AndroidでToodledoを使う(3) インテント機能でタスクを追加する
目次
1.インテント機能でToodledoにタスクを追加する
AndroidでToodledoを使う際に、ぜひ活用したいAndroidの機能が、インテント機能です。
インテント機能とは、Androidの特長のひとつであり、データを複数のアプリ間で受け渡しをしていく仕組みのことです。
Ultimate To-Do List は、インテント機能のデータ受け取り側に対応しています。どんなアプリからでも、Ultimate To-Do List にデータを渡すことができます。そのため、他のアプリで何かをしているときに新しいタスクが発生した場合、インテント機能を使って、Ultimate To-Do Listにタスクを含んだデータを渡すことができます。これによって、Toodledoにタスクを追加することができます。
2.具体例
いくつか、具体例を見ます。
(1)spモードメールからのタスク追加
まず、spモードメールアプリからのタスク追加です。spモードメールで受けたメールが、新しいタスクを発生させるものであり、かつ、そのタスクをすぐには完了できないのであれば、忘れないうちに、Toodledoに追加しておくことが望ましいです。この場合、以下のステップで、spモードメールアプリからToodledoへタスクを追加することができます。
- spモードメールで、目的のメールを開く
- メニューをタップし、「共有」をタップする
- 「その他のアプリ」をタップし、インテント機能へ行く
- インテントのデータ受け渡し先に、「Ultimate To-Do List」を選ぶ
- すると、Ultimate To-Do Listのタスク作成画面が立ち上がる
- このとき、自動的に、spモードメールのメールタイトルがタスク名に、spモードメールのメール本文がタスクのメモ欄に記載されている。
- そのため、あとは、Due-DateやFolderなどを設定すればよい。
(2)Googleリーダー
次に、Googleリーダーからのタスク追加です。書評サイトで本を紹介する記事を読んでその本を注文したいと思ったときや、誰かのブログで新しいサービスを知って、そのサービスについて調べたいと思ったときなど、Googleリーダーで記事をチェックしながら、タスクを追加したくなる場面は、たくさんあります。
私が使っているGoogleリーダーアプリは「NewsRob」なので、NewsRobで説明します。次のステップです。
- NewsRobで、目的の記事を開く
- メニューをタップし、「Share Link」をタップし、インテント機能へ行く
- インテントのデータ受け渡し先に、「Ultimate To-Do List」を選ぶ
- すると、Ultimate To-Do Listのタスク作成画面が立ち上がる
- このとき、自動的に、記事のタイトルがタスク名、記事のURLがタスクのメモ欄に、追加されている
- そのため、あとは、Due-DateやFolderなどを設定すればよい。
(3)Pocket
あとで読むサービスのPocketからも、インテント機能を使うことができます。私は、Googleリーダーに登録している記事を読むときは、NewsRobでは読まず、Pocketに飛ばしてから読んでいるので、こちらの方がよく使います。
- Pocketで、目的の記事を開く
- 共有マークアイコン(「<」のような形のアイコン)をタップし、インテント機能へ行く
- インテントのデータ受け渡し先に、「Ultimate To-Do List」を選ぶ
- すると、Ultimate To-Do Listのタスク作成画面が立ち上がる
- このとき、自動的に、記事のタイトルがタスク名、元記事のURLがタスクのメモ欄に、追加されている
- そのため、あとは、Due-DateやFolderなどを設定すればよい。
(4)ブラウザ
ブラウザで情報収集をしているときに、新しいタスクが発生することもあります。
- ブラウザで、目的の記事を開く
- メニューをタップし、「Share Link」をタップし、インテント機能へ行く
- インテントのデータ受け渡し先に、「Ultimate To-Do List」を選ぶ
- すると、Ultimate To-Do Listのタスク作成画面が立ち上がる
- このとき、自動的に、ページタイトルがタスク名、ページタイトルとページのURLがタスクのメモ欄に、追加されている
- そのため、あとは、Due-DateやFolderなどを設定すればよい。
(5)Twitter(TweetDeck)
Twitterからタスクを追加することも可能です。
TweetDeckで説明します。
- ツイートを表示して、▼をクリック
- Shareをタップ
- インテントのデータ受け渡し先に、「Ultimate To-Do List」を選ぶ
- すると、Ultimate To-Do Listのタスク作成画面が立ち上がる
- このとき、自動的に、「Tweet fowarded by @tjsg_kokoro」との文字列がタスク名に、ツイート内容と誰のツイートかなどがタスクのメモ欄に追加されている
- そのため、あとは、Due-DateやFolderなどを設定すればよい
3.メール投稿投稿との比較
(1)Toodledoのメール投稿機能
Toodledoには、メールでタスクを追加する機能があります。したがって、Androidのインテント機能を使わなくても、内容をメールで送信する機能さえあれば、他のアプリからToodledoにタスクを追加することは可能です。
(2)インテント機能の強み3点
しかし、インテント機能によってToodledoにタスクを追加することには、以下の3点で、強みがあります。そのため、AndroidでToodledoを使っている方には、メール投稿ではなく、インテント機能によって、他のアプリからのタスク追加を行うことをおすすめしたいと思います。
a.速い
インテント機能を使えば、メールを送信するのではなく、直接Ultimate To-Do Listにタスクを追加します。メール送信よりも、速いです。
b.ローカルでタスク追加が可能
メール送信を使わないので、圏外でも、Ultimate To-Do Listへのタスク追加が可能です。
もちろん、最終的にToodledoと同期するには、ネットワークに接続された状態で、Ultimate To-Do ListとToodledoの同期が必要です。しかし、Ultimate To-Do ListとToodledoの同期は、ネットワークに接続されたときに、自動で、バックグラウンドで行ってくれますので、いつの間にか完了しています。
c.タスクの条件を指定しやすい
インテント機能によるタスク追加は、通常のUltimate To-Do Listのタスク追加画面によって行います。
そのため、タスク追加画面で、タスクのDue-Date,Folder,Tag,Contextなどを、簡単に追加できます。
メール追加によっても、文法を使えば、これらを指定することは可能です。しかし、煩雑です。Ultimate To-Do Listのタスク追加画面によって条件を追加する方が、簡単で気楽です。
4.おわりに
AndroidでToodledoを使うなら、インテント機能を使わないのはもったいないです。インテント機能によって、Toodledoが、ますます、広い範囲をカバーするインボックスとして機能します。
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