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[展開]『コンテナ物語』から得た「入れ物」一般に関する知見を、WorkFlowyの「トピック」に応用する

公開日: : 最終更新日:2016/03/10 WorkFlowy

1.はじめに

『コンテナ物語』は、2015年に読んだ本の中で、もっともよい収穫を得た本のうちの1冊です。この本から、私は、「入れ物」による規格化・単位化が価値を実現するための条件を学びました。

『コンテナ物語』の「コンテナ」から、「入れ物」による規格化・単位化が価値を実現するための条件を考える

「入れ物」は、中身を規格化・単位化してくれます。でも、規格化・単位化すること自体が目的なのではありません。「入れ物」による規格化・単位化が、何らかの価値を実現するためには、次の3つの条件をみたす必要があります。

  • 全体のフローを貫くシームレスなシステムを描き、「入れ物」をそのシステムの中に位置づける
  • 「入れ物」の中身を操作することと、「入れ物」自体を操作することを、区別する
  • 「入れ物」に格納する単位は、(中身の性質からではなく、)フロー全体を貫くシステムの目的から決める

ところで、今の私にとって、いちばん大事な「入れ物」は、WorkFlowyの「トピック」です。今の私の知的生産は、WorkFlowyによって支えられているのですが、WorkFlowyが理想的な知的生産システムであることの重要な理由が、WorkFlowyの「トピック」が備えるいろんな特徴にあるからです。

そのため、『コンテナ物語』から学んだ「入れ物」に関する3つの知見をWorkFlowyの「トピック」に適用すれば、何かヒントが見つかるのではないかと思います。

今から、これをやってみます。

2.『コンテナ物語』から得た「入れ物」に関する3つの知見を、WorkFlowyの「トピック」に応用する

(1) 知的生産のフロー全体の中に「トピック」を位置づける

『コンテナ物語』から得たひとつめの知見は、

全体のフローを貫くシームレスなシステムを描き、「入れ物」をそのシステムの中に位置づけてこそ、「入れ物」による単位化・規格化は大きな力を発揮する

ということです。

「コンテナ」は、個々の輸送を効率化しました。たとえば、「コンテナ」によって、港での船への荷物つめ込み作業は、格段に効率化されましたし、たくさんの荷物を1台のトラックで運べるようになりました。

しかし、「コンテナ」がもたらした流通革命の本質は、どこか一部分の輸送が効率化された、ということではありません。そうではなくて、「コンテナ」によって規格化・単位化された荷物が、世界レベルの輸送システムの上を、シームレスに流れていくことが、その本質です。

この本質が実現されるには、全体のフローを貫くシームレスなシステムが必要でした。世界レベルの物流フロー全体がシームレスなシステムとなり、その中を「コンテナ」が移動するようになったとき、「コンテナ」による規格化・単位化は、その真価を発揮しました。

では、これをWorkFlowyの「トピック」に応用するには、どうしたらよいでしょうか。

a.全体のフローを貫くシームレスな知的生産システムを、WorkFlowyを中心にして、組み立てる

まずは、全体のフローを貫くシームレスなシステムが必要です。

今考えているのは、知的生産です。だから、「全体のフローを貫くシームレスなシステムを描く」は、

「シームレスな知的生産システムを描く」

あるいは、

「知的生産のフロー全体を貫通させる」

と言い換えることができそうです。

ここで私が検討しているのは、「トピック」という入れ物に真価を発揮してもらうためのシステムです。ですから、「トピック」が十分に力を発揮できるように、このシームレスな知的生産システムを組み立てる必要があります。

そこで、私は、現時点で、WorkFlowyを中心にして、こんな知的生産システムを組み立てています。

ここには、「発見の手帳」や読書ノートによって着想を捕らえ、三色ボールペン方式を活用しながら文章を書くことで連想して思考を育て、ある程度のまとまりがつきそうな思考を整え、切り出し、発信する、という流れがあります。

