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脱spモードメール計画(2) 相手の負担とメリットを想像する

公開日: : Android

1.代替の選択肢4つを、比較する視点

spモードメールの代替の選択肢として、私が思いついたのは、次の4つでした。

  1. Gmailなどの普通の電子メール
  2. SMS(ショートメッセージサービス)
  3. Facebook、Google+、Twitterなど
  4. LINE、カカオトーク、commなど

これらのうちのいくつかを試して、spモードメールに代替するものを見つけたいと思います。どのように比較して、どれから試すのがよいか、比較の視点を、検討します。

2.相手の負担とメリットを想像する

(1) 相手がいる

脱spモードメール計画が、これまでに私が試行錯誤してきたAndroidの使い方模索と違う点は、「相手がいる」ということです。

a.私ひとりが影響を受ける試行錯誤

これまで、私は、いくつかの場面で、Androidの使い方を模索してきました。たとえば、「Androidでタスクやスケジュールをどのように管理するか」とか、「Evernoteにテキストを投稿するには、どのアプリを、どう使うのがよいか」とか、「spモードメールアプリを少しでも快適に使うためにはどうしたらいいか」とか、「AndroidからEvernoteに日記を記録するにはどうしたらいいか」とか、「AndroidからEvernoteに子どもの成長日記を記録するには、どうしたらいいか」とか、いろいろです。

これらの試行錯誤は、私個人のAndroidの使い方の問題です。この試行錯誤に影響を受けるのは、基本的には、私ひとりです。失敗したって、自分が困るだけです。

ですから、自分ひとりで方針を決めることができます。また、試行錯誤するのも簡単です。不都合があったら修正したり別の選択肢を試せばよいのですから、どんどん試行錯誤すればよいです。

b.相手に行動を変えてもらう必要がある

これに対して、脱spモードメール計画は、違います。

まず、私ひとりでは、計画は進みません。相手に行動してもらう必要があります。

spモードメールのやりとりは、相手が私の@docomoメールにメールを送ったり、私が私の@docomoメールから相手のメールアドレスへメールを送ることによって、発生します。そこには、相手がいます。

私がひとりで「脱spモードメールだ!」と叫んでも、相手から私の@docomoのメールアドレスにメールが届けば、私は、spモードメールアプリを開いて、spモードメールを確認せざるをません。脱spモードメール計画を達成するには、私の@docomoのメールにメールを送ってくる人に、行動を変えてもらう必要があります。

c.気楽に試行錯誤できない

また、気楽に試行錯誤するわけにはいきません。たとえば、いったんGmailに切り替えた後、その後Twitterのダイレクトメッセージを使うことにしたら、相手に2回行動の変更をしてもらう必要があります。

試行錯誤を繰り返すことで少しずつよい形を模索する、ということが、できません。

(2) 相手の負担とメリットを想像する

脱spモードメール計画には、相手がいます。相手にも行動を変えてもらう必要があります。失敗前提で気楽に試行錯誤をするわけにはいきません。相手のことを考えて、相手に受け入れてもらいやすい選択肢を、慎重に検討する必要があります。

相手に受け入れてもらいやすい選択肢を検討するには、相手の負担とメリットを想像することが大切ではないかと思います。

相手が感じる負担は、自分が感じる負担と同じとは限りません。私は、新しいAndroidアプリやサービスを試すことが好きです。苦になりません。しかし、新しいアプリやサービスを試すことが苦になる人もいます。相手が何を負担に思うのか、想像することが大切です。

これと同じように、相手が感じるメリットは、自分が感じるメリットと同じとは限りません。自分がメリットに感じることをメリットと感じてもらえないこともあれば、自分がメリットと感じないことをメリットと感じてくれることもあります。相手が何をメリットと感じてくれるのか、想像することが大切です。

3.相手にとっての、4つの選択肢それぞれの負担とメリットを想像する

(1) Gmailなどの普通の電子メール

a.どんな方法か

Gmailなどの普通の電子メールを使って脱spモードメールを実現するために、相手に変えてもらう必要がある行動は、相手がメールを作成する際の宛先です。これまで、私の@docomoのメールアドレスに送っていたメールを、私のGmailのメールアドレスに送ってもらえばよいわけです。宛先を変えるだけなので、アドレスを変更したときにお願いするのと同じくらいの手間を要求するだけで済みます。この点では、負担が少ない方法だと言えます。

b.相手にお願いする負担

しかし、この方法にも、相手にお願いする負担があります。

ひとつは、携帯電話会社が提供している迷惑メール受信拒否設定です。携帯電話会社が提供している迷惑メール受信拒否設定の中には、携帯電話会社のメールアドレス以外のメールアドレスからのメールを一切受け付けない、という設定があります。迷惑メールは、通常、携帯電話会社のキャリアメールからではなく、普通の電子メールから送信されます。そのため、携帯電話会社のメールアドレス以外のメールアドレスからのメールを受け取らなければ、迷惑メールを、ほぼゼロに抑えることができます。そのため、このような設定にしている人が、わりと存在するようです。

