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500番目の記事に、「単純作業に心を込めて」でやりたいことを見つける(ブログで考え合う)

公開日: : ブログ, 書き方・考え方

1.500番目の記事は、「単純作業に心を込めて」を続けてきたことの成果だった

(1) 500番目の記事で、何か特別なことを書きたかったのだが、うっかり逃した

少し前(2014/01/31)に書いた記事(Evernote×Toodledo Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積するiftttレシピの整理)は、このブログの500番目の記事だそうです。「だそうです」というのは、久しぶりにWordPressのダッシュボードに入ってみたら、投稿数が500を超えていたために気づいたからです。

年末に、このブログの方向性を考えていたとき、もうすぐ500にたどり着きそうだということを意識していました。そして、500はいい区切りなので、記念すべき500番目の記事として、このブログの方向性を確認するような文章を書きたいなと考えていました。

でも、ここしばらくの間、「自分がEvernoteを使う理由は何だろう?」ということを考えたり、「iftttを使ってToodledoとEvernoteを連携する方法」が見えてきたり、ブログをきっかけにしていろんな方とやりとりができたり、倉下忠憲さんの『Evernoteとアナログノートによるハイブリッド発想術』を読んだり、などなどがあって、ブログに対する気持ちが、かなり盛り上がっていました。この盛り上がりにまかせて、書きたい記事を書きたいだけ書いていたら、知らないうちに、記念すべき500番目の記事を通り過ぎていました。

しまった。。。

(2) でも、後悔はない

でも、後悔はありません。むしろ、かえってよかったと思います。

それは、500番目の記事が、(たまたまですが、)「単純作業に心を込めて」というブログを続けてきたからこそたどり着けた方法を整理した記事だからです。ブログを続けてきたことによって、ちょっとではあるけれど、ウェブ空間に知恵を蓄積できたかなと思える記事だったからです。

そして、この500番目の記事のことをふり返っていたら、私は、私がこの「単純作業に心を込めて」でやりたいことの片鱗を見ました。

一言で表現すれば、それは、「ブログで考え合う」ということです。でも、「ブログで考え合う」という言葉だけでは伝わらないと思いますので、今から、このことを、長々と語ります。

2.500番目の記事は、ブログによってにたどり着けた知恵

(1) Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積する方法を求めていたが、たどり着けなかった

私が、自分の生活上のシステムを組み立てるときに大切にしている原則は、「いつの間にか知恵が蓄積されている」です(いつの間にか知恵が蓄積されている)。Gmailで全てのメールを送受信したり、Googleカレンダーですべてのスケジュールを管理したり、Evernoteですべてのブログ記事を書いたりすることによって、私は、「いつの間にか知恵が蓄積されている」というシステムを作ってきました。

でも、タスク管理の分野では、この「いつの間にか知恵が蓄積されている」を実現することができていませんでした。私がタスク管理に使っているのはToodledoなのですが、Toodledoは、未了のタスクを管理することはほぼ完璧であるのに対して、完了タスクを参照したり検索したりするための機能があんまり充実していないためです。

そこで、私は、Toodledoによるタスク管理にも「いつの間にか知恵が蓄積されている」を実現するために、Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積する方法を求めていました。そして、「Toodledo 完了タスク Evernote」などのキーワードで検索するなどして、そのためのヒントとなりそうな方法を求めていました。

しかし、いくつかヒントになりそうな方法はあったものの、しっくりくるものに出会うことはできませんでした。結局、その段階で私が思いつけた方法は、Toodledoでその日の完了タスクを表示させて、それをEvernoteウェブクリッパーでウェブクリップする、という、手作業、原始的な方法でした。

Evernote×タスク管理 Evernoteに完了タスクをウェブクリップすることで、Toodledoを補完する

(2) 新しい知恵にたどり着けた経緯をふり返る

このように、Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積することについての最初の記事を書いた段階では、私がたどり着いていた方法は、原始的で未熟な方法に過ぎませんでした。しかし、その後、あれよあれよという間に、ToodledoをEvernoteに蓄積する方法は、育っていきました。

