2012年に始めた習慣のうち、いちばん効果の高い習慣は、ブログを書く習慣
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ブログ
目次
1.はじめに
「2012年に始めた習慣のうち、いちばん効果が高い習慣は何ですか?」と自分に問えば、私の答えは「ブログを書く習慣です。」となります。
私がブログを始めたのは2012年2月です。それ以降、書きたいときに書きたいことを書きたいだけ書いてきました。記事の数は200を超えました。ブログを書くという行為は、おおむね、私の習慣として根付いたのではないかと思います。
ブログを書く習慣が私の生活にもたらしているよい影響は、煎じ詰めれば、次のふたつではないかと思います。
- ブログというアウトプットの場を得たことによって、インプットとアウトプットがうまく回り出したこと
- ブログを育てることには育成ゲーム的なおもしろさがあり、このおもしろさが生活の彩りになっていること
順番に説明します。
2.アウトプットの場を得たことによって、インプットとアウトプットがうまく回り出した
(1)アウトプットの場を得た
このブログは、私が調べたことや考えたことをアウトプットする場です。Gmailをどう使うかとか、スケジュール管理・タスク管理はどうするのがよいかとか、Androidの機種変更をどのタイミングでどの機種にするかとか、docomoの回線契約はどうするのがいちばんお得かとか、そのような私が調べたり考えたりしたことを、アウトプットしています。
このブログを始める以前も、私は、いろんなことを考えたり調べたりしていました。ブログを始める前も、Gmailをどのように使うのがいいのかと考えて今した。ブログを始める前にAndroidの機種を選んだときも、機種を比較して、ひとつの機種に決めました。ブログを始める前にタスク管理システムに何を使うかを決めたときも、ToodledoとNozbeの違いは何で、どちらが自分に合っているかを考えました。
しかし、ブログを始めるまでは、私には、考えたことや調べたことをアウトプットする場がありませんでした。飲み会などでGmailの便利さを友人に語ったり、家族が機種変更をする際にどのAndroidがいいかを解説することはありましたが、自分がアウトプットしたいときに、アウトプットしたいだけ、アウトプットできる場は、ありませんでした。
自分が考えたことや調べたことを、自分の好きなタイミングで、自分の好きなように、アウトプットできる場が得られたのは、ブログを始めたからです。アウトプットの対象が生じたとき、アウトプットしたいという気持ちに任せて、自由にアウトプットできることは、ブログを始めたことの大きなメリットです。
(2)アウトプットがあることによって、インプットの質が高まる
アウトプットの場があることによって、自由に、好きなように、アウトプットできるようになりました。アウトプットの機会を得たことで、今度は、インプットの質が変わりました。高まったと思います。
最終的に、ブログにおいて文章の形でアウトプットする、ということが、出口です。その出口を意識することで、インプットの不十分な点に気づくことができました。また、より積極的な姿勢でインプットを行うことができるようになりました。
アウトプットの機会を得たことで、インプットの質が高まったことが、ブログを書く習慣のひとつのメリットです。
(3)インプットとアウトプットがうまく回り出した
また、アウトプットの場があることで、インプット→消化→アウトプット→インプット→……という流れが、自然に回り出しました。
それまでは、インプットしても、それで何かを生み出すわけではなかったので、いわば消化不良の状態になっていました。お腹はいっぱいなのですが、いろいろと興味があることがあるため、インプットを続けていたことによって、自分の中にいろんな情報やアイデアがやってくるのですが、それらが具体的な形をとることなく、自分の中でもやもやしている、という状態になっていました。
これに対して、アウトプットの場を得たことで、インプットしたものを何らかの形で消化して、具体的な行動ないしある程度まとまった結論にして、文章という形でアウトプットする、という流れができました。
3.育成ゲーム的なおもしろさが、生活の彩りになっている
(1)ブログには、育成ゲーム的なおもしろさがある
ブログには、育成ゲーム的なおもしろさがあるように思います。
ブログには、ゴールはありませんし、ゲームクリアもありません。しかし、ゼロから自分でブログを生み出して、そのブログを少しずつ成長させていく、というおもしろさがあります。
このおもしろさを分析すると、次の2つから成り立っている野ではないかと思います。
- 成長が目に見えるおもしろさ
- 自分の世界を育てるおもしろさ
(2)目に見える成長から感じられるうれしさ
ブログには、目に見える成長指標があります。他者に依存する数字としては、PV数、訪問者数、RSS登録者数、はてブ数、Tweet数、被リンク数などがあります。自分が左右できる数字としては、記事数があります。
GoogleアナリティクスやWordPress.comなどを利用すれば、これらの数字を時系列で追いかけることができます。これによって、ブログの成長を、目に見える数字の増加として捉えることができます。
ブログをはじめた当初は、1つの記事を投稿するのは大事で、記事数10個に到達するまでに、いったいどれだけのネタを考えなければいけないのだろう、と思っていました。しかし、慣れてくると勢いが付いてきて、どんどん記事を増やすことができるようになり、そのうち、50個、100個と成長していきます。
記事数が増えるに従って、PV数も、増加します。最初は1日10PVがやっとだったのに、あるとき100PVを突破し、その後も、突然PVが増える波が何度かやってきて、いつの間にか1日数千PVまで育ちます。
RSS登録数も増え、はてブされることもたまには起きて、リンクされたり、Tweetで触れてもらったり、いろんな広がりをしていきます。
これらは、目に見える成長です。
社会人になって数年経つと、良くも悪くも落ち着いてきて、目に見えて成長する分野というのは、限られています。そんな中で、自分の生活のどこかに、目に見えて成長している何かがあるというのは、とてもうれしいことであり、生活の彩りになります。
(3)ブログという世界を育てるうれしさ
自分のブログというのは、大げさに言えば、自分の世界です。
自分のブログに集まっている記事は、自分が興味を持ったテーマを扱った記事ばかりです。自分が調べたくて考えたくて書いた記事がたくさん存在しています。
ブログのデザインをどうするか、ブログでどこまで自分個人を出すか、ブログに広告を載せるか、どんなドメインを取るかなど、自分のブログに関して、自分で自由に決定できる事項は、無限にあります。
自分で決めて、自分が好きな内容ばかりをそろえたブログは、インターネットに開かれています。自分のブログには、インターネットを通じて、いろんな人が訪問します。見方によっては、自分が作った自分の世界に、いろんな人が遊びに来てくれるようなものです。
現実世界において、自分の世界を形にするのは、大変です。マイホームを建てるのは資金が必要です。自分が代表を務める会社なりお店なりNPOなりを作るのは、資金もノウハウも必要です。でも、インターネットにおいて、ブログという自分の世界を作ることは、せいぜい年間1万円の費用と、パソコンひとつと、あとは時間さえあれば可能です。
ブログを作ることによって、自分にとって居心地のよい世界を作り育てることも、毎日の生活に彩りを与えてくれるのではないかと思います。
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