*

[Evernote×旅行]Evernoteを旅行に使って、旅行全体をEvernoteにしまう

公開日: : Evernote, 子育て

1.あえてEvernoteを使う旅行をしてみた

(1) あえてEvernoteを使う旅行

先日の3連休、家族旅行に行きました。子連れで、2泊3日の、車で移動する旅行でした。

今回の旅行にあたり、私は、「Evernoteを旅行に使う」というテーマを設定していました。少し前に「Evernote×」の記事をいろいろ書いていたのですが、そのときに、「旅行はEvernoteと相性のよい分野じゃないか」と感じていたためです。

そのため、私は、旅行の準備も途中も終わった後も、あえていろいろEvernoteを使ってみました。今回の旅行は、いわば、あえてEvernoteを使う旅行でした。

そんな、あえてEvernoteを使う旅行を終えた今、「あえてEvernoteを使ったことで、今回の旅行はスムーズになったし、楽しくなった。」と感じます。

そこで、今回の我が家の旅行で、Evernoteがどんなふうに旅行をスムーズにしてくれて、どんなふうに旅行を楽しいものにしてくれたのか、実体験ベースで、まとめます。

(2) 前提

・2歳前後の子どもを連れての、車での旅行を念頭に置いてます。子連れじゃない場合や、電車や飛行機での旅行の場合は、ポイントが少しずれるかもしれません。

・我が家は、すでにEvernoteを子育てに使っています。両親が使う2台のiPhoneは、Evernoteの公式アプリとPostEverがインストールされていて、毎日活躍しています。

2.Evernote×旅行

(1) 旅の準備 ~旅のしおりをEvernoteに作る~

旅行に出発する前の準備段階は、調べたことを、Evernoteに集約するようにしました。

どんな順番でどこに行くか。宿泊はどこか。どの道を通るか。昼ご飯をどこで食べて、どこで何を買うか。誰にお土産を買っていく必要があって、持ち物は何がいるか、などなど。

イメージとしては、修学旅行やパッケージ旅行の「旅のしおり」です。旅のしおりをEvernoteに作る、というイメージで、いろんな情報をEvernoteに集約しました。

Evernoteに集約するのは、そんなに大した手間ではありませんでした。

もともと、旅行のための調べ物や、宿の予約は、大部分がインターネットからです。このようなインターネット情報の場合は、Evernoteに集約するために必要なのは、確認したウェブページをウェブクリップしたり、届いた確認メールをEvernoteに転送することだけでした。

また、ガイドブックの情報はスマートフォンで写真を撮ることで対応できましたし、持ち物リストや出発前チェックリストはチェックボックス機能を使って、さくっと作成しました。

旅のしおりをイメージしてEvernoteに入れたものを、箇条書きにしておきます。

  • 行程
  • 立ち寄る観光スポットの情報(電話番号は必須(ナビ入力のため)、住所、料金、由来・うんちくなど)
  • 宿の予約確認メール
  • 食事するところ
  • 持ち物リスト(子連れだと荷物が多いので、助かりました。)
  • 緊急時の動き方
  • お土産リスト

(2) 旅の途中 ~子ども成長記録ノートと何でもログ~

a.旅のしおりが活躍

旅の途中でも、できるかぎりEvernoteを使うことを心がけました。今回の旅行にはパソコンもiPadも持って行きませんでしたので、すべてiPhoneからです。

まず、事前準備で作った旅のしおり的なノートたちは、わりと役立ってくれました。

特に、立ち寄り先の電話番号は、カーナビの目的地を登録するときに大変便利でした。また、持ち物リストは、宿をチェックアウトするときの忘れ物確認にも役に立ちました。

b.子ども成長記録ノートをいつもどおり続けるのが、何よりの記録

我が家では、Evernoteに、1日1ノートで、写真とコメントによる子どもの成長記録ノートを作っています。

我が家で大活躍!子育てを彩る、Evernote子ども成長記録ノートの作り方と共有方法

Evernote子ども成長記録ノートのサンプルと作り方(Android×WriteNote Pro)

この子ども成長記録ノートは、夫婦双方の実家と共有し、リアルタイムで見てもらっています。

Evernoteのノートブックを共有して、子どもの写真付き成長日記を家族で共有する方法

Evernote子ども成長記録ノートを、じぃじ・ばぁばと共有すれば、みんなハッピー。

もともと、旅行のときは、写真をたくさん撮るので、あえて意識しなくても、もともと、子ども成長記録ノートにたくさんの投稿をします。

今回の旅行でも、子ども成長記録ノートは、基本の記録でした。

c.共有しないノートにとりあえず何でもログをとっておく

今回の旅行では、子ども成長記録ノートとは別に、とりあえずいろいろなログを残すためのノートをつけてみました。子ども成長記録ノートは実家の両親と共有しているため、自分だけの個人的なメモを、別に用意したわけです。

