まさに『数学文章作法 練習問題編』!結城浩先生の『文章教室』がすごい。
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書き方・考え方
1.最短バージョン
結城浩先生のウェブサイトのコンテンツである『文章教室』は、読みやすい文章を書く練習をするための、よい教材です。『数学文章作法 基礎編』に対応する練習問題のようなものです。
読みやすい文章を書けるようになりたいなら、『文章教室』を練習問題として活用するとよいです。
2.短めバージョン
読みやすい文章を書けるようになるためには、文章の書き方の理論を学ぶだけでは足りません。練習が不可欠です。自分の手を動かして文章を書き、自分が書いた文章を添削する、という具体的作業をしなければ、読みやすい文章を書けるようにはなれません。
よい練習をするには、よい教材が必要です。よい教材とは、よい出題とよい解答とよい解説を備えた教材です。
結城浩先生がウェブサイトで公開されている『文章教室』は、読みやすい文章を書けるようになるための、よい教材です。『文章教室』を使って文章を書く練習をすれば、読みやすい文章を書けるようになります。
『文章教室』は、結城先生が、2002年1月から同年9月までの期間、ご自身のウェブサイトで実施されていた企画です。読みやすい文章を書くために大切な10個のテーマについて、
- そのテーマのポイント解説
- そのテーマの練習問題
- 練習問題の解答例と、読者から寄せられた回答に対する添削・講評(解答編)
の3つから構成されています。
ポイント解説を読み、実際に手を動かして練習問題に取り組み、解答編を読みながら自分の回答を自分で添削すれば、とてもよい練習になります。
●
現在、『文章教室』はお休み中です。でも、この『文章教室』から、『数学文章作法 基礎編』(結城浩著・ちくま学芸文庫)というすばらしい本が生まれました。『数学文章作法 基礎編』は、文章の書き方の基礎理論を学ぶ上で、もっともよい本のひとつです。
『数学文章作法 基礎編』で、読みやすい文章を書くための基礎理論を身につけた後は、『文章教室』を『数学文章作法 練習問題編』として活用して、文章を書く練習をしてみるとよいと思います。
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