知的生産のフローが貫通しています。

ですから、シームレスな知的生産システムを描くことは、とりあえず問題なさそうです。

知的生産のフローとWorkFlowy

b.「トピック」を、シームレスな知的生産システムの中に位置づける

次に、この知的生産のシームレスなシステムの中に、「トピック」を位置づける必要があります。

「コンテナ」は、世界規模の物流システム全体の中にうまく位置づけられています。「コンテナ」がうまく位置づけられているポイントをごく単純に表現すれば、

  • 「コンテナ」の中身を操作するのは、フローの両端だけ
  • フローの両端以外では、「コンテナ」の中身は操作せず、「コンテナ」自体を操作する

という点ではないかと思います。

そして、「コンテナ」の中身を操作しないで「コンテナ」自体を操作することで、全体のシステムがうまく流れている秘訣は、「コンテナ」に中身を格納する単位にあります。

つまり、

  • 「コンテナ」の中身の操作と「コンテナ」自体の操作を区別し、「コンテナ」自体の操作を重視する
  • 「コンテナ」自体の操作で実現できる範囲を広げるため、「コンテナ」に中身を格納する単位を設計する

という2つが肝です。

「トピック」も、これと同じです。

知的生産のシステムの中に「トピック」をうまく位置づけるには、「トピック」の中身(であるテキスト)の操作と「トピック」自体の操作を区別し、後者を重視することが大切です。

そして、「トピック」自体の操作によって多くを実現するには、「トピック」にテキストを格納する単位について、きちんと考えておく必要があります。

この2つは、『コンテナ物語』から学んだ2つめの知見と3つめの知見と関係しますので、項を改めて、考えてみます。

(2) 「トピック」にテキストを入力することと、「トピック」を組み立ててアウトラインを作ることとを、区別する

『コンテナ物語』から学んだふたつめの知見は、

中身の操作と「入れ物」の操作の2段階の枠組み

を意識することです。

「入れ物」の中身を操作することと、「入れ物」それ自体を操作することは、大きく異なります。中身の操作と「入れ物」の操作を別操作だと意識することで、それぞれに適した場面で、それぞれに適したやり方で、それぞれの操作を行うことができます。

たとえば、「コンテナ」システムは、コンテナの中身である荷物の操作と、「コンテナ」自体の操作を、はっきりと区別します。

中身である荷物の操作を行うのは、基本的には、最初に荷物を積み込む場面と、荷物を小分けに分類する場面だけ、つまり、フローの両端だけです。

また、「コンテナ」自体の操作は、規格化されていることもあり、積み込みや搬出など、ほとんど機械化・自動化されていますが、中身の荷物の操作は、多種多様な中身に応じて、柔軟に対応するものとされています。

では、これをWorkFlowyの「トピック」に応用するには、どうしたらよいでしょうか。

a.「トピック」の中身の操作と「トピック」自体の操作の区別

まず、WorkFlowyの操作において、2つを区別することが肝心です。

  • 「トピック」の中身の操作
  • 「トピック」自体の操作
(a) 「トピック」の中身の操作=「トピック」に格納されたテキストの操作

「トピック」の中身の操作とは、「トピック」に格納されたテキスト情報の操作です。「トピック」の中身とは、要するにテキスト情報なので、テキスト情報を文字単位で操作することが、「トピック」の中身の操作です。

こんな操作には、たとえば、次のものがあります。

  • 文字を入力する
  • 文字を装飾する
  • 文字を削除する
  • 文字をコピー&ペーストする

トピックの中にカーソルをおいて行うテキスト入力一般が、文字単位の、「トピック」の中身の操作です。

(b) 「トピック」自体の操作=「トピック」そのものに対する「トピック」単位の操作

これに対して「トピック」自体の操作とは、「トピック」が格納しているテキスト情報ではなく、テキスト情報を格納している「トピック」自体の操作です。

たとえば、次のものがあります。

  • トピックの移動
  • トピックの複製
  • トピックの削除
  • トピックのComplete

操作の単位が「トピック」であることがポイントです。

たとえば、トピックの削除は、トピック単位の削除なので、トピックの一部だけを削除することはできません。

【参考】

【連載】WorkFlowyのテキスト入力に関するキー操作の基本(2) テキストの選択(文字単位の選択とトピック単位の選択)