子ども成長記録ノートとこのログは、共有するかどうかで全然別の記録なので、別のアプリから投稿することが望ましいです。

今回は、子ども成長記録ノートはPostEver、何でもログにはStackOneを使いました。

iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 新世代エバーノート投稿ツール – StackOne

新世代Evernote投稿ツール「StackOne」オリジナルルールで自分仕様にカスタマイズ | Punksteady

(3) 旅の後 ~旅行特別バージョンの子ども成長記録ノート~

旅行から帰ってきたら、日常です。楽しかった旅行の思い出に浸るため、旅行特別バージョンの子ども成長記録ノートを作りました。

我が家の通常の子ども成長記録ノートは、1日1つのノートです。でも、旅行の思い出に浸るために、旅行を通じてひとつのノートで子ども成長記録ノートを作るとよいのではないかと思い、ひとつのノートにしてみました。

このとき、単純に合体させるのではなく、多少の編集をしました。

デジカメで撮影した写真にいいものがあったので、それを加えました。

観光スポットでもらったパンフレットや入場チケットを写真に撮って、入れました。

コメントが言葉足らずだったところは、もっとたくさん書きました。

旅行全体でひとつのノートを作ると、旅行の思い出に浸ることができて、楽しかったです。旅行をふり返る意味でも、悪くないと思います。

(4) 次の旅に向けて ~気づいた情報を整理して蓄積すると、次の旅行につながる~

最後に、StackOneで記録した何でもメモの中から、次の旅行のために役に立ちそうな情報を整理しました。

a.子連れ旅行の経験メモ

子連れ旅行は、大人だけの旅行とは違う注意点が、いろいろとあります。私はまだ、子連れの泊まりがけ旅行に数えるほどしかいっていないので、子連れ旅行に行くたびに、何かしらの失敗やヒヤリハットに遭遇し、身をもって、経験値を積み重ねています。

そこで得た経験値を、なんらかのかたちでまとめておく方がよいなと感じて、軽くまとめてみました。

たとえば、観光スポットやホテルやレストランについて

  • オムツ替えスペースがあるか
  • 子ども用の椅子があるか
  • オムツをしている子どもの大浴場利用はOKか
  • ベビーカーで移動できるか
  • 何歳から料金が必要か
  • 子どもが遊べるところがあるか(遊具とかキッズスペースとか)

などなど、気づいたことを適当にメモしておきました。

これらは、ウェブサイトで公開されていることもありますが、自分の体験に勝るものはありません。

同じ場所に我が家がもう一度行くことは、たぶん、ありません。でも、整理しておけば、親戚やパパ友ママ友との情報交換のためには役に立ちます。

(我が家も、今回の旅行で立ち寄るところを決めるために、同じ方面に旅行したことのある親戚にいろいろ教えてもらい、とても助かりましたので。)

b.車・高速道路関係

次に、車や高速関係です。

私自身は、車で長距離を運転する経験があまりないので、高速の渋滞スポットやサービスエリア情報などは、あまり知りません。乏しい経験をきちんと蓄積しておくことが大切だなと、今回の旅行で感じました。

たとえば、今回の旅行では、関東から中部に向かって新東名→東名と走ったのですが、この道には、渋滞するポイントがいくつかあります。そして、渋滞にはまったときに、どの車線が進みやすいか、ということが、わりと明確にあるように思います。

具体的には、新東名から東名に合流するジャンクションの渋滞は、たぶん、左側の走行車線の方がスムーズに進みますし、蒲郡付近の美合PA付近を先頭にする渋滞は、登坂車線がなくなって3→2車線に合流することを原因とする渋滞なので、途中までは登坂車線がスムーズだけれど、美合PA付近からは追い越し車線がスムーズに流れる、のではないかなあ、と感じます。

こんな経験をメモしておくと、今後、同じ方向を走行するときに、ストレスなく運転できるのではないかと感じます。

c.チェックリストのブラッシュアップと使い回し

最後に、チェックリストのブラッシュアップと使い回しです。

今回、Evernoteに旅のしおりを作るイメージで、持ち物リストとお土産リストを作ってみたら、とても役に立ちました。

今後の旅行でも、Evernoteにチェックリストを作ることは、続けようと決めました。

このうち、お土産リストは毎回変わるので使い回しはできないように思いますが、持ち物リストは、使い回しができるのではないかと感じます。

また、今回は作らなかったのですが、ホテルをチェックアウトするときのチェックリストなどを作っておくと、忘れ物防止になるかもな、と感じました(たとえば、iPhoneの充電器とか、金庫の中とか)。

3.旅行にEvernoteを使うと、旅行を丸ごとEvernoteにしまえる

以上、我が家の家族旅行を、あえてEvernoteを使う旅行にしてみた体験談をまとめました。

今回の旅行は、「あえて」Evernoteを使う旅行です。Evernoteを使う必要のない場面でも、Evernoteを使いました。そのため、Evernoteを使うことによって、かえって面倒になったり、つまらなくなったり、ということも、ひょっとしたらあるかもしれません。

