*

アシタノレシピの仲間に加わり、普通の個人がブログのある毎日を送り続けることの意味と可能性を考える。

公開日: : ブログ

1.アシタノレシピの仲間に加わりました

この4月から、アシタノレシピの執筆メンバーに加えていただきました。

アシタノレシピ -明日を楽しくするレシピ集-

ちょうど今朝、ひとつめの記事が公開されたところです。

普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ(連載を始めるにあたって)

アシタノレシピは、日々の仕事やプライベートを楽しくするためのちょっとした工夫やコツ、考え方を紹介するブログメディアです。

アシタノレシピは「明日を楽しく!」をモットーに、日々の仕事やプライベートを楽しくするためのちょっとした工夫やコツ、考え方を紹介するブログメディアです。

私たちの生活には、仕事もあれば家庭生活もあり、働き、学び、遊び、楽しい事があれば友達と家族と笑いあい、時には苦しいこと辛いことを乗り越える必要もあります。アシタノレシピは、そんなごく普通のそれでいて二度とは戻らない大切な日常を、もっと楽しく、もっと幸せに過ごすために役立つ情報を発信することを目指しています。

アシタノレシピ、スタートです!

Hacks For Creative Life! 」の北真也(beck)さんをリーダーに、2011年12月、スタートしました。

当時、私は、スマートフォンやクラウドサービス、ライフハックに関する情報を求め、いくつかのブログを愛読していたのですが、ベックさんを始め、アシタノレシピ執筆メンバーの多くは、私が愛読していたブログの主宰者でした(たとえばはまラボ (当時は「化学系メーカー研究職です」)のはまさんとか)。

また、私がこの「単純作業に心を込めて」というブログを始めたきっかけは、アシタノレシピ主催の『みんなのイチ推しブログ選手権』にあります。

だから、私にとって、アシタノレシピは、特別な存在です。

そんなアシタノレシピの再スタートにあたり、ベックさんから声をかけていただきました。

(このあたりがひとつのご縁かな。→最近更新が楽しみで仕方ない原石Lifehack系ブログ11選+おまけ | Hacks For Creative Life! – ライフハックで明日をちょっぴりクリエイティブに –

新たな仲間と共に、アシタノレシピ本日より再スタートです

とてもうれしく思っています。

2.「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける」というテーマを選んだ理由

さて、アシタノレシピに私が設定したテーマは、「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける」ということです。このテーマをめぐって、ひとつのまとまった連載として、一連の文章群を書き続けていきます。

アシタノレシピに書く文章のテーマとして、この「普通の個人がブログのある毎日を送り続ける」というものを選んだことには、2つの理由があります。

ひとつめは、私がブログを始めたきっかけが、アシタノレシピだからです。私がブログのある毎日を送り続けていることをふり返るための場所として、これ以上の場所は、なかなかありません。だから、アシタノレシピのためにこのテーマを選んだことは、ある意味で、必然でもあります。

でも、これだけではありません。もうひとつの、大きな理由があります。それは、アシタノレシピという場所に文章を書くことを通して、この「普通の個人がブログのある毎日を送り続ける」というテーマを巡る考えを、前に進めていくことができるんじゃないか、ということです。

「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける。」

これは、私にとって、大切なテーマです。そして、「単純作業に心を込めて」というブログを続けているかぎり、これからも大切なテーマであり続けるんだろうな、と思っています。

なぜかといえば、私には、「単純作業に心を込めて」を続けなくてはいけない理由が、何もないからです。仕事やお金のために続けているわけでもなく、生活のためにやめられないわけでもなく、夢を叶えるためにしているわけでもありません。「単純作業に心を込めて」を続ける理由は、外からはやってきません。

今、こうして、私が、「単純作業に心を込めて」を続けているのは、外からの理由によってではなく、自分の中にある何らかの理由によってです。生き方とか、「自分の仕事」とか、志向性とか、そういった自分の内側にある何かゆえに、やめないでいます。

