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WorkFlowyで大切なことは、すべてEvernoteから学んだ

公開日: : 最終更新日:2015/02/23 Evernote, WorkFlowy

1.EvernoteからWorkFlowyへの転向

2014年11月から2015年1月までの2ヶ月間をふり返ります。

  • 2014年11月
    • 2014年11月まで、私が日記を書くのに使っていたツールは、Evernoteでした。
    • 2014年11月まで、私がブログ原稿を書くために使っていたツールは、Evernoteでした。
    • 2014年11月まで、私が講義ノートを作るために使っていたツールは、Evernoteでした。
    • 2014年11月まで、私がもっとも頻繁に使用し、もっともたくさんのエネルギーを注ぎ込んでいたアプリケーションは、Evernoteでした。
    • 2014年11月まで、私がこのブログでいちばん書きたいと思っていたテーマは、Evernoteでした。
    • 2014年11月、私の知的生産システムにおける中心的存在は、まちがいなく、Evernoteでした。
  • 2015年1月
    • 2015年1月になってから、私が日記を書くために使っているツールは、WorkFlowyです。
    • 2015年1月になってから、私がブログ原稿を書くために使っているツールは、WorkFlowyです。
    • 2015年1月になってから、私が講義ノートを作るために使っているツールは、WorkFlowyです。
    • 2015年1月になってから、私がもっとも頻繁に使用し、もっともたくさんのエネルギーを注ぎ込んでいるアプリケーションは、WorkFlowyです。
    • 2015年1月になってから、私がこのブログでいちばん書きたいと思っているテーマは、WorkFlowyです。
    • 2015年1月以来、私の知的生産システムにおける中心的存在は、WorkFlowyです。

2014年11月から2015年1月までのわずか2ヶ月。この間、私に生じた変化は、「EvernoteからWorkFlowyへの転向」と表現してもまちがいじゃないほど、大きくて急激な変化でした。

2.WorkFlowyで大切なことは、すべてEvernoteから学んだ

もちろん、今でもEvernoteのことは大好きです。また、今でもEvernoteは私の知的生産システムにおいて、重要な役割を果たしていますし、知的生産システム以外の場面、たとえば子ども成長記録ノートなどでは、Evernoteは依然として中心的な存在です。

ですが、ここで考えたいのは、「WorkFlowyが台頭してきた中でEvernoteがどんな役割を果たすべきか?」とか「EvernoteとWorkFlowyの役割分担はどうあるべきか?」といったことではありません。

この文章のテーマは、この文章のタイトル「WorkFlowyで大切なことは、すべてEvernoteから学んだ」です。ひと昔前に流行った本のパクリくさいフレーズである上に、単純化しすぎの感がある言葉ですが、でも、私自身の感覚では、8割以上は、そうだと思っています。

私は、あっという間に、WorkFlowyの深みにはまることができました。なぜ、私は、あっという間に、WorkFlowyにはまることができたのか。WorkFlowyの便利さに気づき、WorkFlowyの力を引き出す使い方を見つけることができたのか。

Evernoteの深みにはまった経験があったからです。WorkFlowyを使うときの私の発想は、ほとんど全部、Evernoteを使うときに私が採用していた考え方です。Evernoteを過剰なまでに愛用し、Evernoteの使い方をいつも試行錯誤していた経験があったからこそ、1ヶ月ちょっとの間に、一気にWorkFlowyの凄さを実感することができたように思います。

「WorkFlowyで大切なことは、すべてEvernoteから学んだ」

このパクリっぽい軽薄な言葉は、私にとっては、なかなか大きくて大切な意味を持ちます。重要なもの5つに絞って、私がEvernoteから学んだ、WorkFlowyで大切なことをまとめます。

3.Evernoteから学んだ、WorkFlowyで大切なこと、ベスト5

(1) Evernoteを育てる・WorkFlowyを育てる

私がEvernoteの力を引き出せるようになった最大のきっかけは、「Evernoteを育てる」という意識を持つようになったことです。

WorkFlowyを使い始めたとき、私は、Evernoteと同じ考え方をWorkFlowyに適用しました。つまり、「WorkFlowyを育てる」という意識で、WorkFlowyを使うことにしました。

