フリック入力をさらに便利に使うために、どこを改善できるか
目次
1.はじめに
私がスマートフォンを使う上で、文字入力は大きな位置を占めます。ですから、私にとって、文字入力を改善することは、スマートフォンの操作を改善することに直結します。
私が、どんな風にフリック入力に慣れてきたか、そのためにどのような練習をしたかは、以下の記事で書いたとおりです。
このような練習をしたことで、今では、文字入力自体にストレスを感じることはありません。とはいえ、改善できるものなら改善したい。
そこで、もっとここを改善できるのではないか、という点を考えてみます。
2.ブラインドタッチの導入 → 今のところ導入せず
(1) 問題意識
ブラインドタッチができるようになれば、予測変換を選択することが速くなる点などで、スピードが上がるように思います。キーボードでの入力なら、ブラインドタッチか否かで、世界が変わります。スマートフォンでも、ブラインドタッチをマスターすれば、入力環境が改善するのではないかと思います。
フリック入力のブラインドタッチについて、私は、やってやれないことはない、という感覚です。実際、ときどき試しています。さて、導入するかどうかを考えてみます。
(2) 検討
ア、メリット
スマートフォン、フリック入力のブラインドタッチは、それほど大きなメリットがないように感じます。
キーボードとの決定的な違いは、視線の動きです。パソコンの場合、キーボードと画面は離れており、キーボードを見ていると、その間、画面を見ることができません。これに対して、スマートフォンは、ソフトウェアキーボードが画面上にあるため、フリックするソフトウェアキーボードを見ていても、入力している文字までが自然と目に入ります。
ですから、ブラインドタッチをするメリットが、あまり大きくないように思います。
イ、デメリット・導入するためのハードル
これに対して、デメリット・導入するためのハードルは、小さくありません。
まず、レスポンスがないことから、ブラインドタッチの難易度が上がる点です。スマートフォンのソフトウェアキーボードは、パソコンの物理キーボードと違って、レスポンスがありません。(入力したときにブルっとふるえるように設定することは可能です。しかし、うっとおしいので、私は無反応にしています。)レスポンスがない中でブラインドタッチをするのは、押せたかどうかがわからない点で、難易度が格段に上がります。
次に、難易度が上がるため、ミスタッチが増えます。
さらに、同一画面にあるソフトウェアキーボードを見ないで入力するには、むしろ、あえて見ないように意識しなければならず、かえってストレスがたまります。見ちゃった方がストレスなく入力できるような気がします。
ウ、結論
したがって、ブラインドタッチを導入するメリットはあまり大きくなく、反対に、難しく、ミスタッチが多くなり、かえってストレスがたまるというデメリットが大きいので、当面は、ブラインドタッチを導入しないつもりです。
3.定型文や単語登録の活用 → がんばりたいです。
(1) 問題意識
フリック入力に限った話ではないのですが、Android版ATOKの、定型文機能と単語登録を活用したいと思っています。
(2)定型文機能
定型文機能は、あらかじめ登録しておいた定型文を、ATOKメニューをスライドで選択していくことで挿入できる機能です。
定型文機能をうまく活用するには、よく使う定型文をあらかじめ登録しておくことと、定型文呼び出しまでの時間を短縮することが大切ではないかと思います。しかし、私は、今のところ、定型文機能をほぼ使っていないため、登録している定型文もほぼゼロですし、定型文呼び出しまでの操作ももたついてしまいます。
登録に関して言えば、スマートフォンで文字入力をする上で、どんな定型文を登録しておくと便利なのかをいつも意識すること、登録するとよさそうだなと思ったものがあれば、それをちゃんとメモしておくこと、定期的に時間をとって、定型文を整理すること、あたりから始めようと思います。
定型文を呼び出す操作は、やはり、使うことと練習することだと思います。まずはいくつかの定型文を登録し、折に触れて使ってみます。
(3)フリック入力を意識した単語登録
単語登録は、フリック入力を意識した単語登録をしたいと思っています。
今までは、QWERTYキーボードでの入力を念頭に置いて、単語登録をしてきました。しかし、この単語登録は、フリック入力では、あまり役に立ちません。
たとえば、私は、[;]との組み合わせで、電話番号やメールアドレスなど、よく使うフレーズを登録しています。QWERTYキーボードでは、右手の小指に[;]キーが来るので、このキーとの組み合わせで登録するとすばやく入力できるためです。しかし、フリック入力の場合、[;]を入力するのがそれほど楽ではないため、ぜんぜん便利ではありません。
フリック入力には、フリック入力に適した単語登録があるはずなので、これを研究したいと思っています。
4.おわりに
スマートフォンの文字入力には、まだ改善の余地があると感じます。まずは、ATOKの定型文機能と単語登録をがんばりたいと思います。
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