でも、旅行にEvernoteを使うことには、すごくいいことがひとつあります。それは、その旅行を丸ごとEvernoteにしまうことができる、ということです。

旅行を通してEvernoteを使ったことで、今、私のEvernoteの中には、今回の家族旅行のいろんなことが、たくさん記録されています。このEvernoteを見直せば、今回の旅行がどんなもので、どんな楽しいことがあって、どんな失敗をしたかなどなど、全部思い出せます。つまり、私は、今回の旅行を、全部丸ごとEvernoteにしまうことができました。

Evernoteにいろんなものを蓄積するためのもっとも確実な方法は、いろんなことにEvernoteを使うことです。旅行にEvernoteを使えば、旅行をEvernoteにしまうことができます。

Evernoteを使う必要はないにせよ、また、ここまで必死にEvernoteを旅行に使わなくても、という突っ込みが想定されるにせよ、旅行を丸ごとEvernoteにしまえるだけで、あえて旅行にEvernoteを使うという選択肢は、十分アリなんじゃないかなと、感じています。

Evernoteは「大きな引き出し」。「しまう」と「響く」

スポンサードリンク

関連記事

no image

フロー、ストック、アーカイブ。Evernote情報処理システムに収納する情報の分類。

1.「Evernoteは、あらかじめEvernoteを整理しなくても、目的のノートを、苦労なく見つけ

記事を読む

no image

Evernoteの2段階認証を有効化する手順

1.Evernoteの2段階認証 少し前の話になりますが、2013年6月ころから、Evernoteで

記事を読む

no image

体験を深める手段として、Evernoteを使う。「深めたい体験をEvernoteに記憶させる」という方針。

1.Evernoteに体験を記憶させると、結果として、体験が深まる (1) Evernoteの強み

記事を読む

no image

サポテキ(5) Evernoteへサポテキからテキストを投稿する方法を3つ

1.Evernoteへサポテキからテキストを投稿する 私は、サポテキを、もっぱら、テキストデータの

記事を読む

no image

「自分以外の読み手を想定している&書いたあとで整理する」の領域に位置づけられる、Postach.ioとFargo

1.「自分以外の読み手を想定している&書いたあとで整理する」候補の、Postach.ioとF

記事を読む

no image

iPhoneで撮影した写真を整理する仕組み(16GBでも余裕のフロー・ストック・アーカイブ分類)

1.半年でiPhone 5c 16GBのストレージがいっぱいになった原因は、子どもの写真と動画 昨

記事を読む

no image

誕生日おめでとう、Evernote日本語版。Evernoteが100年続くことを信じて、Evernoteを使う

1.3月3日は、Evernote日本語版の誕生日だそうです さっきTwitterで知ったのですが、

記事を読む

no image

Evernote×ブログ記事。すき間時間を活用してブログ記事を栽培する方法

1.「単純作業に心を込めて」の記事は、Evernoteで栽培 私は、この「単純作業に心を込めて」に

記事を読む

no image

Evernoteのノートブックを整理した結果の記録(2014.6段階)

1ヶ月ほど前から取り組んでいたEvernoteの整理が、一段落しました。 今回、Evernoteを

記事を読む

no image

Evernoteのノートブックの数を減らしたい理由

はじめに Evernoteのノートブックとタグを、ゼロベースから設計しなおしたいと思いました。こう

記事を読む

スポンサードリンク

スポンサードリンク

no image
お待たせしました! オフライン対応&起動高速化のHandyFlowy Ver.1.5(iOS)

お待たせしました! なんと、ついに、できちゃいました。オフライン対応&

no image
「ハサミスクリプト for MarsEdit irodrawEdition」をキーボードから使うための導入準備(Mac)

諸事情により、Macの環境を再度設定しています。 ブログ関係の最重要は

no image
AI・BI・PI・BC

AI 『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]「それは、サピエンス全体に存在する協力を増やすか?」という評価基準

1.「社会派」に対する私の不信感 (1) 「実存派」と「社会派」 哲学

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]サピエンス全体に存在する協力の量と質は、どのように増えていくのか?

『サピエンス全史』は、大勢で柔軟に協力することがサピエンスの強みだと指

→もっと見る

  • irodraw
    彩郎 @irodraw 
    子育てに没頭中のワーキングパパです。1980年代生まれ、愛知県在住。 好きなことは、子育て、読書、ブログ、家事、デジタルツールいじり。
    このブログは、毎日の暮らしに彩りを加えるために、どんな知恵や情報やデジタルツールがどのように役に立つのか、私が、いろいろと試行錯誤した過程と結果を、形にして発信して蓄積する場です。
    連絡先:irodrawあっとまーくtjsg-kokoro.com

    feedlyへの登録はこちら
    follow us in feedly

    RSSはこちら

    Google+ページ

    Facebookページ

PAGE TOP ↑