*

Kindleで「このアイテムのクリッピングの上限に達しました。」との表示が出た場合の対処を模索する(解決策まだ見つからず)

公開日: : Kindle

1.問題の状況

最近の私の読書は、もっぱらKindle Paperwhite 3Gからです。Kindle Paperwhite 3Gから読書して、メモしたい一節があったときは、Kindle Paperwhiteのソーシャルネットワーク機能で、Twitterに共有しています。

Amazon.co.jp ヘルプ: Kindle Paperwhiteのソーシャルネットワーク機能

しかし、気の向くままにどんどん共有していくと、「クリッピングでエラーが発生しました」というエラーダイアログが出ます。

シェアできません。このアイテムのクリッピングの上限に達しました。

といわれてしまいます。

そして、Amazonに登録したメールアドレスには、以下の内容のメールが届きます。

こんにちは、Amazon Customer様

You recently tried to share a note or highlight from your Kindle. この本はマーカーできる最大文字制限に達しました。不要なマーカーを削除し、もう一度試してください。

注意: このEメールアドレスは、配信専用です。このメッセージに返信しないようお願いいたします。

Amazon

「このアイテムのクリッピングの上限に達しました。」について書いているブログでも言及されているように、これは、著作権などによる制限なのではないかと思われます。Amazonと著作者あるいは出版社との間で、クリッピングに上限を設けるという合意があるのかなあと推測します。

このこと自体は、まあ、現状そうなので、どうこう言っても仕方ないのですが、何か手段はないのでしょうか。

2.「不要なマーカーを削除」すればよい?→現状、できず。

(1) Amazonからのメールがヒントになる?

私が着目したのは、Amazonからのメールです。そこには、「不要なマーカーを削除し、もう一度試してください。」との記載があります。ということは、「不要なマーカーを削除」すれば、クリッピングができるのでしょうか。

試してみました。

(2) マーカーを削除する方法

「マーカーを削除」は、Kindle Paperwhiteから可能です。

  1. ツールバーを表示する
  2. メニューアイコン(「三」みたいなやつ)をタップ
  3. メモ・ブックマークを表示をタップ
  4. 表示されたメモ・ブックマークを長押し
  5. 削除する

です。

Kindle Paperwhiteで削除した後、同期をすれば、クラウドのデータからも、マーカーが消えます。Kindleの個人ページにアクセスして、該当の本のマーカー箇所を確認すれば、ゼロになっているのが確認できるはずです。

(3) マーカーを全部削除したけれど、できなかった

しかし、1,2冊の本でチャレンジしてみたところ、マーカーを全部削除したあとで、もう一度共有を試しても、やっぱり「このアイテムのクリッピングの上限に達しました。」となり、できませんでした。

いったん上限に達してしまったら、マーカーを消すことでその上限を下げることは、できないのかもしれません。

3.気楽にどんどんハイライトや共有を使えるといい

紙の本を読むとき、私は、どんどんいろんなことを書き込むのが好きでした。Kindleで読書するときも、同じように、どんどんハイライトや共有をするのが好きです。

しかし、今の仕組みでは、下手をすると、第1章でクリッピングの上限に達してしまい、いいところで共有ができない、という事態に陥ることが多々あります。

気楽にどんどんハイライトや共有を使いたい私としては、このためには、Amazonと著作者・出版社との合意内容が、少しずつ変わっていくことを祈ります。

また、マーカー削除の方法など、もう少しいろいろと試してみます。別の方法で何かを削除すれば、あるいは、上限をリセットする方法があるのかもしれません。解決策が見つかるといいなあ。

4.参考にしたページ

以下、参考にしたページをメモします。

Kindle Paperwhiteのクリッピングやソーシャルネットワーク機能について書かれたページは、まだあまり多くありません。この機能のすごさからすると、もっとたくさんの情報があってもいいのになと感じます。

Kindleを利用する多くの人がこの共有機能のおもしろさに目覚め、どんどん情報が充実するといいなと思いますので、私も、これからも、Kindleのクリッピングや共有について、いろいろ試行錯誤し、書きます。

このアイテムのクリッピングの上限に達しました? | ライフハック心理学

しかしそういう問題があるにせよ、現在の「上限に達する」のはあまりに早すぎる気がする。仮に書籍の五割がコピーできたとしても、それで「本」として売ることができるかどうかは疑問である。上限に「五十%までマーキング」を認めても良いではないかと、1ユーザー的には思える。