WorkFlowyの「アウトラインはひとつあれば十分だし、ひとつだけの方がむしろよい」という思想は、「WorkFlowyを育てる」という意識と、とても相性がよいように感じます。

(2) フロー・ストック・アーカイブ:Evernoteノートブックの考え方=WorkFlowyトピックの考え方

Evernoteがノートを分類するために用意している機能は、ノートブックです。WorkFlowyが情報を区切るために用意している単位は、トピックです。

Evernoteのノート・ノートブックと、WorkFlowyのトピックには、大きくちがうところもあります(「情報を区切る単位はトピックだけでいい」というWorkFlowyの思想)。

でも、共通するところもあります。それは、ノートブックも、トピックも、「もれなくダブりなく(MECE)」で分類しなければならない、という点です。

もれなくダブりなくで分類するためには、分類の基準が必要です。この基準として、私は、Evernoteにおいて、「フロー・ストック・アーカイブ」という区分を採用していました。

次のとおりです。

  • 現在進行中→フロー
  • 現在進行中じゃない
    • あとから見返すことを想定する→ストック
    • あとから見返すことを想定しない→アーカイブ

これをEvernoteのノートブックに適用した結果が、次のとおりです。

「フロー・ストック・アーカイブ」の区分は、WorkFlowyの大きなトピックを立てる際も、基本原則になっています。

(3) テキストデータのポケット一つ原則で大量の書きかけの文章群全体を管理する

私がEvernoteをもっとも気に入っていた側面は、「文章を書く作業場としてのEvernote」でした。なぜ、「文章を書く作業場としてのEvernote」をそんなに気に入っていたのかといえば、テキストデータのポケット一つ原則を実現することができるから、です。

Evernoteの文章を編集する機能は、テキストエディタなどと比べれば、ぜんぜん大したことはありません。でも、Evernoteが実現すrテキストデータのポケット一つ原則のおかげで、大量の書きかけの文章群を抱えていても、それらの書きかけの文章群が、少しずつ形になり、いつか結実します。

個人が知的生産を進める上で、大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組みは、すごく大切です。私は、Evernoteのことを、個人が大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組みを手軽に入手できる、ベストに近いツールだと考えていました。(今でも、アップデート前の軽快なEvernoteは、個人が使える大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組みを提供してくれる、ベストなツールだったと思ってます。)

その後、私は、自分の「大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組み」をEvernoteから(OmniOutlinerを経て、)WorkFlowyへと切り替えました。

WorkFlowyを「大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組み」として使うときの心がけも、Evernoteのときと同じく、テキストデータのポケット一つ原則です。

WorkFlowyは、時間軸検索原則がそのままでは使えないため、『「超」整理法』的な仕組みを作るためには多少の工夫が必要になりますが、それでも、クラウドサービスであることや扱うデータがテキストのみで同期が速いことなどから、(往年の軽かった)Evernoteにも負けない、理想的な「大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組み」を実現することができています。

(4) 自分の知的生産の全体を、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」として捉える

私は、自分の知的生産の全体を、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」と「暫定的な作品群を公開する場所」のセットで捉えています。

この「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」というコンセプトは、Evernoteで文章を書き続けることによって、たどり着くことができました。

Evernoteで文章を書き続けると、Evernoteの中に、書きかけの文章も完成した文章も全部が集まっていくのですが、そうなると、だんだんとそこに有機体のような実体を感じることになります。この有機体のような実体のことを、私は、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」と名づけたのでした。

書きかけの文章や完成した文章を全部集めている場所を、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」というコンセプトで捉えると、文章を書いたりアイデアを膨らましたりする作業は、ひとつひとつの成果物を完成させるための手段であると同時に、自分の思考全体を育てるという意義も持つようになります。いわば二毛作です。

「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」というコンセプトを持つようになって、私の知的生産は、うまく回るようになりました。

さて、その後、文章を書く場所をEvernoteからWorkFlowyに切り替えるのに伴って、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」も、EvernoteからWorkFlowyに切り替えました。