他方で、「単純作業に心を込めて」をやめたくない、とも思ってます。自分の思いにうまく言葉を与えることができず、思い描いていることを書き上げることに苦労し、産みの苦しみを味わうことも多いですし、文章を書くことに時間やエネルギーを注ぎ込みすぎて、他のところでひどい目にあいそうになることも、たまにあります。でも、私は「単純作業に心を込めて」が好きで、「単純作業に心を込めて」のために文章を書くのが好きです。だから、「単純作業に心を込めて」を続けていたいと思います。

こんな思いは、しばらく前に、倉下忠憲さんの『ブログを10年続けて、僕が考えたこと』を読むことで、いっそう強くなりました。

だから、私は、「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける」ということを、自分にとって大切なテーマとして持ち続け、じっくりと考えていきたいと思っています。

でも、今のところ、私はこのテーマを、自分で納得できるところまでは、考えることができていません。

このテーマの一部分になりそうなことなら、ところどころ考えを前にすすめることができています。たとえば、

といったところです。

しかし、このテーマの全体を、ひとつの形にまとめることが、どうしてもできずにいます。自分で納得できる全体が見えてきません。

なにかいい方策はないかなあと思っていたのですが、今回、アシタノレシピの話をいただいたとき、アシタノレシピに文章を書くことで、この状況を打開できるかもしれない、と感じました。

アシタノレシピなら、連載という形になります。書ける部分をひとつの記事として書くだけではなく、つながりのある一連の文章群として書き続けなければいけません。また、記事を書くペースが2週間に1回という固定ペースです。そして何より、アシタノレシピは、自分とこのブログにとって、特別な場所です。

こんなアシタノレシピの連載として一連の文章を書き続けていけば、「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける」ということを、ひとつのまとまった物語として考えることができるかもしれない、と考えたのでした。

3.アシタノレシピの連載で大切にする2つのこと

「普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける」というテーマ全体を納得できる形で考えきるため、具体的には、次の2つのことを大切にしようと思っています。

(1) 定まった投稿ペースに従って書き続けること

ひとつめは、定まった投稿ペースに従って書き続けることです。

アシタノレシピでは、私は隔週火曜日を担当します。2週間に1記事のペースは固定です。

自分のブログ「単純作業に心を込めて」では、書きたくなれば頻繁に書き、書けなければずっと書かないこともできますが、アシタノレシピではそうはいきません。どんなにたくさん書きたいことがあっても、2週間に1記事しか書けませんし、どんなに筆が進まなくても、2週間に1記事は書き上げなければいけません。

この2週間に1記事のペースが固定されていることを、うまく生かすことができればと思っています。

(2) ひとつのまとまった連載を書き上げること

ふたつめは、アシタノレシピの連載を、最初と最後のあるまとまった連載として完結させることです。

アシタノレシピは、自分のブログではありません。

私は、自分のブログに書く文章については、連載を書き始め、途中でそのまま放置しておく、ということを、よくやります。けっこう多いです。書きたいときに書きたいことを書きたいように書き、書きたい気持ちが落ち着いてしまったら、とりあえずしばらく寝かせておく、という感じです。

でも、アシタノレシピに書く連載は、自分のブログではない場所のための連載なのですから、そんなことはあまりしたくありません。書きたいことだけを好きなように書くのではなく、連載を始めるからには、最初と最後のある、ひとつの物語のようなまとまりをつけたいと思います。

以前、『クラウド時代の思考ツールWorkFlowy入門』を書いたときに感じたことは、ひとつの全体をまとめあげようとすることの意義です。ひとつの全体をまとめあげることは、とても大変です。しかし、他方で、ひとつの全体をまとめあげようとするからこそ生まれる思考が、たくさんあります。それほど長い時間ではありませんが、ボーナスタイムみたいな時期がやってくることもあります。

アシタノレシピに書くこの連載にも、そんな効果を発揮してもらいたいものです。だから、最初と最後のある、まとまった連載として書き上げることにこだわりたいと思います。

(もっとも、アシタノレシピの連載で最初から最後までの全体をまとめ上げるには、最初から最後までを順番に書いていかなければいけません。これは、1冊の本の全体を書き上げるよりも、ずっとハードルが高い営みのようにも思います。全然自信がなくなってきました。でもまあ、いけるところまでいってみます。)