【連載】WorkFlowyのテキスト入力に関するキー操作の基本(4) 削除(「文字単位の削除」と「トピック単位の削除」)

b.「トピック」自体の操作を、より重視する

「トピック」の中身の操作(テキスト情報の文字単位の操作)と「トピック」自体の操作(「トピック」単位の操作)を区別した上で、「トピック」という入れ物の力を十分に発揮させるためには、後者である「トピック」自体の操作を重視することが大切です。

具体例を挙げて説明します。

たとえば、WorkFlowyで書き進めている文章を推敲する場面を考えてみましょう。

最初に、私は、こんなアウトライン構造で、こんな文章を書きました。

  • WorkFlowyの本質は、変化し続けることにあります。
  • 変化し続けることには、大きなメリットがあります。変化し続けることで、いろんな思考を促すからです。
  • でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。変化と対立する概念は固定ですが、場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。
  • そこで、WorkFlowyで考えるためには、変化し続けるWorkFlowyを固定する道筋を確保することが大切です。

この文章を推敲するとして、たとえば、3つめの「でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。変化と対立する概念は固定ですが、場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。」というトピックの語順を並び替えたほうがよいな、と思ったとします。

つまり、今は、

  • でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。
  • 変化と対立する概念は固定ですが、
  • 場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。

と並んでいますが、これを、

  • 変化と対立する概念は固定ですが、
  • でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。
  • 場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。

という順序にしたほうがわかりやすいんじゃないか、と思ったとします。

このとき、WorkFlowyでは、この並び替えを、「トピック」の中身の操作によって実現することもできますし、「トピック」自体の操作によって実現することもできます。

「トピック」の中身の操作によって実現する方法は、ごく普通の方法です。「変化と対立する概念は固定ですが、」の部分を文字単位で選択して、カット&ペーストで行頭に移動します。おそらく、WorkFlowyを使う多くの人が、この方法を採用していることでしょう。

これに対して、「トピック」自体の操作によって実現する方法は、ちょっと変わっています。

まず、トピックを分割します。もともと1つだったトピックを、次の3つに分割します。

  • でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。
  • 変化と対立する概念は固定ですが、
  • 場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。

次に、「トピック移動」という「トピック」自体の操作によって、3つのトピックを並べ替えます。

  • 変化と対立する概念は固定ですが、
  • でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。
  • 場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。

そして、3つのトピックのつなぎ目を調整します。

  • 変化と対立する概念は固定です。
  • でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。
  • 場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。

ひとつのトピックに統合すれば、完了です。

  • 変化と対立する概念は固定です。でも、変化は固定よりもよい、というわけではありません。場合によっては、変化よりも固定のほうが望ましい場面もあるのです。

このように、ひとつの段落やひとつの文の中に存在する文や語句の順序を並び替えるために、「トピック」の中身の操作ではなく、「トピック」自体の操作を使うことができるのです。

「トピック」自体の操作は、テキストエディタやワードプロセッサで実現するのは、それほど簡単ではありません。「トピック」自体の操作を重視し、「トピック」自体の操作によって実現できる範囲を広げることが、「トピック」の力を引き出します。