WorkFlowyによる「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」も、Evernoteと同じく、うまく機能してくれています。加えて、WorkFlowyによる「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」には、マロ。さんによるハサミスクリプト「WFtoHTML_irodrawEdition」があります。

私にとって、この「WFtoHTML_irodrawEdition」は、とても強力なハサミです。「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」と「暫定的な作品群を公開する場所」を、とてもスムーズにつないでくれました。

(5) クラウドサービスへの「愛」

最後に、かなり抽象的で恥ずかしい話なのですが、クラウドサービスへの「愛」です。

Evernoteの使い方をいろいろと考え、Evernoteのことをいろいろと書いているうちに、私のEvernoteへの「愛」は、まあ、かなり高まりました。

はたから見たらちょっとへんだったかもしれませんが、自分としては楽しかったですし、また、Evernoteへの「愛」を持つことで、Evernoteの力をよりたくさん引き出すことができたような気がします。

私にとって、Evernoteは、クラウドサービスへの「愛」は、クラウドサービスからの力をぐんと引き出してくれる鍵なんだ、ということを教えてくれた存在です。

WorkFlowyを本格的に使うことを決めて、WorkFlowyのProアカウントを契約したとき、私は、これにならって、WorkFlowyへの「愛」を存分に発揮することにしました。WorkFlowyのいいところを探して、WorkFlowyがその本来の力をできるかぎり発揮できるように、工夫をしました。

WorkFlowyへの「愛」をベースに、WorkFlowyを試行錯誤してきたことは、WorkFlowyから大きな力を引き出す上で、とてもうまく機能してくれたように感じています。

4.知的生産のハイブリッド・システム

倉下忠憲さんの「ハイブリッド・シリーズ」は、私の知的生産の基本原則を構成する名著です。

私は、この「ハイブリッド・シリーズ」から、「ハイブリッド・システム」というコンセプトを受け取りました。

以前、私は、こんなことを書きました。

これに対して、「ハイブリッド・システム」は、ひとつの絶対的なツールや解法ですべてを解決する、という考え方ではありません。自分なりにいくつかのツールや解法を組み合わせてシステムを作り、システム全体で問題を解決する、という考え方です。

ひとつひとつのツールや解法に弱点があるなら、他のツールや解法でその弱点を補います。大切なのはシステム全体がどう機能するかであって、システムを構成するツールや解法に大きな意味はありません。

そのため、「ハイブリッド・システム」のコンセプトを持てば、ツールや解法の試行錯誤が容易です。気楽に、そのときそのときのベターを積み重ねることで、継続的に、システムを改善できます。

個別のツールや解法の試行錯誤が容易な「ハイブリッド・システム」というコンセプトは、自分個人のための知的生産システムを作るために、役立ちます。

引用元:自分個人のための知的生産システムを改善し続ける。「ハイブリッド」シリーズ(倉下忠憲)から受け取った「ハイブリッド・システム」というコンセプト。

EvernoteからWorkFlowyへの転向は、私にとって、知的生産のハイブリッド・システムを育てることの一環です。

WorkFlowyという、心から「愛」することができるツールを得て、私の知的生産のハイブリッド・システムは、大きく育ったのではないかと思っています。

WorkFlowyに興味をお持ちの方は

WorkFlowyは、基本機能を使うだけなら、無料です。1ヶ月間に作成できるトピック数に制限がありますが、それ以外は、さしたる制限なく使うことができます。

WorkFlowyに興味をお持ちの方は、お気軽に試していただけるとうれしいです。

無料プランの場合、1ヶ月間に作成できるトピック数は、標準だと250トピックに制限されています。しかし、以下の紹介リンクからご登録いただくと、250増えて、500トピックになります。

Get 2x the free WorkFlowy space.

紹介リンクからご登録いただくと、同時に、紹介主の1ヶ月あたりの制限数も、250トピック増えます。

この紹介リンクは、知的生産の治具工房のマロ。(@maro_draft)さんのものです。マロ。さんは、WorkFlowyと他のツールとをつなぐ知的生産の治具を精力的に開発されています。

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