このような設定をしている人との間で、Gmailなどのメールアドレスでメールのやりとりをするには、相手に、迷惑メール受信拒否設定を変えてもらう必要があります。

もうひとつは、デコメールなどの機能が使えなくなる、ということです。私自身は、デコメールが使えなくてもなにも困らないので、ちっとも負担ではありません。しかし、人によっては、デコメールが使えなくなることを、負担と感じるかもしれません。

c.相手にはどんなメリットがあるか

もうひとつ問題なのは、相手に生じるメリットが何もない、ということです。こちらのアドレスがspモードメールからGmailに変わることによって、相手には、何もメリットがありません。メリットがないため、相手には、積極的に行動変更を行う理由が何もありません。

(2) SMS

a.どんな方法か

SMSなら、携帯電話の電話番号だけで連絡を取ることができます。

今では、キャリアを超えてのやりとりが可能になりました。

b.相手にお願いする負担

SMSの場合、相手にお願いする負担は、次のみっつです。

ひとつは、相手が、SMSを受信拒否する設定をしている場合があることです。多くの人は、SMSをまったく使っていません。使わないからという理由で、SMSの受信を拒否する設定にしている人もいます。

もうひとつは、SMSは料金がかかる点です。docomoの場合、SMSの送信には、1通3.15円がかかります。パケ・ホーダイの対象外です。チャット感覚で1日10通送るとすると、1日31.5円、30日で1000円弱です。

文字メッセージのやりとりのためだけに相手に料金負担をお願いするのは、抵抗があります。

最後に、SMSのために別アプリを使う必要がある、という点です。

(3) Facebook、Google+、Twitterなど

a.どんな方法か

この方法は、Facebook、Google+、TwitterなどのSNSを使って、自分と相手だけが見ることができるメッセージをやりとりする、という方法です。

いずれのSNSにも、特定の人の間だけで閲覧可能なメッセージをやりとりする機能が搭載されています。そして、いずれのSNSも、スマートフォンアプリが存在します。そこで、お互いのスマートフォンでこれらのSNSを利用して、そのSNSを通じてメッセージをやりとりすれば、spモードメールに頼らずに、メッセージをやりとりすることができます。

b.相手にお願いする負担

相手がもともとSNSを使っていて、日常的にスマートフォンからSNSにアクセスしていて、その操作に習熟しているなら、相手にお願いする負担はそれほどないかもしれません。

これに対して、まだSNSを使っていない場合、SNSは使っているけれどスマートフォンからは使っていない場合、使ってはいるけれど特定の人との間のメッセージのやりとり方法などは全然知らない場合などは、負担をお願いすることになります。特に、SNSを使っていない人に、新たに使い始めてもらうのは、大きな負担をお願いすることになるので、あまり現実的ではないと思われます。

また、場合によっては、SNSは使っているけれど、リアルの人間関係にはあまり知られたくない、という場合もあるかもしれません。SNSを使ってやりとりをする場合は、SNS上でつながる必要があるところ、いったんSNS上でつながれば、SNSでどんな情報発信をしているかが、ある程度わかってしまいます。相手がこれに抵抗を感じるなら、この方法は、相手に大きな不安をお願いすることになります。

(4) LINE、カカオトーク、commなど

a.どんな方法か

LINE、カカオトーク、commなどは、無料通話・メールアプリ、などと紹介されるサービスです。携帯電話番号と紐付けして、お互いがデータ通信をすることで、インターネット経由でメッセージや音声通話のやりとりをする仕組みのようです。

メッセージのやりとりをするためには、友達としてつながる必要があるようですが、友達としてつながってしまえば、SMSとおなじような感覚でメッセージのやりとりをすることができます。

b.相手にお願いする負担

相手がもともといずれかのサービスを使っていて、スマートフォンからこれらのサービスを使っているなら、選択肢になり得ると思います。

他方で、これらのサービスは、プライバシーや個人情報の観点から、いろんな問題がある、といわれています。たとえば、LINEは、登録時に電話帳をLINEのサーバーに送信することを要求し、電話帳のデータを使って、電話帳に電話番号を登録している人を次々と友達に登録する、という機能を持っています。これらの問題に抵抗感を持つ人にLINEなどを使ってもらうのは、難しいのではないかと思います。

また、これらのサービスのアプリは、常時背後で動き、いろんな通信をしますので、バッテリーを食います。バッテリーに余裕がない機種を使っている人に使ってもらうのは、若干申し訳ない気もします。

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