(3) 「トピック」に入力するテキストの単位は、知的生産のフロー全体の目的から決める

『コンテナ物語』を読んで学んだみっつめの知見は、

「入れ物」に格納する単位は、フロー全体を貫くシステムの目的から決める

ということでした。

中身の性質や個数など、中身側の都合で単位を決めてはいけません。フロー全体の中に「入れ物」をどのように流すのか、という視点から、単位を決める必要があります。

「コンテナ」でいえば、フロー全体の目的とは、目的地や輸送方法、輸送に費やせる期間などです。目的地が異なる荷物をひとつのコンテナに格納してしまうと、目的に到達するまでの途中の段階で、コンテナを開封して荷物を組み替える必要があります。また、冷蔵しながら運ぶ必要がある荷物とそうでない荷物をひとつのコンテナに入れてしまうと、冷蔵しながら運ぶ、という目的の達成が危うくなります。

では、これをWorkFlowyの「トピック」に応用するには、どうしたらよいでしょうか。

a.「トピック」自体の操作で広い範囲を実現できるように、「トピック」に格納する単位を小さめにする

ひとつめは、先ほど2つめの知見について書いたことと関連しています。

先ほど、私は、語句や文の並び替えのために、「トピック」自体の操作を使うことができる、と書きました。そして、そのために、次のステップを示しました。

  • ステップ1 トピックを分割する
  • ステップ2 トピックの移動で並び替える 
  • ステップ3 トピックの中身を調整する
  • ステップ4 トピックを統合する

しかし、『コンテナ物語』で示された「コンテナ」システムからすれば、このやり方には、改善の余地があります。

「コンテナ」は、中身を格納する時点で、配送先や輸送方法を考慮します。

これと同じように、「トピック」にテキストを格納する最初の段階で、語句や文の順序を並べ替える可能性を考慮して、「トピック」にテキストを格納する単位を決めるのはどうでしょうか。

仮にそうすれば、「トピック移動」によって語句や文を並び替えるために必要なステップは、2つになります。

  • 「トピックを分割する」は、不要
  • ステップ1 トピックの移動で並び替える 
  • ステップ2 トピックの中身を調整する
  • 「トピックを統合する」は、不要

並べ替えだけではありません。「トピック」に格納する単位が小さければ、「トピック」自体の操作で実現できる操作は、広がります。削除も、コピーも、テキスト装飾も、ひとつひとつの「トピック」に格納されているテキストの単位が小さければ、文字単位ではなく、「トピック」単位の操作で実現できる場合が増えます。

その上、物理的な「コンテナ」とちがって、WorkFlowyの「トピック」は、格納する単位を小さくしても、それほど問題がありません。ひとつの「トピック」を増やしてもコストは増えませんし(WorkFlowy Proを前提としています)、共通の親トピックの下にまとめておけば、細かすぎて逆に煩雑になる、というデメリットも生じません。

ですから、「トピック」単位の操作で実現できる範囲を広げるため、「トピック」に格納するテキストの単位は、気持ち、小さめにしておくのがよさそうです。

※ちなみに、このあり方を突き詰めた完成形が、Tak.さんがプロセス型アウトライナーを使って文章を書く方法です。『アウトライン・プロセッシング入門』で紹介されています。

『アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術』

b.知的生産のフロー全体から、単位を設計する

ひとつの「トピック」に格納するテキスト情報の単位が、小さければ小さいほど、「トピック」自体の操作によって実現できる範囲が広がります。原理的に、そうなります。

しかし、ひとつめの知見からも明らかなように、大切なことは、知的生産システム全体をうまく機能させることです。「トピック」自体の操作によって実現できる範囲を増やすことは、このためのよい手段ではありますが、目的そのものではありません。単位を小さくし過ぎると、「トピック」自体の操作によって実現できる範囲は広がるけれど、知的生産システム全体がうまく動かなくなる、ということにもなりかねません。

(すごーく極端でバカバカしい例ですが、1文字1トピックにすれば、テキスト入力以外のほとんどすべての操作をトピック単位で実現できます。でも、1文字1トピックが、知的生産システム全体をうまく機能させるとは、とても思えません。)

