+文字の成長記録をEvernoteに残すこともできます。Twitterの非公開アカウントを使う方法と、iOS版のPostEverを使う方法を、軽くご照会します。

ただし、どちらの方法も、ひとつのノートブックに、1日1ノートの記録を残す形になります。

(1)Twitterの非公開アカウント+公式写真サービス+ツイエバを利用する方法(Android、iPhone・iPad)

Twitterの非公開アカウントに、写真+文字のツイートを流し、ツイエバでEvernoteに保存する方法です。

Twitterを利用できればよいので、AndroidでもiPhoneでも可能ですし、アプリも何でもかまいません。

ただし、非公開アカウントにした場合であっても、外部の写真サービスの中には、非公開に対応していないものもあります。その場合、写真だけは閲覧可能になってしまいます。写真が非公開になっているか、注意する必要があります。

ツイエバを利用すれば、1日分のツイートが1つのノートに整理されてEvernoteに保存されます。無料アカウントで十分です。

(2)iOS版のPostEverを利用する方法(iPhone・iPad)

iOS版のPostEverなら、写真を添付することができます。(Android版は、写真添付機能がありません。)

PostEverなら、1日分のメモが1つのノートにまとまりますので、写真+文字の記録を残すことができます。

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