Evernoteという「大きな引き出し」に人生を「しまう」ことで、「Evernoteを育てる」
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Evernote
昨日、WorkFlowyで、このブログのWorkFlowyの固定ページを作りました。
WorkFlowy固定ページ【WorkFlowyを育てる】
固定ページ作るのは大変だと思い込んでいたため、「WorkFlowyの固定ページ作りたいけれど、面倒だなあ」と感じていましたが、WorkFlowyとハサミスクリプト「WFtoHTML_irodrawEdition」を使ったら、固定ページを作るのは、びっくりするほど簡単でした。
そこで、この勢いに乗って、Evernoteの固定ページも作成しちゃうことにしました。
Evernote固定ページ【Evernoteに人生を「しまう」】
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少し前のことをふり返ります。
2014年10月ころ、私のEvernoteに対する愛情は、かなり盛り上がっていました。その時期、Evernoteとアウトライナーをめぐる往復書簡のような一群のエントリがウェブに生まれていたのですが、私はEvernote派のひとりとして、せっせとEvernoteの魅力を語っていました。
ところが、そんな私のEvernoteに対する激しい愛情は、昨年11月ころのEvernote for Macのアップデートによって、しゅるるるると収まりました。さらに、2014年12月に使い始めたOmniOutlinerでプロセス型アウトライナーの魅力を知った上に、2015年1月に使い始めたWorkFlowyに魅了されることで、すっかり穏やかになりました。
ついに、私は、自分の知的生産のキーコンセプトである「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」を、EvernoteからWorkFlowyに切り替えるまでになりました。2014年10月から2015年1月まで3ヶ月間の自分をふり返ると、EvernoteからWorkFlowyへの転向と表現するのがぴったりな変わり方でした。
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そんなわけで、しばらくの間、Evernoteについて語ることからすっかり遠ざかっていたのですが、今回、Evernoteの固定ページを作る過程で、自分がこれまでに書いてきたEvernoteについての文章をざーっと読みなおしていたら、Evernoteはやっぱり素敵だ、と感じました。
私は、自分のEvernoteに、子どもの成長記録やブログ原稿、毎日の日記など、自分にとって大切なものを記録し続けてきました。Evernoteには、大切な体験がたくさん「しまわれて」います。
こんな大切なたくさんの経験をEvernoteに「しまう」ことで、私は、Evernoteを育て、同時に、自分の人生を育ててきたんだな、と感じました。
Evernoteは、私にとっての「大きな引き出し」です。Evernoteになら、日々の体験の全部を、まるっとそのまま「しまう」ことができます。
こうしてEvernoteに日々の体験を「しまう」ことは、究極的には、Evernoteに自分の人生を「しまう」ことです。Evernoteという「大きな引き出し」には、自分の人生が「しまわれて」います。Evernoteに「しまわれた」自分の人生は、きっとこれから「響き」続けてくれるはずです。
また、Evernoteに自分の人生を「しまう」と、その分、Evernoteを育てることができます。こうしてEvernoteが育つこと自体、すごくうれしいことですし、それ以上に、人生を「しまう」ことでEvernoteを育てることは、人生そのものを、普通に生きていくよりもちょっとだけ深く味わうための手助けになるんじゃないかという気がしています。
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EvernoteからWorkFlowyへの転向は、私にとって、引き返せない変化です。WorkFlowyには深く納得しているので、引き返したいとも思いません。とりわけ、ブログ原稿や講義案、着想キャッチメモや読書ノートなど、主に知的生産に関する多くの役割は、EvernoteからWorkFlowyに引き継がれました。
でも、WorkFlowyというしっくりくるツールと出会った今でも、Evernoteは、私にとって特別な存在です。そして、私にとって、これからのEvernoteの特別さは、「大きな引き出し」や「しまう」と「響く」、「Evernoteを育てる」といった、いくぶん情緒的なキーワードで語られるんじゃないかという気がします。
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