そこで大切なことは、「トピック」にテキストを格納する単位を設計するときは、知的生産のフロー全体・シームレスな知的生産システム全体を見て、全体の目的から考える、ということです。

たとえばWorkFlowyを読書ノートに使うとします。

WorkFlowy抜き書き読書ノート

読書ノートには、たとえば次のような情報が格納されます。

  • 本の情報
    • タイトル
    • 著者
    • 発行年月日
  • 本からの抜き書き
    • 抜き書き
    • ページ数
    • 抜き書きが属する項目
  • メモ
    • 関連情報
    • 考えたこと
    • 感想

これらを記載したテキストを、どんな単位でトピックに格納するかは、知的生産システム全体から設計する必要があります。

たとえば、ブログ記事や書籍などで引用するのであれば、本からの抜き書きと自分のコメントを厳格に区別する必要があります。また、引用元情報として、本のタイトルとページ数を、抜き書きと一緒に管理しておく必要があります。

これに対して、本からの抜き書きそのものを引用することはせず、抜き書きはあくまでも思考の呼び水として使うなら、発想の源泉となった抜き書きから、自分が書いたコメントだけを切り離して移動やコピーなどして、それをひとつの文章へと育てていく、ということもありえます(そのような場合でも、インスピレーションを受けた元情報として付記する方がよいとは思いますが)。

また、たとえば、WorkFlowyをブログシステムとして使うとします。

ブログシステムとしてWorkFlowyを使うなら、ハサミスクリプトが核です。

WorkFlowyをブログツールに。ハサミスクリプトファミリーの整理(Win&Mac・HTML&マークダウン&はてな記法)

ハサミスクリプトは、WorkFlowyのトピック階層構造の形に応じて、HTMLを切り出すツールです。ですから、WorkFlowyをブログシステムとして使うなら、ハサミスクリプトの思想と仕様に沿って、「トピック」に格納する情報の単位を設計する必要があります。

たとえば、ひとつの見出しやひとつの段落になるテキストを、ひとつのトピックに格納する、といったことです。

このように、ひとつの「トピック」に格納するテキスト情報の単位は、知的生産のフロー全体の目的から考えて、設計する必要があります。

このことも、「コンテナ」システムから得られるヒントです。

3.おわりに

WorkFlowyは、全体としてひとつの流動的な有機体です。WorkFlowyは、この流動性を、「トピック」という柔軟な入れ物によって、実現しています。

ここには、全世界規模の物流システムの流動性が、「コンテナ」という柔軟な入れ物によって実現されていることとの、相似があります。

そこで、この記事では、『コンテナ物語』から学んだ、「コンテナ」システムを現に機能させている3つの知見を、WorkFlowyによる知的生産のシームレスなシステムへと応用することを考えてみました。

ポイントをふり返ると、次の3つです。

  • WorkFlowyで知的生産のフロー全体を描いて、その中に「トピック」を位置づける
  • WorkFlowyにおける「トピック」の中身の操作と「トピック」自体の操作を区別し、どちらかといえば「トピック」自体の操作をより活用する
  • 「トピック」自体の操作によって、知的生産のフロー全体の目的をよりうまく達成できるように、「トピック」に格納するテキスト情報の単位を設計する

WorkFlowyというツールが持つ特徴のひとつは、「トピック」という入れ物です。「トピック」という入れ物が存在することの意味を理解し、「トピック」という入れ物をうまく活用したとき、WorkFlowyは、より一層、その真価を発揮します。

【関連】

『コンテナ物語』の「コンテナ」から、「入れ物」による規格化・単位化が価値を実現するための条件を考える

「コンテナ」と「トピック」〜WorkFlowyの中に知的生産のフローを流すシステム〜

[具体例]本からの引用を格納した「トピック」は、WorkFlowyの中を、どのように流れていくのか?

「知的生産のフロー」の特徴から、知的生産を担う道具が備えるべき条件を考える

知的生産のフローとWorkFlowy

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