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「なぜ●●にEvernoteを使うのか」という記事をいくつか書いた理由と現時点の到達点

公開日: : Evernote

1.「なぜEvernoteを使うのか」という問い

ここしばらく、私の中で、Evernoteがブームです。自分なりのEvernoteの使い方が何となく掴めてきた気がしているのですが、それがとてもうれしいので、よりいっそう、Evernoteでいろんなことをしたい、という気持ちが湧いてきます。

他方で、最近、「なぜ、私は、この用途に、Evernoteを使うんだろうか?」という問いを考える機会が、何度かありました(たとえば、ローカルノートブックについて考えたときや、Evernoteのサーバーがダウンして同期ができなかったとき、パパ友から、子どもの写真をFacebookに蓄積していることを聞いたとき、それから、アウトライナーというものに再会したとき、など)。

そこで、ここでいったん立ち止まって、「なぜ、Evernoteを使うのか」という問いを検討してみることにしました。

2.帰納的に検討してみることにした

(1) 2つの検討方法

「なぜ、Evernoteを使うのか」という問いを検討するためには、ふたつの方向の検討方法があります。ひとつは演繹的な検討方法で、もうひとつは帰納的な検討方法です。

a.演繹的な検討方法

演繹的な検討方法は、抽象的な原理や理論を出発点に、そこから具体的な問題を検討する、という方法です。

「なぜ、Evernoteを使うのか」という問いとの関係では、

  • 最初にEvernoteの特徴を抽象的にピックアップし
  • それぞれの特徴の強みと弱みを分析し
  • それらの特徴から、どんな用途が向いていてどんな用途は向いていないかを考える

といった検討方法です。

b.帰納的な検討方法

これに対して、帰納的な検討方法は、具体的な用途から出発して、それぞれの具体例から共通点を拾い出すことによって、抽象的な理論や原理を抽出する、という方向の検討です。

「なぜ、Evernoteを使うのか」という問いとの関係では、

  • 最初にいくつかの具体例を挙げて
  • それぞれの用途でEvernoteを使っている理由をピックアップして
  • 共通点を拾い出して、抽象的な理由を抽出する

という検討になります。

(2) 帰納的な検討による発見を期待する

これまで、私は、「なぜ、Evernoteを使うのか」という問いを検討しようとするとき、無意識に、演繹的な検討方法を採用していたような気がします。Evernoteの特徴を抽象的に考えて、その特徴との関係でその用途にEvernoteを使うべきか否かを判断する、という方向です。

でも、この検討は、今まではそれほどうまくいっていません。この理由は、たぶん、Evernoteでできることが多すぎるので、Evernoteの特徴を抽象的に捉えるのがすごくむずかしい、ということにあるのではないかと思います。

そこで、今回は、作戦を変えて、帰納的な検討で行くことにしました。自分が気に入っている使い方を具体的に考えて、Evernoteを使う理由を書いてみて、そこから、共通点を抽出する、という方向にしました。

3.とりあえずの3つの記事と、共通点の抽出

(1) 3つの記事

ここ1ヶ月くらいで書いた以下の3つの記事は、この帰納的な検討のためのものです。

Evernoteでブログ原稿を書く理由

なぜ、子育てにEvernoteを使い続けているのか

なぜ、文章を書く道具として、Evernoteを使うのか

最初の記事は、Evernoteでブログ原稿を書く理由。ふたつめの記事は、子育てにEvernoteを使う理由。そしてみっつめの記事は、文章を書く道具にEvernoteを使う理由。いずれも私にとって大切でお気に入りの用途なので、とりあえずこの3つについて、具体的に理由を考えてみました。