おっしゃるとおり。

Kindleで<このアイテムのクリッピングの上限に達しました>となる件 | Calmly yet Daringly

マイクリッピングの話ですが、同じような問題です。

KINDLEを購入しました

ただし、これには制限があって、10ぐらいの文にハイライトすると(線を引くと)<このアイテムのクリッピングの上限に達しました>と表示され、テキスト形式に保存される文章には著作権の関係だと思いますが、限りがありました。

[ま]Kindle paperwhite で気に入った文章をシェアしてみよう(ただし無料本のみ) @kun_maa – [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

※このページが書かれたときとは異なり、今では、有料本でも、シェアは可能になりました。よかったよかった。

スポンサードリンク

関連記事

no image

kindle.amazon.co.jpで、パソコンからKindle本に書き込む(が、現時点では保存できない。)

1.kindle.amazon.co.jpで、パソコンから、Kindle本に書き込むことができる!

記事を読む

no image

Kindleのいいところを活かすために、4つのエリアのKindle本をそろえる

1.Kindleのいいところを活かすために、本のバランスを整える (1) Kindleのいいところ

記事を読む

no image

Kindle Paperwhiteで、テキスト選択と文字入力をちょっとでも快適にするコツ

1.Kindle Paperwhiteの、難点 (1) Kindle Paperwhite礼賛 Ki

記事を読む

no image

ブックマークレット「KindleHighlight」で、「kindle.amazon.co.jp」から、Kindle本のハイライト箇所を、シンプルなデータで、クリップボードに取り込む

その後の展開です。(2015-04-07追記) WorkFlowyにKindleのURLを書いて

記事を読む

no image

Kindleの個人ページをウェブクリップして、Evernoteに読書メモを残す

1.Kindleの個人ページを使えば、読書メモを残すのが簡単 Kindle本の一節に、ハイライトを

記事を読む

no image

本を、「思考する場所」として捉える

1.「本は読者と作者が一堂に会する場所となる」 (1) 『本は死なない』の予言 『本は死なない

記事を読む

no image

Kindle Paperwhiteは、買いです。とてもいいところと、ちょっとだけいまいちなところ。

1.もっぱらKindle Paperwhiteによる、私のKindleライフ すっかりKindle

記事を読む

no image

Kindleの個人ページ(kindle.amazon.co.jp)はおもしろい

1.Kindleの個人ページ、見たことありますか? Kindleの個人ページ、見たことありますか?

記事を読む

no image

新しいKindle Paperwhiteは、基本性能を重視した堅実なバージョンアップ

1.新しいKindle Paperwhiteが、発表&予約開始 2013/09/04、Ama

記事を読む

no image

Kindleのハイライト箇所をテキストでEvernoteに取り込み、読書のアウトプットを促す(kindle.amazon.co.jp)

1.Kindleを気に入っている2つのポイント 私がKindleを気に入っているポイントは、ざっく

記事を読む

スポンサードリンク

スポンサードリンク

no image
お待たせしました! オフライン対応&起動高速化のHandyFlowy Ver.1.5(iOS)

お待たせしました! なんと、ついに、できちゃいました。オフライン対応&

no image
「ハサミスクリプト for MarsEdit irodrawEdition」をキーボードから使うための導入準備(Mac)

諸事情により、Macの環境を再度設定しています。 ブログ関係の最重要は

no image
AI・BI・PI・BC

AI 『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]「それは、サピエンス全体に存在する協力を増やすか?」という評価基準

1.「社会派」に対する私の不信感 (1) 「実存派」と「社会派」 哲学

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]サピエンス全体に存在する協力の量と質は、どのように増えていくのか?

『サピエンス全史』は、大勢で柔軟に協力することがサピエンスの強みだと指

→もっと見る

  • irodraw
    彩郎 @irodraw 
    子育てに没頭中のワーキングパパです。1980年代生まれ、愛知県在住。 好きなことは、子育て、読書、ブログ、家事、デジタルツールいじり。
    このブログは、毎日の暮らしに彩りを加えるために、どんな知恵や情報やデジタルツールがどのように役に立つのか、私が、いろいろと試行錯誤した過程と結果を、形にして発信して蓄積する場です。
    連絡先:irodrawあっとまーくtjsg-kokoro.com

    feedlyへの登録はこちら
    follow us in feedly

    RSSはこちら

    Google+ページ

    Facebookページ

PAGE TOP ↑