4.おわりに

何はともあれ、自分にとって大切な場所であるアシタノレシピに文章を書くことができるというのは、それ自体が、とてもうれしいことです。持てる力を存分に注ぎ込み、書き続けていきます。

アシタノレシピの連載は、隔週火曜日です。「単純作業に心を込めて」共々、どうぞよろしくお願いいたします。

普通の個人が、ブログのある毎日を送り続ける、ということ(連載を始めるにあたって)

スポンサードリンク

関連記事

no image

現役効果を発揮させるための手段としてのブログ

1.ブログを持つ効用 by WRM 第214号 倉下忠憲さんのメールマガジン「Weekly R-s

記事を読む

no image

ブログは、ひとつの記事をひとりの読者に届けるための限界費用が、おそろしく低い

1.ブログによる情報発信と紙による情報発信は、属する世界が違う WordPressによるブログを1年

記事を読む

no image

ブログに文章を書くのは大好きだけれど、プロブロガーには、なりたくない。

1.私が考えたい対象は、「会社員ブロガー」ではなくて「プロブロガー」 (1) 会社員ブロガーを巡る

記事を読む

no image

ブログに対するトップダウン的アプローチとボトムアップ的アプローチ

1.はじめに 物事に対するのアプローチを、トップダウン的アプローチとボトムアップ的アプローチに分け

記事を読む

no image

「セルフブランディングを実践した先にある世界」と「その時点までの考察をアウトプットして、フィードバックを得る仕組み」

1.普通の個人が、自分の毎日に、「その時点までの考察をアウトプットして、フィードバックを得る仕組み」

記事を読む

no image

Windows Live Writerは、以前に書いた記事を更新するのも簡単です。

1.はじめに ブログの記事というものは、書いて投稿したらそれでおしまい、というものではなく、投稿し

記事を読む

no image

一冊の読書から得る果実を増やすために、読書記事の型を作った

1.読みっぱなしは、もったいない気がしてきた (1) Kindle Paperwhiteを使ったら、

記事を読む

no image

「文章を書き上げる理由」の獲得

1.自分のブログを持つ効用を、自分の価値観や考え方に引きつけて、探しだす こんなエントリを書きまし

記事を読む

no image

2014年1月に書いたブログエントリ一覧コメント付き段差バージョンと、OmniOutlinerの段差を一瞬でHTML化するAppleScript

1.はじめに 12月になったので、自分なりにぼちぼちと2014年をふり返っているところです。私にと

記事を読む

no image

ノート、Evernote、ブログ、そして……

1.自分の考えや思いに、文章というかたちを与えること こんな文章を書きました。 よき聞き手として

記事を読む

スポンサードリンク

スポンサードリンク

no image
お待たせしました! オフライン対応&起動高速化のHandyFlowy Ver.1.5(iOS)

お待たせしました! なんと、ついに、できちゃいました。オフライン対応&

no image
「ハサミスクリプト for MarsEdit irodrawEdition」をキーボードから使うための導入準備(Mac)

諸事情により、Macの環境を再度設定しています。 ブログ関係の最重要は

no image
AI・BI・PI・BC

AI 『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]「それは、サピエンス全体に存在する協力を増やすか?」という評価基準

1.「社会派」に対する私の不信感 (1) 「実存派」と「社会派」 哲学

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]サピエンス全体に存在する協力の量と質は、どのように増えていくのか?

『サピエンス全史』は、大勢で柔軟に協力することがサピエンスの強みだと指

→もっと見る

  • irodraw
    彩郎 @irodraw 
    子育てに没頭中のワーキングパパです。1980年代生まれ、愛知県在住。 好きなことは、子育て、読書、ブログ、家事、デジタルツールいじり。
    このブログは、毎日の暮らしに彩りを加えるために、どんな知恵や情報やデジタルツールがどのように役に立つのか、私が、いろいろと試行錯誤した過程と結果を、形にして発信して蓄積する場です。
    連絡先:irodrawあっとまーくtjsg-kokoro.com

    feedlyへの登録はこちら
    follow us in feedly

    RSSはこちら

    Google+ページ

    Facebookページ

PAGE TOP ↑