Gmailでメールを開いたときのURLは、そのメールを特定する固定のURL
目次
1.GmailのURLの仕組み
Gmailをブラウザから使うと、画面が切り替わるたびに、アドレスバーに表示されるURLも切り替わります。このGmailのURLには、一定のルールがあります。いくつか、例を見ます。
(1) メール一覧画面のURL(ラベルの表示:#)
受信トレイ
https://mail.google.com/mail/u/0/#inbox
受信トレイのメール一覧画面は、末尾が[#inbox]というURLです。
すべてのメール
https://mail.google.com/mail/u/0/#all
すべてのメールのメール一覧画面は、末尾が[#all]というURLです。
この[#]という記号は、ラベルを示します。「受信トレイ」や「すべてのメール」は、ラベルの一種なので、[#inbox]のようになります。
「atode」というラベルを作っているのであれば、「atode」ラベルのメール一覧画面のURLは、末尾が[#atode]となります。
(2) メールを開いた画面のURL:アルファベットと数字の羅列(16桁)
メールを開いた画面のURLは、メール一覧画面のURLの後ろに、アルファベットと数字の羅列が加わります。私の場合は、16桁でした。
例
https://mail.google.com/mail/u/0/#all/111a666d33333c88
重要な点は、メールを特定するのは、この16桁のアルファベットと数字である、ということです。そのメールにどのようなラベルが貼ってあっても、16桁のアルファベットと数字が一致すれば、メールを特定することができます。
たとえば、このURLは、[#all]というURLが含まれていますので、このメールが受信トレイにあるときにコピーしたURLです。しかし、その後に、このメールをアーカイブして受信トレイから移動させた場合であっても、上のURLを使えば、このメールにたどり着くことができます。
2.応用例
メールを特定するURLが固定されていることを応用すると、次のようなことができます。
(1) 自分宛に目次メールを送る
よく参照するメールがいくつかある場合、これらのメールのURLをコピーし、別のメールの本文に並べておけば、このメールが目次になります。
やり方は簡単。参照したいメールのURLをコピーし、新しいメールの本文に貼り付けて、簡単なメモを追記するだけです。
Gmailから目次メールを開き、メール本文内のリンクをクリックすれば、目的のメールに、いつでもたどり着けます。
Gmail内の移動なので、目的のメールに移動するスピードが速いことがメリットです。
(2) Toodledoに収納したタスクのノート欄に、関連メールスレッドのURLを貼り付けておく
Gmailの外からでも、GmailのURLは使用可能です。(ブラウザでGoogleアカウントにログインしておく必要はあります。)
たとえば、Toodledoのタスクのノート欄に、関連するGmailのURLを貼り付けておけば、タスクに取り組む際に、関連するメールを参照することができます。
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