この経緯は、こんな感じです。

これが、500番目の記事の前後、このブログの中で生じていたことです。最初の記事を投稿した1月17日から約2週間で、私は、1月17日当時の私が渇望していた知恵にたどり着くことができました。

(3) この経緯の、どこに興奮を覚えるか

この流れをふり返ると、私はけっこう大きな興奮を覚えます。

それは、私がここで書いた知恵が、ブログを書いていなければ、決してたどり着けなかったであろう知恵だからです。私は、ブログと無関係に得た知識や知恵をブログに還元したわけではありません。そうではなくて、その時点でたどり着けていた知恵をとりあえず形にしてブログに投稿することによって、いろんな人から教えていただいたり、ウェブ上に投稿された別の知恵と結びつくことによって、だんだんと知恵が育っていった、ということです。

私がここで書いた内容自体は、まあ、そんなにたいしたものではありません。でも、この知恵が生まれたプロセスは、けっこうすごいものなのではないかと思うわけです。

3.「単純作業に心を込めて」によって、何を実現したいか

(1) ブログを始める前に持っていたブログ観は、よい意味で、完全に間違っていた

この「単純作業に心を込めて」というブログをはじめるとき、私は、ブログとブログ以外の関係について、「ブログの外で得た知識なり知恵なりを、ブログに表現する」という方向をイメージしていました。つまり、「ブログの外で得た体験や思考や知識→ブログ」という方向のブログ観です。

ブログの外で本を読む、ブログの外でいろんなクラウドサービスを使ってみる、ブログの外で考える。。。。このような、ブログの外の何かを、ウェブという空間に表現するための手段が、ブログを書く、ということなのだろう、と思っていました。

でも、これは違っていました。完全に間違っていました。

もちろん、ブログの外で得た何かをブログに表現する、という方向は存在します。

でも、これだけではありません。逆の方向もあります。つまり、ブログに何かを表現することによって、ブログから、ブログの外にも生きる知恵が生まれる、というということが生じます。つまり、「ブログ→ブログの外」という方向です。

Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積する方法というのは、私がブログの外で必要としていた知恵でした。最終的に私がこの方法にたどり着くことができたのは、ブログから知恵をいただいたからです。「ブログ→ブログの外」という方向によって、私は、新しい知恵にたどり着くことができました。

(2) ブログで、考え合う

なんでこんなことが起きたのだろう、と考えました。

今回、こんなことが起きたのは、そふぁねさんの記事に出会えたことと、山本さんからメールをいただいたことという、ふたつの大きな出来事があったからです。おふたりのおかげです。

そして、おふたりから何かをいただけたのは、「単純作業に心を込めて」を続けてきたことによって、おふたりとの間に、緩やかだけれどわりと確かな関係を育ててきたからではないかと感じます。

ブログをすることによって、ブログを通じた緩やかな関係が生まれて、その関係によって、誰かから何らかのヒントなり思考のトリガーなりを受け取ることができる。それによって、自分は、ブログをしていなかったならばできなかったことを考えたり、体験したりすることができる。

このことを、私は、「ブログで考え合う」、と表現したいと思います。

ブログでできるのは、自分ひとりが考えたことをブログに表現する、というだけではありません。ブログをすることによって育つ緩やかな関係は、自分に何かを与えてくれて、それによって、自分一人だけではたどり着けなかった何かに近づくことができる場合がある。ブログをすることの意義は、自分だけで考えたことを表現することではなくて、ブログをしないとできなかった思考を可能にすることにある。ブログをすることで、誰かと一緒に同じ何かを考えることができる。

私が「単純作業に心を込めて」で実現したいことは、この意味での、「ブログで考え合う」ということです。この「ブログで考え合う」ということがどんなことなのか、まだはっきりと見えているわけではないのですが、この方向に、私がやりたいことがあるんじゃないかなあ、と感じます。

500番目の記事に、私は、こんなことを見ました。なので、うっかり500番目の記事を通り過ぎてしまいましたが、私はぜんぜん後悔していません。

これからも、私は、「単純作業に心を込めて」を続けていくことで、いろんな方と、ブログで考え合っていきたいと思います。たまにおつきあいしていただけると、すごくうれしいです。

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