(2) 3つの記事から抽出した、3つの共通点

3つの記事からは、3つの共通点を抽出できるんじゃないかなと思います。

  1. ポケットをひとつにできる
  2. 必要な機能が揃っている
  3. Evernoteを育てることができる

a.ポケットをひとつにできる

最初はポケットひとつ原則です。Evernoteを使えば、ポケットをひとつにすることができます。

ブログ記事なら、書きかけも完成も投稿済みも含めて、全部の原稿をEvernoteに入れておくことができます。ブログ記事を書こうと思ったとき、Evernoteを開けば、すべてがそこにあります。

子育てなら、子育てに関する記録の全部をEvernoteに蓄積できます。新しい記録ができたらとにかくEvernoteに入れておけばよいですし、昔の記録を確認したくなったらEvernoteを探せばよいです。

すべてをEvernoteというひとつのポケットに入れておけるということは、整理整頓があんまり好きではない私にとっては、とてもありがたいメリットです。

b.必要な機能が揃っている

ふたつめは、Evernoteの機能が十分だということです。自分がやりたいことを実現するために必要な機能が、だいたい、揃っています。

ブログ原稿なら、文章の編集機能はもちろん、スクリーンショットを貼り付けておく機能も問題ありません。原稿がどの段階にあるか(アイデアなのか、かなりまとまりつつあるのか、完成したのか、投稿済みなのか)を区別することも出来ますし、投稿した記事のバックアップを自動で取得することもできます。

子育てなら、データ形式を問わず、文字も写真も動画も音声もPDFも何でもこい、という点がまず大きいです。マルチデバイス対応なので、スマートフォンで記録したデータをiPadで確認する、ということもできます。共有機能が充実しているので、実家の両親にノートブック全体をまとめて共有することもできれば、一緒にお出かけしたパパ友にそのお出かけのみを記録したノートを共有することもできます。

文章なら、「保存する」という動作が不要なので、どんどん新しい文章を書いていくことができるのがまず大きいです。そして、自分の目的との関係で必要十分な整理をすることが出来ること、検索によって昔書いた文章を探し出すことができること、「関連するノート」によってヒントを提示してくれることなども、付加的ですが欠かせない機能です。

c.Evernoteを育てることができる

みっつめは、Evernoteを育てることができる、ということです。

Evernoteは、育てれば育ちます。Evernoteが育つことは、Evernoteが生み出す価値が大きくなるということと、Evernoteを育てること自体が楽しいということにおいて、価値があります。

そして、Evernoteを育てるための、いちばんの近道は、Evernoteを使うことです。そのために、ブログ原稿や子育てや文章に、Evernoteを使う、ということです。

Evernoteを育てることとの関係では、どんなふうにEvernoteを育てたいのか、という観点が大切です。Evernoteを育てる方向は、Evernoteの中に何を蓄積するかで決まります。自分が価値を感じられるものを蓄積すれば、Evernoteはいい方向に育っていきます。でも、自分が価値を感じないものを蓄積していれば、どんなにノートやノートブックの数が増えても、Evernoteが育つことを楽しみには感じられません。

私にとっては、ブログ記事や子育てや文章は、Evernoteを好ましい方向に育ててくれる栄養です。ですから、私は、これらのためにEvernoteを使っているのだと思います。

4.現時点での、Evernoteを使う3つの理由

3つの用途からの帰納的な検討の結果をまとめます。

ブログ記事、子育て、文章を書くこと、という3つの用途にEvernoteを使っている理由から抽出したところによれば、私がEvernoteを使う理由は、

  1. ポケットひとつ:Evernoteにいけば、そのための全部がそこにある
  2. 必要な機能:Evernoteなら、やりたいことがだいたいできる
  3. Evernoteを育てる:それを蓄積することで、Evernoteを好ましい方向に育てることができる

という3つです。

もちろん、これは3つの用途からの帰納に過ぎないので、別の用途を考えれば、違った理由が出てくる可能性は残ります。でも、この3つのポイントは、私がEvernoteに求めるものを、それなりに的確に表現しているように感じます。そこで、この3つのポイントを念頭に置いて、これからもEvernoteとつきあっていこうと思います。

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